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【保存版】リアルスナイパー2名インタビュー「戦場で生き残るコツは●●が100%」「XXXは死ぬほど気を付けろ」

リアルスナイパー2名インタビュー「戦場で生き残るコツは●●が100%」「XXXは死ぬほど気を付けろ」
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盛況のうちに終わったゲームさんぽの『Escape from Tarkov(エスケープ フロム タルコフ)』シリーズ「【本物再び】元海外特殊部隊&スナイパーと超リアルFPS『タルコフ』をやってみた」動画ですが、EAAが気になる質問の数々を収録後のお二人にぶつけることができました。

リアル戦場を知る彼らだからこそ発せられる言葉や知識。非常に興味深すぎる「リアルスナイパー」のお二人のインタビューをご覧ください(敬称略)。

CONTENTS

リアルスナイパーインタビュー

第1話 元海外特殊部隊&スナイパーと超リアルFPS『タルコフ』をやってみた

大いに盛り上がった収録。結果全3話の大ボリュームとなった。

第2話 元海外特殊部隊&スナイパーと考えるFPSゲームの銃カスタマイズ

第3話 リアルスナイパーと一緒にタルコフの凶悪スナイパーと戦った結果

  • 永井 宏樹(ながい ひろき)氏:スナイパー。元特別職国家公務員。
  • 大佐(仮名)氏:元海外特殊部隊所属。多くの経歴は極秘。

なぜ「スナイパー」を職業に?

EAA!!:非常に興味深い経歴をお持ちのお二人ですが、まずは簡単な自己紹介をお願いします。

永井:HotSpring株式会社代表取締役の永井と申します。細かい経歴は言えませんが、狙撃手としてのお務めしています。

大佐:僕も多くを語れないんですが、海外の特殊部隊経験があって、スナイパー経験があって。ってところですね。

EAA!!:そもそも、お二人はなぜ、命の危険がある「スナイパー」という仕事を選択したのでしょうか。

大佐:危険だと思っていないからですね。

永井:僕は当時の部隊の人から「狙撃手になりなさい」と言われてなった方なので。

EAA!!:それは狙撃センスがあったということですか?

永井:僕の場合は元々、前進観測員という迫撃砲の誘導をやっていたんです。その能力を狙撃手としても使ってくださいということで。あと狙撃ではない基本射撃で特級や準特級(射撃の腕前ランクのようなもの)を取得できて、能力があることが分かったので狙撃手になったという経緯です。

周囲の人間を守るスキルセット

EAA!!:大佐さんも同じような経緯ですか?

大佐:僕は元々ハッカーだったんです。

EAA!!:?!

大佐:経歴は話せないので最初がハッカーということにはなるんですけど、スペシャルフォースにいた頃に「ハッカーをやりつつも幾つかのタスクを同時にやらないといけない」という話が出たんです。そこで「できるだけ現場には行きたくないし、相手の弾が届く距離で弾を撃ちたくない」と思ってスナイパーを選んだんです。

EAA!!:「遠距離ならそんなに危険ではない」と?

大佐:もちろん「弾が当たるか当たらないか」と「危険か危険じゃないか」というのは別なんですけど、そもそも軍事関係に所属するっていう行為自体を危険だと思っている人がいること自体が僕にはよく分からないんですよ。

EAA!!:ほうほう。その意図はなんでしょうか?

大佐:これはセンシティブな話題だと思うんですけど、何かあった時に能力を発揮することによって、少なくとも自分の周りの人間を守れるようにしておくべきだよねっていう考えが自分のベースにあるんです。ではそれを実現するためのスキルセット(知識、技能などの能力)として何を持ってたらいいかと言えばITなどのテクニカルな知識は絶対必要だし、武器を扱う能力に長けておいた方がいい。近接武器はもちろん必要ですし、ロングレンジの武器や爆発物も扱えるスキルは持ってた方がいいよね、となったんです。

EAA!!:すばらしい。そのゴールが「ハッカーと軍隊」は突き抜けすぎな気もしますが、おっしゃる意図は分かりますし、共感できます。

大佐:多くの人が「自分は誰かを守れないけど、自分の事は守って欲しい」と思っています。ではその対価は何かというとほとんどの人は“お金”や“義務”などを提供するんですが、僕はそれが気持ち悪かったんです。そこが今この国の軍事的な問題にも跳ね返っているわけです。

EAA!!:なるほど(「5分後の世界(村上龍)」みたいだ)。自分は「ハッキングと軍隊」まではいかないですが「プログラムと格闘技」を学んでいました。それの超絶プロ思考な感覚ですね。

EAA!!:ちなみにちょっと気になったのですが、たとえ海外の特殊部隊に所属しても日本国内の情報は漏洩しない、ということになるんですか?

大佐:そこはもちろんそうですね。

リアルスナイパーが重視するカスタム

リアルスナイパーが重視するカスタムは?

EAA!!:先ほど『タルコフ』でスナイパーライフルを使っていただきましたが、一箇所だけカスタムできるとしたら、どんな性能を重視したいでしょうか。たとえば集弾率、マガジン、スコープなど。

大佐:一箇所だけっていうのは難しいですけど、僕が一番重要視する部分は精度ですね。なぜ精度かと言うと、どんなに他の要素が優れていたとしても、精度が悪かったら修正が本当に大変なんですよ。その武器の射程が短いなら、短い距離でスナイピングを行えば良いんです。でも銃自体の性能が低かったらブレるんです。僕は目視で数100メートル先は全然見えるので、精度重視ですね。

永井:僕はスコープですかね。

EAA!!:遠距離まで見えるような?

永井:いえ、もっと明るいスコープです。日本製のDION光学技研光学のMARCHっていうのがあるんですけど、それを積めたらなと思っています。マニアックすぎますかね(笑)

EAA!!:リアルスナイパーには裸眼での視力も重要なのか気になるんですが、お二人の視力はどのくらいあるんでしょうか?

大佐:右目が2.0で左が1.8です。両目で見る人もいるんですけど、僕は右目派の人間だったので。右目が維持できてないと、左目の視力も落ちてくるんですよ。でも実際視力はめっちゃいいです。

永井:うらやましい(笑)目があまり良くなくて。今はレーシック手術を受けて1.5と2.0になりました。メガネだったら曇ったり汚れたり、コンタクトレンズなら衛生管理が必要なので、やはり裸眼以外では不利になる場合が多いですね。

大佐:日本の自衛隊も、狙撃用じゃない通常のアサルトライフルで何百メートル先の射撃をやるんです。スコープも何もなしで100メートル、200メートル、300メートルと。

EAA!!:裸眼で300m?! すごい!

大佐:一回姿勢をとって的が動かないのであれば、目をつぶった状態でも同じように撃てます

永井:それはすごい!

大佐:元々射撃はかなり得意で、現役時代の射撃は基本的に高得点でした...XXXのXXX...(※以下謎の力でカット)

永井:じゃあ自衛隊的に言うとすると、ずっと特級だったんですね。

EAA!!:ちなみに、リアルでも武器のことを「プライマリ」とか「セカンダリ」って呼ぶんですか?タルコフでは人によってどう呼ぶかが分かれていまして。

大佐:プライマリ・セカンダリより、メインウェポン・サブウェポンと呼びます。

永井:タクティカル・トレーニングをやっている人たちはプライマリ・セカンダリって呼びますね。狙撃手はスナイパーライフルと護身用にセカンダリを持ってます。

EAA!!:装備がCoDのサーチ民と同じだ。

永井:スポッター(スナイパーの補助役)がアサルトライフルとか双眼鏡とかを持って行くんです。あとはナイフとか。僕はノコギリと剪定バサミを持ってくんですけど、それは木などを切って痕跡を隠したりといった偽装を施すためです。

EAA!!:FPSゲームに「剪定バサミ」は絶対出ないですもんね。リアルだ。リアルといえば戦場での略語はどうですか?スナイパーライフルをSRと呼ぶとか。

大佐:銃は普通に「ガン」って言います。自分はスナイパーとしてスナイパーライフルを持っているのに、それをわざわざスナイパーライフルという人はいないじゃないですか。会話する時にも「スナイパーライフルは何がいいですかね」みたいに話したりはしないです。あと「アサルトライフル」のことを「ライフル」とは言わないんです。「アサルト」っ言いますね。

ただ俗称は場所によっても違いますね。パソコンをPCって言ったり、ノートをラップトップって言ったりする違いみたいなものです。

リアル戦場で怪我をしたら

リアル戦場で怪我をしたら?

EAA!!:実際に怪我をしたら、『タルコフ』のようにその場で治療することはあまりないのでしょうか。

大佐:まず、一人で行くというのがレアケースです。バディで行ってたら、自分の持っている救急キットは自分用じゃなくてバディ用なんです。自分が使う救急キットを自分で持っていくんじゃなくて「仲間のための救急キット」を戦場に持って行くんですよ。

EAA!!:自分を手術するブラック・ジャック(手塚治虫)じゃあるまいしですね。その救急キットには鎮痛剤や、実は興奮剤なんかもあったりしますか?

永井:いえ、そういったものはメディックっていう衛生の人しか持ってないです。基本的には自分で治療することはないですね。

大佐:僕はXXX、XXX...(※以下謎の力でカット)

タルコフプレイヤーは一流スナイパーだった

タルコフプレイヤーは一流スナイパーだった

EAA!!:『タルコフ』プレイ中にスナイパーライフルで敵を倒した際に、お二人が毎回「ナイスショット」って言ったんですが、あれは?

永井:いやいやたまたまです(笑)ナイスショットだなーって思っただけですよ(笑)

EAA!!:なんだ。リアルスナイパーの嗜みかと

永井:ちなみに撃った際に何か言うとすれば、スナイパーの“コール”に「クリーン」や「センター」、「レフト」といったものがあります。これは撃った瞬間に”自分の感覚で”マズルがどっちに飛んだかです。自分が力入れすぎて右に上がっちゃったら「ライト」。左に上がったら「レフト」。センターだったら「センタークリーン」とか「クリーンショット」と。それをスポッターに情報として送るんです。

大佐:『タルコフ』で撃ってる狙撃手は全部「クリーン」でしたね。まったくブレずに全てど真ん中しっかり撃ってるので、彼はすごく腕がいいですね

EAA!!:タルコフプレイヤーは一流スナイパーだった

一同:

EAA!!:ちなみに、リアル任務で持ち歩くときのスナイパーライフルのチャンバー内なんですが、使う時に初めて弾を入れてコッキングをするのか、それとも事前に入れておくのでしょうか。

大佐:状況によりけりですね。

永井:本当に状況によりけり。接敵して「もう撃つぞ」ってなったら一発は薬室に入れとくとか。

大佐:アサルトでも一緒です。ただ、薬室装填してる段階ではもうマズルコントロールは死ぬほど気をつけないといけない。「接敵の状態によってはまだ装填しない」という判断も全然ありえます。

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コメント

コメント一覧 (12件)

  • 実際の現場の状況とか、銃を扱っている人しか分からないような会話してるのリアルさあって面白かったですw(大佐さんが話してるときにピー音多いの怖いけど)。また今度出演したら絶対見たいです

  • 軍事行動としてあり得ない状況なのでどんな経験者でもまあこういうコメントするよねっていう感じで見させていただきました
    ゲームの設定にかなり無理があるのでどうしてもズレが出るのは仕方ないですよね
    理解できない人が喚いていますが今後もこのような企画があったら是非やってください

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