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マイクロソフトのアクティビジョン買収問題、「Call of Dutyシリーズ売却強制」の可能性 - Bloomberg報道

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衝撃の買収発表から、着地点がなかなか見えてこないMicrosoftのActivision Blizzard買収問題ですが、Activisionの人気ゲームタイトル『Call of Duty(コール オブ デューティー)』シリーズの売却を強制する可能性があると、Bloombergが報じました。

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CoDをシリーズを売却?

マイクロソフト史上最高額の690億ドル(約9兆700億円)もの巨額買収となるこの計画ですが、この買収計画調査のフェーズ2に入った英Competition and Markets Authority - CMA(競争市場庁)は2023年2月8日、著しい競争劣化と価格上昇、英国のユーザーにとっての選択肢減少、イノベーションの停滞につながりかねない」との暫定的な結論を公表。ざっと概要をまとめてみます。

  • 独立機関による徹底的な調査により、この買収はクラウドゲームとコンソールゲームに関する懸念を引き起こすと暫定的に判断。
  • 合併は、マイクロソフトのクラウドゲームでさらに強化し(すでに約65%専有している)、この成長市場での競争を阻害し、高価なコンソールを購入できない英国のゲーマーに害を与える可能性がある。
  • また、XboxとPlayStationのゲーム機間の重要なライバル関係を弱めることにより、英国のゲーマーに害を及ぼす可能性がある。
  • アクティビジョンの主力ゲームである『コール オブ デューティ(CoD)』を含む少数のゲームが、ゲーム機間の競争を促進する上で重要な役割を担っていると暫定的に認定。
  • 現在マイクロソフトは、アクティビジョンのゲームを自社のゲーム機専用とする(あるいは悪い条件でPlayStationに提供する)ことが商業的に有益であると判断している。

CMAの暫定的な調査結果は、この買収の市場と潜在的な影響を理解するために過去5ヶ月間にわたって行われた広範な調査の結果を受けたもの。この調査には、マイクロソフトとアクティビジョンから直接話を聞く現地訪問やヒアリングを始め、両社の市場に関する見解を理解するための300万以上の内部文書の分析、英国のゲーマーに対する調査依頼、他のゲーム機プロバイダー、ゲームパブリッシャー、クラウドゲームサービスプロバイダーからの証拠が含まれているとのこと。

Bloombergはこの買収計画を承認するためには、Activision Blizzardの抱える巨大IP『Call of Duty(コール オブ デューティー)』シリーズの売却を強制する可能性があると報じています。

今回はあくまでも暫定的な結論で、CMAの最終報告書は2023年4月26日を予定。もしCoDシリーズを売却(分割)したとしても『オーバーウォッチ』『ハースストーン』『ディアブロ』などまだまだ魅力的なタイトルを抱えるActivision Blizzardですが、パワーダウンは確実となってしまいます。

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Source:Bloomberg, GOV.UK


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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 結局psファンボーイ()はゲーム買わないからな
    ゲームで遊ぶよりもレスパの方が忙しいみたいだし

  • ソニーがアクティ救ってやれば済んだ問題だけど救わなかったからな~

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