ダメージヒーローのバランス調整
アンラン(バランス調整)

開発者コメント: 〈熠閃舞〉は視覚的な情報量を大幅に増やすことがあり、戦闘中のアンランを追いにくくしていました。視認性を改善するため、敵側から見える分身の視覚効果を削除します。また、〈朱魂返〉の発動時間も短縮し、敵が反応できる猶予を減らします。
- 〈熠閃舞〉
- 〈熠閃舞〉の影響を受けた際に敵側から見える視覚効果を軽減
- 〈朱魂返〉
- 発動までの時間が3秒から2.5秒に短縮
〈熠閃舞〉の調整は対アンラン側の視認性改善となっており、アンラン側から見れば実質的な弱体化。〈朱魂返〉は発動までに相手が対応できる時間が約17%短くなるため、対アンラン側としてはアンランがデスした位置にこれまで以上に気を配る必要が出てくる。
フレイヤ(弱体化)

開発者コメント: 最近の変更により、フレイヤのダメージ出力は大幅に上昇しました。〈リバースドロー・クロスボウ〉と〈テイク・エイム〉の両方のダメージを減らすとともに、「矢の雨」の効果も弱めます。また、爆発矢を繰り返し受けた際のサウンド面での情報過多を抑えるため、着弾時の効果音も小さくします。
- マイナー・パーク「矢の雨」
- 補充される連射用の矢の数が8から5に減少
- 〈リバースドロー・クロスボウ〉
- ダメージが30から28に減少
- 〈テイク・エイム〉
- 爆発矢の爆発ダメージが80から75に減少
- 爆発矢の着弾時の効果音を軽減
開発コメントで触れられている「最近の変更」は、シーズン3のミッドシーズンアップデートで行われた〈リバースドロー・クロスボウ〉の射撃レート向上と〈テイク・エイム〉の起爆までの猶予と後隙の短縮を指している。エイム力への依存度が高いヒーローであるため、高ランク帯に向かうにつれて勝率が高まっており、最高ランク帯ではダメージヒーロー3位、BAN率は驚異の79.2%でぶっちぎりの1位となっている。
今回の調整では、フレイヤを象徴するクロスボウによる2種の射撃火力を直接引き下げ。〈リバースドロー・クロスボウ〉はダメージが-2と数値だけを見ると小幅だが、225族に対して8発で240ダメージだったところが224ダメージとなり、胴撃ちで必要な弾数が8発から9発へ増加する。
さらにマイナー・パーク「矢の雨」で返還される矢も8発から5発へ減少し、継続火力も低下。プレイヤーの腕ではカバーできないキルラインの悪化まで発生するため、影響の大きい調整と言えそうだ。
ジャンクラット(バランス調整)

開発者コメント: 〈コンカッション・マイン〉を使ったコンボが弱体化されて以降、ジャンクラットは十分な活躍をすることに苦戦していました。〈コンカッション・マイン〉のクールダウンを短縮し、ダメージ出力と機動力の両方を高めます。また、「ニトロ・ブースト」装備時のアルティメットが非常に高い速度に達することを抑えるため、同パークの移動速度ボーナスを減らします。
- マイナー・パーク「ニトロ・ブースト」
- 移動速度ボーナスが125%から100%に減少
- 〈コンカッション・マイン〉
- クールダウンが8秒から7秒に短縮
〈コンカッション・マイン〉のクールダウンは8秒から7秒へ短縮。ジャンクラットにとって同アビリティは単なるダメージ源ではなく移動手段でもあるため、攻撃性能と機動力を同時に底上げする1秒となる。また、マイナー・パーク「ボン・ボヤージュ!」の発動条件にも関わるため、同パークの選択率向上にも繋がってくるだろう。
対となるマイナー・パーク「ニトロ・ブースト」は、速度ボーナスは125%から100%へ低下。こちらも「ボン・ボヤージュ!」の選択を後押しする調整となっている。
シエラ(バランス調整)

開発者コメント: シエラは実装以来、高いダメージ出力を維持していますが、遠距離では弾の移動時間によって武器の安定性が制限されていました。〈ヘリックス・ライフル〉と〈トラッキング・ショット〉のダメージを減らす一方で弾速を上げ、武器のレスポンスと安定性を改善します。また、〈トレマー・チャージ〉のクールダウンも短縮し、より頻繁に使用できるようにします。
- 〈ヘリックス・ライフル〉
- 弾速が90から120に上昇
- ダメージが9から8.5に減少
- 〈トラッキング・ショット〉
- ダメージが9から8.5に減少
- 〈トレマー・チャージ〉
- クールダウンが8.5秒から7秒に短縮
シエラは現在、最高ランク帯においてダメージヒーローの勝率最下位に加え、ピック率も全ヒーローで唯一1%を下回るなど、かなり厳しい立ち位置にある。
今回の調整では、メイン武器〈ヘリックス・ライフル〉の弾速が90m/秒から120m/秒へ約33%上昇する一方、1発あたりのダメージは9から8.5へ低下。〈トラッキング・ショット〉のダメージも同様に8.5へ引き下げられている。
フレイヤと同じく直接的なダメージ低下は痛手となるものの、シエラについては、それ以上に〈ヘリックス・ライフル〉が抱えていた弾速の遅さが改善された点に注目したい。
これまでの90m/秒という弾速は、ゼニヤッタの〈破壊のオーブ〉やキリコの〈クナイ〉、ダメージヒーローではアンランの〈朱雀扇〉と同速。高い射撃レートによって目立ちにくかったものの、〈アンカー・ドローン〉を活用した中距離戦を主戦場とするシエラにとって、偏差を要求されやすい弾速は射撃の安定性を損なう要因となっていた。
インファイトへ持ち込むことで弾速の遅さをある程度カバーできるアンランとは異なり、中距離から継続的に弾を当てたいシエラにとって今回の120m/秒への高速化は恩恵が大きい。同速の射撃としてはややイメージしにくいものの、トールビョーンの〈リベット・ガン〉サブ射撃が挙げられる。近いものではメイの〈アイシクル〉が115m/秒、アナの〈バイオティック・ライフル〉が125m/秒となっており、これまでと比べて射撃の信頼性が大きく高まったことをイメージしやすいだろう。
また、1発あたりのダメージ低下は0.5に留まる。従来は17発の命中で153ダメージに到達していたのに対し、調整後は18発の命中で同じ153ダメージに到達する。つまり、従来17発を当てていた場面で18発を当てられる程度に命中数を増やせれば、今回のダメージ低下分を補える計算となる。
もちろん実戦では相手のアーマーやヘッドショット、射撃時間なども絡むため単純比較はできないが、約5.6%のダメージを手放して約33%の弾速向上を得た今回の変更は、単純な弱体化というよりも「理論上の火力を実戦での当てやすさへ振り替えた調整」と見る方が近い。これまで数字以上に扱いづらさが目立っていた〈ヘリックス・ライフル〉だけに、最低クラスまで落ち込んだシエラの立ち位置を押し上げる一手となるか注目したい。
シンメトラ(弱体化)

開発者コメント: 〈テレポーター〉は連携の取れたチームにおいて非常に強力で、敵側が対応できる機会が限られたまま、長距離を移動することが可能でした。チームが一度に移動できる距離を抑えるため設置可能距離を短くし、さらに再使用までのクールダウンを延ばすことで、〈テレポーター〉を使用する際の判断をより重要なものにします。
- 〈テレポーター〉
- 設置可能距離が30メートルから25メートルに短縮
- テレポートの再使用クールダウンが1秒から1.25秒に延長
シンメトラは〈テレポーター〉に2つの弱体化。設置可能距離が30メートルから25メートルへ短縮され、再使用までのクールダウンも1秒から1.25秒へ延長された。
〈テレポーター〉は、プレイヤーの発想次第でさまざまなルートを開拓できるほか、パーティーでは味方と連携したユニークな戦術にも活用できるアビリティ。それだけに、単純な性能低下以上に「できること」そのものを狭める今回の弱体化を残念に感じるプレイヤーも多いだろう。
一方、現在のシンメトラの成績を見ると、エメラルド以下ではダメージヒーロー勝率1位、最上位帯では4位に落ち着いているものの、それ以外のランク帯でも2位と非常に優秀。それでいてBAN率は特段高いわけではなく、高い勝率の割には対戦相手から強く排除されていないという少々変わった立ち位置となっている。
トールビョーン(バランス調整)

開発者コメント: 〈リベット・ガン〉のサブ攻撃を改善し、近距離での安定性を高めます。また、「アンカー・ボルト」が持つ柔軟性を維持しつつ、極端に遠い位置へのタレット設置を制限するため、タレットの投擲距離ボーナスを減らします。
- メジャー・パーク「アンカー・ボルト」
- 〈タレット設置〉の投擲距離ボーナスが50%から25%に減少
- 〈リベット・ガン〉
- サブ攻撃の拡散が4.5度から4度に縮小
〈リベット・ガン〉のサブ攻撃は拡散が4.5度から4度へ縮小。ダメージ自体は据え置きながら、近距離で複数の弾をまとめて命中させやすくなるため、実質的なダメージの安定性が向上する。
一方、メジャー・パーク「アンカー・ボルト」はタレットの投擲距離ボーナスが50%から25%へ半減。特徴そのものは残されているものの、通常では届きにくい遠方や、一部ヒーローからは処理の難しい位置へタレットを送り込めるという、パーク固有の強みはかなり抑えられている。
ヴェンデッタ(バランス調整)

開発者コメント: 今回の変更は、ヴェンデッタのコンボ全体の速度を大きく上げることなく、メイン攻撃のレスポンスを改善することを目的としています。〈パラティーノ・ファング〉内の各種遅延を短縮する一方、〈ワールウィンド〉と〈サンダリング・ブレード〉のリカバリー時間を延ばし、全体的なテンポを維持します。
- 〈パラティーノ・ファング〉
- 最初の斬撃までの遅延が0.3秒から0.15秒に短縮
- 横薙ぎの動作時間が0.25秒から0.2秒に短縮
- コンボ連携可能時間が0.75秒から0.9秒に延長
- 〈ワールウィンド〉
- リカバリー時間が0.5秒から0.75秒に延長
- 〈サンダリング・ブレード〉
- リカバリー時間が0.2秒から0.5秒に延長
- 斬撃中、カメラの上下角度が完全には固定されなくなった
〈パラティーノ・ファング〉は最初の斬撃までの遅延が0.3秒から0.15秒へ半減し、横薙ぎの動作も0.25秒から0.2秒へ短縮。特に初撃については入力から攻撃発生までが大幅に速くなるため、敵の動きへの反応や差し込みはかなり行いやすくなる。
一方で〈ワールウィンド〉と〈サンダリング・ブレード〉のリカバリー時間は延長されており、コンボ全体がそのまま高速化するわけではない。初動のもたつきを解消しつつ、攻撃後にはこれまで以上の隙を残すという調整で、操作感を改善しながら総合的な攻撃速度を維持する形だ。
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