Ubisoft(ユービーアイソフト)の『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』eスポーツ競技シーンでは、イギリス・マンチェスターを舞台に「BLAST R6 Major Manchester 2024(以下、マンチェスターメジャー)」が開催中。
日本時間5月19日から20日にかけては、16チームによる「フェーズ2」DAY1を実施。スイスドロー形式で各チームが2試合を行い、日本チームSCARZは1勝1敗。CAGは2敗で次戦を迎える。
『R6S』マンチェスターメジャー フェーズ2 DAY1結果
- フェーズ2 ラウンド1
- beastcoast vs DarkZero:4-7
- FaZe Clan vs Team Secret:3-7
- Team BDS vs FURIA Esports:6-8
- E1 Sports vs Team Bliss:3-7
- Into The Breach vs Spacestation Gaming:7-4
- M80 vs Team Liquid:8-6
- PSG Talon vs Bleed Esports:5-7
- SCARZ vs CAG Osaka:7-4
- フェーズ2 ラウンド2
- FURIA Esports vs SCARZ:7-4
- DarkZero vs Team Secret:5-7
- Team Bliss vs M80:7-5
- Bleed Esports vs Into The Breach:7-5
- beastcoast vs CAG Osaka:7-3
- E1 Sports vs PSG Talon:7-8
- Team BDS vs Spacestation Gaming:7-5
- FaZe Clan vs Team Liquid:7-5
16チームのうち、この日2戦2勝を果たしたのはFURIA(ブラジル)、Secret(ヨーロッパ)、Bliss(オセアニア)、Bleed(東南アジア)の4チーム。2023年度全体を支配した元W7Mロースターから成るFURIAや、アジア勢が好調。
一方、2敗はCAG(日本)、E1(ブラジル)、Spacestation(北米)、Liquid(ブラジル)。この4チームは明日の試合で敗北するとメジャー全体からの敗退が決まる。
フェーズ2 ラウンド1:CAG vs SCARZ
日本チャンピオンKAWASAKI SCARZが、いよいよフェーズ2からメジャーに登場。しかし奇しくもラウンド1では、フェーズ1を見事に勝ち上がってきた日本チームCAG OSAKAと鉢合わせてしまう。イギリス・マンチェスターを舞台に、BO1でのジャパン・ダービーが始まった。
対戦マップは「国境」。SCARZが防衛、CAGは攻撃スタート。第2ラウンドでは、SCARZがCAGの設置したディフューザーを巧みに解除してみせ0-2でリードする。しかし直後に2-2と、拮抗した試合に。
ここでタイムアウトを取ったCAGは、補強壁を壊して敵を囲い込むオーソドックスな戦法にシフトする。しかしSCARZも変更意図を察知し、すぐに修正。2-4と、SCARZ優勢で攻防交代。
4-5の場面で一度タイムアウトを挟んだSCARZ。揺さぶりをかけつつ、真の狙いを読ませない巧みな攻撃術で先にマッチポイントを獲得すると、そのまま4-7でCAGを撃破。相手は日本チームながら、SCARZはまずメジャー1勝目を確保した。
ラウンド2:SCARZは世界王者と対決
スイスドロー形式では、前のラウンドがすべて終了するまで次の対戦相手がほとんど分からない。8試合を経てSCARZの次の相手と判明したのは、世界チャンピオンロースターを有するブラジルのFURIAだった。SCARZにとっては早速の試練となる。
マップは「クラブハウス」。ラウンド1でもFURIAはこのマップで対戦し、同じく優勝候補の一角であるTeam BDSに対して6-8で勝利している。
とはいえSCARZにとっては、FURIAのようなチームはどこかで必ず直面するメジャーの壁。気後れした様子は見せなかった。防衛からスタートしたFURIAに対し、まず地下攻撃と2階「金庫・監視」攻撃をコンパクトな手順で完遂させ、0-2でリードする。
しかしFURIAも分析力に長ける。流れの中ですぐさま対応し、2-2に。SCARZも返しの返しで食いつき、優勝候補チームを相手になんとか3-3で攻防交代となった。
防衛でスコアを稼ぎたいSCARZだったが、後半ではFURIAの大胆さが冴える。敵の思惑を読み取るのに便利なIQ(アイキュー)を駆使し、防衛網の穴を的確に狙い続けた。Wqsyo1選手が耐え抜く良い場面もあったものの、FURIAを悩ませるには至らず、6-4とFURIAが先にマッチポイント。そのままチャンピオンチームが強さを見せつける形で、戦いはラウンドスコア7-4で終結した。
CAGは北米1位のガンファイトに苦戦
ラウンド2でCAGの対戦相手となったのは、北米地域における今季序列1位のチームbeastcoast。チームとしては初のシックスメジャーだが、Gunnar選手やHotancold選手ら世界経験豊富な選手たちを擁している。
防衛から入ったCAGはまず2階を落とされた後、ShuReap選手がCaveira(カヴェイラ)をピックして試合の主導権を握ろうとする。しかしこれも難なく攻略されて0-2。対面での撃ち合いの強さが光る北米トップチームに対し、早めのタイムアウトを取ることに。
その後、4-2で劣勢のまま攻防交代したCAG。しかし攻撃に回ってからも、組み立てが思い通りにいかない。逆に踏み込むタイミングをbeastcoastに読まれ、自分たちの不利な形にはめこまれる展開に。6-2でマッチポイントを取られた後、1ラウンドは粘ったCAGだったが、最終スコア7-3でラウンド2も落とす結果となった。
次戦、CAGは生き残りを賭けE1と対戦
世界レベルの戦いが繰り広げられるマンチェスターメジャーはさらに続く。日本時間5月20日から21日にかけては、フェーズ2DAY2の8試合を予定。
日本チームSCARZは、午後9時15分から北米チームDarkZeroと対戦。1勝1敗チーム同士の対決で、こちらはBO1となる。
2敗したCAGは、残る最大3試合をすべてBO3で勝たなければならない。日付をまたいで、深夜0時15分からE1と対戦。ブラジル勢に対し、勝利するしかない状況だ。
マンチェスターメジャーは以下のチャンネルで配信中。大会中はシージ日本公式Xアカウントの通知をオンにして、最新情報をチェックしておこう。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: X, YouTube
コメント
コメント一覧 (5件)
なんかホリエモンに似てない?
一個前の記事で視聴エアプ指摘されてしっかり分析かけてきた774くん草
やりゃできるやん
774の分析と感想的確すぎて草生える
SZはグランドスラムロースターのFURIA相手に3:3折り返しからの防衛やったからワンチャンあるかと思ったんやが、そこやっぱり世界王者なだけあってTO後は対応されて寄り切られて終わってみれば7:4の完敗やったな。
まぁそんでもFURIA相手に対等に戦えてたから負けてすらも期待感が高まってラウンド3以降が楽しみやわ。
逆にCAGはすべてがプロ意識に欠けてるようなプレイでほんまクソやった。
案の定、フェーズ2は0勝2敗の崖っぷちで負けたことよりもその内容が悪すぎる。
1戦目のSZ戦はCAGの課題である攻めの基礎力の低さが露呈していつも通りのセットやラッシュのネタ殺しだけ。
もちろんSZレベルのチームには通用せず定評のある防衛すら雑なドライ、ハードピークで自滅。
2戦目のBC戦はマップBANから失敗して自滅、フェーズ1でBleedに0:7とフルボッコにボコされて苦手なんバレてるナイトヘイヴンラボをBANせずディサイダーマップになって攻めも防衛もダメダメで3:7とボコされてオワタ。
これは明らかにヘッドコーチのSuzuCの大チョンボで言い訳できへん、なんのためのヘッドコーチなんかほんま存在意義がなくてクソワロタ。
PSG Talonをたった2カ月で生まれ変わらせたFabian、フェーズ2であのITBに勝って堂々の2連勝のBleedを作り上げたJulioと如何にシージとゆーゲームでヘッドコーチが重要なんかわかってないんやから勝てんわな。
まぁCAGはフェーズ1突破してあらかた満足してんやろうな、それがあの雑なプレイに透けて見えてたわ。
ナイトヘイブンラボの攻撃取れないのは普通にヤバいよCAG