現地時間2026年9月13日(日本時間9月14日)、米国アナハイムで開催された「BlizzCon 2026」2日目では、『Overwatch(オーバーウォッチ)』に関する新たな情報も明らかとなった。
CD PROJEKT REDとのパネルでは、2027年に『Cyberpunk: Edgerunners(サイバーパンク エッジランナーズ)』シリーズとのコラボを実施することが発表。また、現地で行われた開発者インタビューからは、シーズン5で全ヒーローを対象としたヒットボックス調整や、新たなイベントモードを予定していることなども判明している。
本記事では、BlizzCon 2026の2日目に発表・公開された情報を中心に、現地で行われた開発者インタビューから判明した『オーバーウォッチ』関連の新情報もあわせて紹介する。
- 3行まとめ
- 2027年に『サイバーパンク エッジランナーズ』とのコラボ実施が決定
- シーズン5で全ヒーローのヒットボックスを調整・正規化
- 年間ストーリーは今後も継続、シーズン6から2027年の物語を準備
BlizzCon 2026:Day2 まとめ
「Cyberpunk: Edgerunners」コラボが2027年に実施

BlizzCon 2026で行われたパネル「30 Years of Battle.net With Special Guest CD PROJEKT RED」にて、Blizzard EntertainmentとCD PROJEKT REDによる新たな展開が発表された。
まず、CD PROJEKT REDのオープンワールドRPG『Cyberpunk 2077(サイバーパンク2077)』と拡張コンテンツ「仮初めの自由(Phantom Liberty)」が、2026年内にBattle.netで配信されることが決定。両作品は個別購入に加え、本編と拡張コンテンツを収録した「Cyberpunk 2077: Ultimate Edition」としても販売される。
CD PROJEKT RED作品では、9月29日に発売される『The Witcher 3: Wild Hunt(ウィッチャー3 ワイルドハント)』のリマスター版もBattle.netに登場予定となっており、Blizzardとのパートナーシップがさらに拡大する形となる。


さらに、その一環として2027年には『オーバーウォッチ』に「Cyberpunk: Edgerunners」および「Cyberpunk: Edgerunners 2」をテーマとしたコラボコンテンツが登場することも発表された。
現時点では、コラボスキンの対象ヒーローや開催時期、ゲーム内コンテンツの詳細などは明らかにされていない。『オーバーウォッチ』には、サイボーグの「ゲンジ」やハッカーの「ソンブラ」など、『Cyberpunk: Edgerunners』の世界観との組み合わせをイメージしやすいヒーローも存在するだけに、どのような形でコラボが実現するのか今から楽しみなところだ。
なお、コラボの題材となる『Cyberpunk: Edgerunners 2(サイバーパンク エッジランナーズ2)』は、10月20日よりNetflixで独占配信される。
シーズン5で「全ヒーロー」のヒットボックスを調整へ

韓国ゲームメディアInvenがBlizzCon 2026会場で実施した、『オーバーウォッチ』フランチャイズGMのWalter Kong氏とアソシエイト・ゲームディレクターAlec Dawson氏へのインタビューでは、シーズン5のバランス調整についても新情報が明かされている。
Dawson氏によると、シーズン5では、ゲームに登場する全ヒーローを対象にヒットボックスの調整・正規化を実施する予定。
具体例としてジェットパック・キャットでは、クリティカル・ヒットが適切に命中するようヒットボックスを見直すほか、キリコやソジョーンなどにも調整が及ぶとしている。
さらに、ヒットスキャン系ヒーローの弾の判定サイズなど、ゲーム全体に影響する要素についても調整を検討しているとのこと。
新サポート・ヒーロー「ドクトリン」の追加、ソンブラとロードホッグの大規模リワークも含め、Dawson氏はシーズン5について、新コンテンツだけでなくバランス面でも大規模なアップデートになるとしている。
短いラウンド+試合中アップグレードの新イベントモード

シーズン5では、新たなイベントモードも実験的に導入される。
新モードは、通常の『オーバーウォッチ』よりも1ラウンドの時間が短く、試合中にアップグレードを選択できることが特徴。過去に実施された複数のイベントから着想を得て開発されたという。
現時点ではシーズン5のイベントとして登場予定。プレイヤーからの反応や将来的な可能性を確認したうえで、その後も続けられる形にしたいとしている。
ソンブラのサポート化、「ダメージ・ステルス・サイレンス」の組み合わせを問題視

シーズン5でダメージからサポートへとロールが変更されるソンブラについても、今回のインタビューでリワークの狙いが語られた。
開発チームが特に解消したかったのは、従来のソンブラが持っていた「ダメージ」「ステルス」「ハックによるサイレンス」という3要素の組み合わせ。これらを同時に備えていることが、対戦相手に大きなフラストレーションを与える原因になっていたという。
サポート化することで攻撃性能を抑えつつ、ソンブラらしいユーティリティ性能を維持する方向で再構築。新アビリティ〈サイバースペース〉を受けた敵は与ダメージと回復量がそれぞれ50%減少する。一方、味方を継続的に回復する〈ホットフィックス〉は常に対象へ付き添う必要のない設計となっており、ライフ・パックのハックや敵陣への潜入といった従来の単独行動も維持されるという。

年間ストーリーは今後も継続へ、シーズン6から2027年の物語を準備

2026年を通じて展開されてきた年間ストーリー「帝国の覇者(Reign of Talon)」は、シーズン5で完結予定。
今回の年間ストーリーはプレイヤーからの反応も良好だったことから、開発チームは今後も同様の方向性を継続していく方針を示している。
シーズン6からは2027年のストーリーに向けた土台作りがスタートし、その詳細は2027年2月開催予定の「オーバーウォッチ:スポットライト」で公開される予定。
Walter Kong氏は『オーバーウォッチ』の次の10年間で特に取り組みたいこととして「より多くのストーリーを伝えること」を挙げ、Dawson氏も、現在プレイヤーが考えている『オーバーウォッチ』の枠を越えた、まったく新しい体験をゲーム内で作っていきたいと語っている。

ドクトリン、当初は「ドゥームフィストの腕を修理する科学者」だった

BlizzCon 2026期間中に公開された、海外メディアShacknewsによる開発チームへのインタビューでは、新サポート・ヒーロー「ドクトリン」の初期設定についても明らかとなった。
アートディレクターのDion Rogers氏によると、開発初期のドクトリンは、ドゥームフィストが自身の腕を修復してもらうために接触する科学者または機械エンジニアのようなキャラクターとしてデザインされていたという。
しかし、そのデザインだけではキャラクターとしての魅力が不足していると判断。リード・ナラティブ・デザイナーのMiranda Moyer氏から「『オーバーウォッチ』世界のヴァンパイアはどのような姿になるのか」というアイデアが出たことで、現在の方向性へと発展した。
そこからライフスティール的なゲームプレイとヴァンパイアのモチーフを組み合わせ、ドローンもコウモリのように動くデザインへ変化。アナの〈スリープ・ダーツ〉などで眠らされた際のアニメーションにも、ヴァンパイアを意識した演出が用意されているという。

シーズン5は、新ヒーロー「ドクトリン」の実装とソンブラ・ロードホッグのリワークに加えて、全ヒーローのヒットボックス調整までが同時に入るアップデートになる。
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Source: CD PROJEKT RED / Inven / Shacknews
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