『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の日本国内プロリーグ「Rainbow Six Japan League 2022(レインボーシックス ジャパンリーグ2022)」(以下、RJL 2022)ではシーズン3が進行中。9月24日と25日にはDAY4とDAY5の各試合が行われました。
「RJL 2022」シーズン3が進行中
『レインボーシックス シージ』eスポーツ競技シーンでは、日本国内プロリーグRJL(Rainbow Six Japan League)が進行中。プロ10チームが日本チャンピオンの座を巡り、1年に渡る激闘を繰り広げます。
8月に完結したシーズン2でチャンピオンになったのはKAWASAKI SCARZでした。シーズン1からの連続チャンピオンとなり、その後もシーズン3DAY2時点で、2023年度のアジアリーグAPAC North入れ替え戦への出場を確定させました。
現在は今年度終盤にあたるシーズン3のレギュラーシーズンが続いており、この後11月に行われる「Japan Invitational 2022(ジャパンインビテーショナル2022)」で、海外チームをまじえてのトーナメントを開催しチャンピオンを決定します。
各試合の配信ログはX-MOMENTのYouTubeチャンネルよりご視聴いただけます。
- シーズン3 DAY4結果(※順延された試合を含む)
- CYCLOPS athlete gaming vs IGZIST:7-4
- DONUTS USG vs Crest Gaming Lst:7-5
- PSG Esports vs CYCLOPS athlete gaming:8-6
- Sengoku Gaming vs FAV gaming:3-7
- REJECT vs IGZIST:7-5
- SCARZ vs FNATIC:1-7
- シーズン3 DAY5結果(※順延された試合を含む)
- IGZIST vs Sengoku Gaming:8-6
- DONUTS USG vs SCARZ:7-3
- Sengoku Gaming vs Crest Gaming Lst:2-7
- FAV gaming vs FNATIC:2-7
- IGZIST vs PSG Esports:7-4
- REJECT vs CYCLOPS athlete gaming:8-7
USGが逆襲へ、SCARZは一転苦戦中
順延された試合を含め、12試合が行われたシーズン3のDAY4とDAY5。この2日間の戦いを通して暫定首位を確保したのはDONUTS USGでした。
シーズン2では不調に苦しんだ彼らですが、今シーズンでは持ち前のアタリの強さを活かします。DAY4では好調のCGLを下すと、DAY5では2シーズン連続チャンピオンのSCARZに対し、7-3での勝利を飾ります。
DAY5の舞台となった「高層ビル」の攻撃では、爆発物を活かした防衛側の揺さぶりや、Rento選手のAmaru(アマル)を使った爆弾拠点への急襲など、持ち前の大胆な踏み込みが奏功し、内容・結果ともに充実の試合が見られました。
一方のSCARZは、DAY3からスコア差のある3連敗(7-0、1-7、7-3)に苦しんでいます。
SCARZは10月21日よりタイでオフライン開催される国際大会「ROG Masters APAC 2022 Rainbow 6 APAC Final」にも出場予定で、ここでは韓国、インド、インドネシアのチームと対戦します。
先週に続いて宿題を持ち帰ることになった彼らですが、ここからチームとしてのスタイルをどのように再確認していくのかに注目です。
新FNATICとPSGに注目
今シーズンも各チームでロースター変更がありましたが、移籍情報で特に注目を集めたチームの1つがFNATICです。
来日を果たしたMag選手の試合出場が実現し、一方ではFAVからRamu選手を、さらに下部リーグ「RJO」の筆頭チームであるNORTHEPTIONから期待の新フラッガーTyopi選手を獲得。その結果、世界での経験も豊富な大ベテランと、現在のシステムのプロリーグから台頭した選手、そしてRJL誕生後に活躍し始めた選手がバランスよくそろったロースターとなりました。
DAY2ではUSGに僅差で敗れたものの、FNATICはここまで4勝1敗でシーズン2位を確保しています。DAY5では、互いによく知る選手たちがそろったFAV gamingと「銀行」で対決。防衛ではFAVの切り込み役であるYura選手のエントリーを完封しつつ、Ramu選手とMag選手が重要エリアをそつなく守り、Chibisu選手の遊撃も好調で1-5での攻防交代に成功します。攻撃に回ってからも、前に出て戦う若手組をベテラン組がしっかり支える安定した展開力を見せ、FAVを2-7で圧倒していました。
DAY4で特に注目を集めたのは、PSG EspartsによるCAGへの劇的な逆転勝利でした。攻撃の序盤では強気な姿勢を見せたPSGは、逆にCAGのペースに絡め取られ、1-5と大きくリードを許して攻防交代。しかし後半でReMuSe選手とiZRO選手がぎりぎりの耐えを発揮し2-6としてからは、タイムアウトを取って勝負に出ます。
その後4ラウンドを連取したPSGは、CAGをオーバータイムに連れ込むことに成功すると、そこで攻撃と防衛をともに成功させます。困難な試合を制したPSGはこれで貴重な勝ち点を獲得し、チームとしての進化を示しました。
PSGに敗れたCAGは、DAY5でREJECTと「オレゴン」で対戦。第1ラウンドでは、REJECTの地下防衛に対し、Anitun選手がNook(ヌック)で遊撃を排除しつつそのままエースを取る活躍を見せますが、REJECTもタイムアウトをはさみつつ、冷静に対応して3-3で攻防交代。REJECTはその後もtake選手やSolty選手が重要な撃ち合いを制し、試合はオーバータイムにもつれこみます。
最終ラウンドでは、向かい合っての撃ち合いとなった最終局面を制したREJECTがCAGに勝利。DAY3まで3連敗していたREJECTでしたが、今週はきっちり2連勝で終え、シーズン3の上位争いに参加する足がかりを得ることに成功しました。
RJI招待チームは韓国強豪DWG KIA
DAY4では、RJL 2022のクライマックスとして11月に開催される招待制トーナメント「RJI 2022」についても発表がありました。2枠ある海外からの招待チームの1つは、韓国の筆頭チームであるDWG KIAに決定。RJLの上位チームとオフラインで対戦します。RJIの開催情報などは、こちらの記事もご参考ください。
配信情報と試合日程
「RJL 2022 シーズン3」では引き続き、10月1日にDAY6が、10月2日にDAY7が開催されます。
シーズン6位のPSGは、5位のFAVと直接対決。互いにポイントの奪い合いとなります。好調FNATICの相手は、シーズン3でここまで勝利がないSengoku Gaming。Sironeko選手がFAVに移籍した一方で、USGのコーチであったLuugator選手を獲得してシーズン3での再出発を図っているところですが、こうした状況でFNATICとどう戦うかに注目です。
暫定首位のUSGは、「RJC 2021」以来の因縁であるCAGと対決します。IGZISTは順延試合も含めて今週は4戦をこなし、2勝2敗の成績でしたが、DAY6では3連敗中のSCARZと対面。互いにどんな試合を作るのか気になるところです。今週で立て直しに成功しつつあるREJECTは、今季好調なチームの1つであるCGLと対決します。
全試合はX-MOMENTのYouTubeチャンネルにて、日本語実況つきで配信されます。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Twitter
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