ともすれば「塹壕戦」のイメージが強くなってしまいがちな、第一次世界大戦の世界が舞台となった『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』ですが、DICEが本作の舞台をWW1に決定した理由やゲームプレイの根底、当時の実在の兵器や武器、キャンペーンやマルチプレイに関する、現時点で明らかにできる様々な要素を語っています。
DICEは我々がイメージする第一次世界大戦の先入観に挑戦し、「誰もが知らない第一次世界大戦」を届けたいともしています。
第一次世界大戦の時代背景となった理由
- DICEでも多くの職員が昔からこの時代設定でやりたがっていた
- 当時はまだ単発式のライフルを使っていたというのは誤解で、皆が思っているよりリッチな時代背景
- トレイラーに登場した武器は全て実在したもので、ショットガン、ピストル、自動小銃なども実在した
- 様々な乗り物や武器が存在していて、ゲームプレイの可能性が広がっている
- BFシリーズで重要なのはメインとなるそのゲームプレイの柱を育むこと
- ロケーションにおいてもリッチな設定で、イタリアのアルプスであるドロミーティや砂漠など様々な場所が使用できる
創作が含まれた歴史となるのか?
- 実際の歴史が明確なルーツとなり、創作とのミックスは行われない
- ゲームで目にする装備やビークルなどの全てはその時代に実在したもの
- 現代の視点で見た第一次世界対戦が描写される
- (ネットで噂となっている)タイムトラベルは登場しない
ゲームプレイのために犠牲になったものは?
- 戦車は1917年まで登場せず、動きも鈍重だった。リロードも時間がかかったはず。
- ゲームプレイは非常に重要。ビークルや武器は使っていて楽しいものでなければならない
- バラエティに富んだビークルや武器を使い、過去作と同様のペースを保っている
- 慣れ親しんだ三すくみ(じゃんけん)のようなゲームプレイも実現している
- ゲームプレイと設定は驚くほどフィットしている
戦車は『BF4』の戦車と同様のイメージ?
- 当時、塹壕で戦う兵士にとって戦車は最先端技術の粋を集めた代物だった
- 彼らは「車輪のついた鉄の化物」の存在を最初は信じていなかった
- ビークルでそんなパワーと重量を表現するのがデザインのゴールだ
シングルプレイだと1人のキャラクターで世界中を旅させるのは難しいのでは?
- シングルプレイが重点を置いているのは、世界中の異なるストーリーと異なるキャラクター
キーアートに登場するキャラクターが彼になった理由は?
- カバーにするにはクールなイメージだと思ったから
- 戦争に対する一般的な視点だけではなく、人々の先入観に挑戦したかった
- 皆が知らない第一次世界大戦を届けたかった
- 当時、誰が戦って、どの軍が関与していたかを知らない人がいるかもしれない
- どの軍やキャラクターが登場するかは言えないが、そういったストーリーがゲームに込められている
キーアートのキャラクターが黒人なのはわざと?人々が知らないであろう戦争の一面も見せたかった?
- その通りで、そういった状況があったことを知らない人もいる
- ゲームでは多様性を見せたくて、それがキーゴールとなっている
- トレーラーの中ではべドゥインの女性兵士が馬に乗っているシーンが出てくる、彼女はシングルプレイでプレイ可能なキャラクターの1人だ
マルチプレイで1機以上のレッドバロンが登場する?
- レッドバロン(ドイツ軍パイロット。第一次世界大戦参加各国で最高の撃墜機記録)に関しては、レッドバロンになる気持ちを参考までに表現してただけ。同じマップで複数の複葉機が戦闘することは可能
『SWBF』のように歴史にちなんだ特定のスペシャルユニットが登場する?
- 今は言及できない
第一次世界大戦時に噂されたメガロドンは登場する?
- とても重要な質問だが、今は言及できない(BF4のメガロドン)
トレーラーでは戦艦が登場したが、複数の海にちなんだビークルが登場する?
- 今後様々なビークルが発表される。戦艦はその中の1つ
発表された4種の兵科(アサルト、スナイパー、メディック、サポート)が似通ってるように見えるが?
- 過去のBFと同様に兵科が登場する
- 正直なところまだ調整中のものであり、様々な武器やガジェットを試している
- 三すくみ的な要素はとても重要で、兵科もその要素においては完璧でなければならない
ビークルクラスは兵科とは別?兵科を選んでビークルクラスを選ぶ感じになるのか?それとも単独の兵科として登場?
- ビデオで言われている通りだ(単独の兵科)。戦車用のクラスとパイロットクラスが登場する
サポートクラスでは砲撃を要請できる?
- トレーラーにそんな光景があったかな?(笑)
- 様々な武器タイプが登場するが、ガジェットに関する具体的な話は出来ない
近接戦闘に関してはその他に言えることは?塹壕戦にフォーカスしたものになる?
- 近接戦闘は今作で明確に重点を置いている
- 時代的にも銃撃戦と近接戦闘のミックスが重要であり、武器やゲームプレイにおいても重要な意味がある
- 新しい近接戦闘システムがどのようなもになるかを具体的には話せないが、強力な近接攻撃となる銃剣での突撃が登場する
プレイヤーのキルとデスのペースは他のBFタイトルと変わらない?
- 使用できる機械類や武器で、プレイヤーが慣れ親しんでいる同じようなタイプのペースを保っている。ゲームペースが遅くなってはない
- ペースを早くすることも、遅くすることが可能で、今後も調整を行っていく部分
BF4は不安定なローンチだったが、同じ轍を踏まないよう行なうことは?
- これも重点を置いているところの1つで、BF4は問題の多いローンチだったのは理解している(関連記事)
- 経験を活かした『SWBF』のローンチは非常にうまく行ったと感じている
- 学んだことを全て活かして『BF1』のローンチを行なう
- オープンベータで安定性を確実なものにする
今後、SFや第二次世界大戦を背景にした作品を作りたいという衝動は?
- ゲームプレイをあれこれ考え、それが可能になる設定を考えると全てが魅力的だ
- 今回の時代選択はスタジオ全体が強く望んだもので、まるでパズルが組み合わさるように完璧にフィットした。我々が作りたかったのはこれなんだ
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バトルフィールド 1:正式発表トレーラー
『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』の発売日は2016年10月21日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。EA AccessかOrigin Accessのメンバーのユーザーは10月18日に先行アクセスが可能です。
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Source: VentureBeat
コメント
コメント一覧 (39件)
参考になりましたぁ
???「敵の潜水艦を発見!」
駄目だ!!
駄目かぁ