『BF6』マッチ感染率(MIR)の算出を見直し、熟練者を除外
ゲーム健全性の指標であるマッチ感染率(MIR)の計算方法にもメスが入る。MIRは、タイトル全体の試合のうち少なくとも1人のチーターによって悪影響を受けた試合の割合を示す指標で、証拠不十分で取り締まりに至っていない疑わしいチーターも含めて算出される。
アンチチート/分析チームが、既知のチート人口やツールの変化と噛み合わないMIRの上昇に気づき、原因を調査。行き着いた先は「正規プレイヤー、とりわけ乗り物に長く乗る高スキル層への通報」だった。
通報シグナルが招いていた誤検知
MIRは予測的な指標で、確定したチーターの数だけでなく、まだ検知しきれない潜在的なチート活動の推定にプレイヤー通報などのシグナルも取り込む。通報は疑わしい挙動の特定や検知の抜け穴の発見、新たな回避手口の把握に役立つ重要なシグナルであり続けているという。
ただし卓越したスキルや独特の立ち回り、あるいは悪意ある通報で正規プレイヤーが報告されることもある。公式は「毎試合ほぼ全員を通報していたアカウント」まで発見したという(かなり熱心な時間の使い方だ、と皮肉も添えている)。
算出方法の見直しと除外条件
通報だけでは制裁しない方針は変わらない。通報は調査の方向づけには役立つが、それ単独では不正の証拠にはならないためだ。具体的な算出方法は不正利用を防ぐため非公開だが、公式が示す原則は次のとおりだ。
長期間にわたり繰り返し通報されていても、他のアンチチート検知には一度も反応せず、手動レビューも複数回通過しているプレイヤーは、公式の言葉を借りれば「熟練のBattlefieldベテラン」としてMIRの集計対象から除外される。
ただしこの除外は、通報だけが唯一のシグナルである間に限られる。数百種類あるアンチチート検知のいずれか一つでも反応すれば、そのプレイヤーは即座にMIRの対象に戻る。
公式は、100キル超を正規に叩き出して大量の通報を集めがちな車両クルーやリトルバード乗りを繰り返しフラグ立てするより、実際にチーターが動いている場所を正確に映せるようになるとする。チーターも通報や検知の実績自体は積み重なるが、熟練プレイヤーのような長期の対戦履歴を築く前に活動が終わる。大半は最初の数試合・数時間でBANされるためだ。
投稿には過去数カ月のMIRのビフォー/アフター比較も掲載されており、公開されているMIRは社内で実際に使用している指標と同一のものだという。

『BF6』TPM 2.0を8月29日に厳格化、プレイヤーの98.76%は既に準拠
セキュリティ要件の強制も前進する。TPM(Trusted Platform Module)チップの問題でセキュアブートを有効化できないプレイヤー向けに設けていた猶予を、メーカー各社との調整を経て解消した。今回のアップデートに合わせ、日本時間8月29日からTPM 2.0の要件を厳格に強制する。
TPM仕様はTrusted Computing Groupが定義し、ISO/IEC 11889-1:2015に準拠したものだ。トラブル時はEAのTPM 2.0トラブルシューティング記事が案内されている。
公式データによれば、現行プレイヤーの98.76%は既に要件を満たしたハードで動作中。残る1.24%の大半は、サードパーティ製エミュレーターやハード準拠のなりすまし、あるいは何らかのBOT/チートに関与しているという。
一方、HVCI(Hypervisor-Protected Code Integrity)とVBS(Virtualization-Based Security)はローンチ当初から存在しつつ未強制の要件だ。正規プレイヤーへの悪影響を避けつつ最も効果的に展開する方法を検討中で、疑わしい挙動(テレメトリの欠落や偽装など)が見られるプレイヤー限定、ランク限定、あるいは公式・スポンサー付き大会限定といった段階適用も選択肢に挙げている。強制前には必ず告知するとのことだ。
『BF6』CPUクラッシュ対策とBF_SledgeHammerから
クライアントクラッシュの増加も報告されている。調査の結果、ユーザーのCPUマイクロコードとWindows Insider Updateがアンチチートソフトと競合していたことが原因と判明。MicrosoftおよびIntelと協力して解消済みで、最新のマイクロコード更新とWindows更新の適用が強く推奨されている。Javelinランチャーのエラーメッセージもより分かりやすい表現へ改善し、トラブルシューティング記事も更新していくという。
チームの中の人アカウント「BF_SledgeHammer」への反響についても言及があった。アカウントを運用する複数のスタッフは、日々のアカウント審査やチート報告の調査、試合観察、異議申し立て対応を優先しているため、DMすべてへの個別返信までは手が回らないという。
SNSでのやり取りは公式サポートの代替ではないと強調し、異議申し立てや通報は正式なシステム経由で行うよう改めて呼びかけている。ゲーム内通報は追加のテレメトリを起動し、調査を格段に効果的にするからだ。
「鍛冶場にはまだハンマーが山ほどある」
— BF_SledgeHammer(Battlefield公式アカウント)
フェアプレイ強化に向けた追加の発表を予告している形だ。
『バトルフィールド6』ゲーム基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2025年10月11日 |
| TPM 2.0厳格化再開 | 2026年8月29日 |
| 対応機種 | PC(Steam・EA App・Epic Games Store)/ PlayStation 5 / Xbox Series X|S |
| 価格 | 通常版 9,800円(税込)/ファントムエディション版 13,900円(税込) |
| Battlefield REDSEC | 基本プレイ無料 |
TPM 2.0の厳格な強制は日本時間8月29日に再開され、禁止ハード/ソフトの一覧にはXIM、Cronus Zen、Strikepack、Titan Twoなどが加わった。軽微な違反向けの新警告「ナッジ」も導入され、マッチ感染率(MIR)の算出は熟練プレイヤーへの誤通報を除外する形に見直されている。
HVCIとVBSの強制についてはまだ実施時期が未定で、公式は事前告知のうえで段階的に導入する方針を示している。BF_SledgeHammerはフェアプレイ強化に向けた追加の発表を予告している。
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Source: EA
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コメント
コメント一覧 (8件)
高ping対策も早くしてくれよ、
あいつら弾も抜けるわ怪しい動き多いわでチーターか判別しにくいんだよ
凄い速度で倒されるからつよすんぎ
すげえ当ててくるし
BAN前に段階的な警告を一々出してたらチート作成側が研究し放題じゃないですか
昨今のPADでのRCフィルターとかAI搭載モニター等でグレーなデバイスが大量に生まれた結果と
エイムBoT自体もXIMを中継器にして画像認識型AIの制度が年々上がって来て脅威になり始めてるし
XIM自体も武器事のアンチリコイルの自動切換えに画像認識は乗り気なのでPC本体に🍎のような身の潔白を証明する必要が出てきたって事や
無論Windowsにんなこと期待できないからこうして警告と言う前段階を踏んでクッションとしてる
極端であり得ない例えだけど、ロジのラピトリマウスの時みたいな騒ぎが起こっても「BFとしてはそのデバイスはNG」と突きつけられるような仕組みが必要と言うことなんだろう
特定のデバイスに対して名指しで言ったところで他メーカーが真似して一般ユーザーが悪気無くそのデバイスを使っている そんなことが実際に起きるようになってしまったと言う事や
なるほど
分かりやすい、ありがとう
コンクエのマップローテーション何とかしろよ。なんでマッチ終わったら一旦解散するんだよ。
いい加減グレポン弱体化しろよ