新作CoD『Call of Duty 2024』は10月発売予定、マイクロソフトのフィル・スペンサー氏発言

Activision（アクティビジョン）には2024年も『コール オブ デューティ』の新作が期待されているが、現時点ではそのタイトルさえ発表されていない。

そんな中、Microsoft（マイクロソフト）のゲーム事業を手がけるMicrosoft Gaming（マイクロソフトゲーミング）より、CEOのフィル・スペンサー氏が『コール オブ デューティ』新作について発言。今年も例年と同様の時期となる「10月リリース予定」とのこと。

結局、「CoDを数年おきにリリース」という噂は実現しないことになる。

『CoD2024』は10月リリース見込む

Activision Blizzard（アクティビジョンブリザード）が傘下スタジオごとMicrosoftに買収されたことで、『コール オブ デューティ』の開発体制も変化する可能性が過去に指摘されていた。しかし、少なくとも2024年は例年通りのスケジュールになりそうだ。

Microsoftのゲーム事業を手がけるMicrosoft Gamingでは先日、社内でタウンホールミーティング（経営陣と従業員の対話の場）を開催。その内容は日本時間2月16日に一般公開されるが、ミーティングに出席した従業員経由で、Inverseが主要スタッフの発言を紹介している。

Microsoft GamingのCEOであるフィル・スペンサー氏は、以下のことを認めたという。

• 「Xboxから将来のハードウェアが出る」
• 「今年10月に新たな『コール オブ デューティ』が出ると考えて良い」
• 「昨今の人員削減は、うまくいっていないものをストップさせるための難しい決断だった」

Treyarchの新作に期待、BOシリーズか？

10月にリリース予定であること自体は、過去の傾向にも沿っている。Activision側からは何も報じられていないものの、コミュニティの噂話ではTreyarch（トレイアーク）が2024年のメイン開発スタジオになるとされている。

これは、2022年の『Call of Duty: Modern Warfare ll （コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2/ MWll）』はInfinity Ward（インフィニティウォード）が手がけ、2023年の『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ（コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3/ MWⅢ）』がSledgehammer Games（スレッジハンマーゲームズ）の担当だったことからの連想。

『CoD2024』の中身については、『CoD:MW3』のリリース前から噂が出回っている。最も支持されているのは「湾岸戦争を舞台にしたブラックオプスシリーズの新作、『コール オブ デューティ ブラックオプス ガルフ・ウォー』」というもので、ファンは正式発表を待っているところだ。

XboXの新ハードウェアとは？

スペンサー氏が触れた、Xboxの「将来のハードウェア」については詳細不明。

ゲーマーの噂話には、Xboxが複数の新ハードウェアを出す予定というものがある。また最近、「Microsoftも携帯機を出そう」といった旨の投稿（The Vergeのトム・ウォーレン氏による）にスペンサー氏が「いいね」をつけたことが注目されていた。もちろん公式な発表はない。

Xbox部門の社長であるサラ・ボンド氏は、ミーティングで「すべての画面にXboxを」と語ったという。複数のデバイスにXboxのゲームを対応させることで、世界一のクロス・プラットフォーム・ゲーム企業になるという大きな野望が同社にはある。

このコンセプト自体は以前から語られていた。「プラットフォーム独占タイトル」を作るのではなく、Xboxのゲームを、モバイル、PC、さらにPlayStationでもプレイできるようなゲーミングサービスを展開していくのがMicrosoftの目論見だ。『コール オブ デューティ』を、任天堂のプラットフォームでもリリースする約束をしたのもこの一環と思われる。

今回のミーティングでの内容を含むXbox事業の次なる展開は、日本時間2月16日午前5時に発表される。XboxのYouTubeチャンネルなどをチェックしておこう。

Source: Inverse