Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』競技シーンでは、11月21日より世界大会SIX JÖNKÖPING MAJOR 2022(以下、ヨンショーピングメジャー)が開催中。この記事ではグループステージDAY3の結果をお届けします。
ヨンショーピングメジャーが開催中
ヨンショーピングメジャーは、年に3回行われるシージ競技シーンの世界大会「シックスメジャー」の1つで、2022年度最後のメジャーとなります。今回のプレイオフはスウェーデンのヨンショーピング市にて、現地のeスポーツイベントである「DreamHack Winter」内で開催されます。
日本チームCYCLOPS athlete gaming(CAG)も、2大会ぶりにメジャーに出場。グループステージで惜しくも敗退となりましたが、この後は会場をヨンショーピング市に移し、勝ち上がった8チームによるプレイオフが行われます。
- グループステージ:(23日に終了)
- プレイオフ:25日と26日、ヨンショーピングで開催の「DreamHack Winter」にて有観客開催
- グランドファイナル:27日(同上)
CAGはMNMにリベンジ成功
グループステージ最終日であるDAY3。日本チームCAGは、グループ内の順位は最下位ながら、2位から4位までの勝ち点が並んだことで、まだプレイオフ出場の可能性が残されていました。
この日はまずヨーロッパチームMNMと再戦。マップは前回と同じく「山荘」が選ばれました。DAY1では1-5とリードしながらも逆転敗北したCAG。今回の防衛では、下準備としてTwitch(トゥイッチ)をBANして重要エリアをガジェットでしっかり固めることを選びます。
前回の経験を活かしつつ、CAGは攻撃を4-2で折り返すことに成功。しかし防衛に回ってからは、MNMもCAGの傾向を把握してか、浮いたプレイヤーをロック射線で排除していく作戦が機能します。
DAY3では、昨日に引き続きAyagator選手が活躍します。前回は単独の立ち回りを封じられていましたが、今回はKOST80%と存在感を発揮してチームの支えに。MNMの選手たちも、Nook(ヌック)でスニーク射線を敷き、CAGの防衛網を分断しようとしますが、どうにか対処に成功したCAGはMNMを7-3で撃破します。裏で行われていたSoniqsとBlack Dragons(BD)の試合結果も受けて、グループ最終戦を前に2位に浮上することに成功しました。
グループステージ完結、CAGは惜敗
次のSoniqs戦が、CAGにとってグループステージ最後の試合となりました。勝利またはオーバータイムならプレイオフ進出。それ以外ではラウンド差の勝負になる構図の中、対戦マップに選ばれたのは「オレゴン」でした。
防衛から入ったCAGは、BlackRay選手の遊撃などで時間を作ろうとするものの、Soniqsのスピードを落とすことにはなかなか繋がらず、4ポイントを獲られ2-4で攻防交代します。攻撃に回ってからも、CAGは爆弾への素早いプッシュや、Anitun選手のMontagne(モンターニュ)を使った作戦で粘りますが、Soniqsはプレイオフが既に決まっている中でも無難な守りは見せず、相手を翻弄し続け先にマッチポイントを獲得します。
4-6まで粘ったCAGでしたが、最後はKanzen選手によるタワーへのハイドも刺さり、攻撃陣が総崩れに。ガンファイトや修正力では世界にも通用しつつあったCAGでしたが、Soniqsはそれを受け流す柔軟さで危なげなく試合を制圧し、4-7で勝利。この結果をもってCAGのメジャー敗退が決定しました。
今回のメジャーは、アジアチーム全体にとっての苦難となりました。CAGとともに出場した韓国チームSANDBOX、台湾のDire Wolves、タイのFURYそれぞれがグループステージで敗退する結果となり、国際大会の舞台で、アジアとはさまざまに異なる選手たちと試合をする難しさを痛感させられたと言えるでしょう。
戦いはプレイオフへ
ヨンショーピングメジャーは1日の中休みを挟み、日本時間11月25日より有観客環境でのプレイオフが開催されます。プレイオフは全試合BO3のシングルエリミネーションで、グランドファイナルのみBO5となります。
- プレイオフ準々決勝のマッチアップ
- Soniqs vs TSM
- Wolves Esports vs Team BDS
- w7m Esports vs Black Dragons
- Team Liquid vs FaZe Clan
抽選によって完成した対戦表では、勝ち上がった8チームのうち、北米(アメリカ)の2チーム、ヨーロッパ(フランス)の2チーム、ブラジルの4チームがそれぞれ同国同志で対決する構図になりました。
結果に関係なく各地域の代表チームがそれぞれ半分になってしまうこの対戦表に、リプ欄でもさまざまな意見が寄せられています。特にブラジル勢は、出場4チームすべてが勝ち上がったにも関わらず、互いに蹴落とし合ってしまうため、ブラジル同志のグランドファイナルは成立しません(ただしブラジルのベスト2以上は既に確定)。
一方で、シャーロットメジャーがそうだったように、グランドファイナルが同地域同志になっても、その地域外の人々にとってはそれはそれで興味が薄れる、といった指摘も見られます。見方を変えれば、アジアチームがゼロであることも、このような対戦表の成立に寄与したと言えるでしょう。
この8チームのうち、メジャーのタイトルを手にするのはどのチームになるのでしょうか。引き続きヨンショーピングメジャーのプレイオフの行方に注目です。
イヤー7シーズン4コンテンツが発表
グループステージの配信内で、次回の大型アップデートであるY7S4「オペレーション・ソーラーレイド」の全情報が公開されました。
「防衛側IQ」として高いポテンシャルを持つ新オペレーターSolis(ソリス)や、競技向け新マップ「ナイトヘイヴンラボ」など、新コンテンツの全貌は以下の記事をご覧ください。
- Y7S4「オペレーション・ソーラーレイド」新コンテンツ関連記事
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Twitter
コメント
コメント一覧 (1件)
絶対に同地域と当たらないなんてしたら、相手がどのチームになるか分かるようになって、絶対に予選でわざと負けたりするチーム出てくるよな
まるで自分達が正しいとばかりに振り分けの批判してる短絡的なリプが結構あって笑っちまう