『ヴァロラント』パッチノート 9.11：ネオン大幅弱体化とヴァイス強化、スモークとピンの相互作用変更など

12/11/2024

『ヴァロラント』パッチノート 9.11：“スライディング”中の射撃精度低下や「Ult時間半減」などネオンに大幅弱体化、スモークとピンの相互作用変更

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Riot Games（ライアットゲームズ）は、無料タクティカルFPS『VALORANT（ヴァロラント）』に適用予定のパッチノート 9.11を公開。両プラットフォーム共通の調整や各プラットごとのシステムアップデート等が記載されている。

CONTENTS

エージェントアップデート（全プラットフォーム共通）

ネオン（弱体化）

“ハイギア”
- スライド回数：2 >>> 1
- スライディング中の命中精度を低下：精度最大 >>> しゃがみ移動時の精度
“オーバードライブ”
- アルティメットの効果時間：20秒 >>> 10秒
- ULTポイント：7 >>> 8

ネオンの個性とも言えるスライディングは、アグレッシブな戦術を促進するユニークなアビリティではあるもののパッチ8.11での「スライディング中の射撃誤差撤廃」の調整により、ローリスクでキルを狙える強力すぎるアビリティになっていた。

今回の調整ではスライディング中の射撃の精度が「静止中レベル」から「しゃがみ移動レベル」に弱体化され、走り撃ち程ではないものの、（至近距離を除き）少なからず運の要素が絡む性能にまで引き下げられた。加えて、遠距離から敵に“オーバードライブ”のビームを当て続けるための使用も制限するため、最大ストック数が1に減少している（追加購入不可に）。

“オーバードライブ”自体も直接の弱体化が行われており、効果時間が半減したことで足止め系アビリティの有用性が向上。そういったアビリティを持っていないエージェントであっても「一時的な戦線離脱による時間切れ待ち」が現実的な選択肢となる。また、アルティメットが試合に与える影響度から、コストも8ポイントに引き上げられている。

8.11以降、競技シーン一般シーン共に強すぎるという声が多かったネオンだが、今回の弱体化によって相応に慎重なプレイングが求められるエージェントになるだろう。

ヴァイス（強化）

“レーザーヴァイン”
- 「レーザーヴァイン」の通過時に棘から受けるダメージ：6 >>> 10
- 垂直方向のドロップスポーンの高さ：450 >>> 300
- 敵のダッシュの速度低下とスタンの効果を追加
“アークローズ”
- 発動後の構えの速さを「平均的」から「高速」に変更

展開された“レーザーヴァイン”上を移動した敵に対して与えるダメージ量が増加。ダッシュ速度の低下（スロウオーブと同様）やスタン効果なども追加され、“レーザーヴァイン”単体のポテンシャルが大きく高まっている。

ドロップスポーンの高さ減少については、一応弱体化ではあるものの「対戦相手のビジュアルフィードバックを悪化させてしまう状況の修正」を目的に実施されているとのこと。

“アークローズ”は、設置から攻撃までの流れがスムーズになる利便性向上系の強化が行われている。

クライアントのアップデート（全プラットフォーム共通）

武器スキンのアップグレードにかかる時間を短縮。
- 1回の操作で複数のスキンレベルをアンロックする機能を追加
- ヴァリアントのアンロックには、別途操作が必要

ゲームシステムのアップデート（全プラットフォーム共通）

ピンシステム
- スモークがフィールド内のピンを遮るようになり、ピンはスモーク上に着地する仕様に変更
- マップ上で打ったピンはフィールド内には現れず、ミニマップ上にのみ表示されるように
- 上記の違いを判別しやすくするために、ピンのビジュアルとマップ上にピンが打たれた際の効果音をリニューアル
- カスタムゲームにおいてフィールド内でのマップピン表示を許可するチート機能の導入を予定（本パッチでは未実装）

ゲーム内のピンシステムは、プレイヤー同士でマイクを使わずにコミュニケーションできるようにするというシンプルな目標のために導入されたシステム。しかし、リリースから年月を重ねることで意図していない使用方法（スモークで見えないスパイクの位置の目印替わりなど）が増え、本来の用途の範疇を超えたアドバンテージを得ることが可能になっているとの判断により、上記変更が行われる。