レインボーシックスシージ： APAC NORTH勝敗予想ランクマッチDAY2、波乱必至の勝利チーム対決をどう読む？

06/25/202012/20/2023

レインボーシックスシージ： APAC NORTH勝敗予想ランクマッチDAY2、波乱必至の勝利チーム対決をどう読む？

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Ubisoftの『Rainbow Six Siege（レインボーシックス　シージ）』では、今週からいよいよフォーマットが一新された競技シーンが再開し、日本を代表する4チームもAPAC Northというアジアの枠組みの中で世界の舞台を目指して戦います。

EAA!!では今節でも、巨大な国内シージ・コミュニティにおいて特に経験・知識・分析力に優れた皆さんにインタビューを行い、各試合の勝敗を予想していただきました。

CONTENTS

総合ルール

各マッチデーごとに、試合が行われる全試合の勝利チームを予想
正解した試合1つにつき1ポイントを付与。不正解はゼロポイント
ステージ終了時点で、合計獲得ポイントが最下位の方は自動降格。入れ替え戦へ
入れ替え戦の詳細は後日発表

ステージ1出場者紹介

ともぞう

『レインボーシックスシージ』の公式キャスターとして多くの試合配信に出演し、独特の話術で視聴者を楽しませる。数々の名勝負を間近に目撃してきたことで、どこまで事前予想の目が磨かれているのか？YouTubeチャンネルでは競技シーンの解説・まとめ動画も掲載している。

のりお

シージコミュニティでも高い分析力に定評があり、試合のコメンテーターを任されることもある。現在はフリーだが、以前はCyclops athlete gamingでアナリストを、Team Alchemyではコーチの仕事を務めていた。

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amenbo

北海道のプロゲーミングチームNORTHEPTIONのコーチとしてシージ界の制覇を目論む石油王。かつては伝説のチームeiNsや、FAV gamingにも所属していた。EAA!!にも新マップの攻略記事を寄稿中。

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さく8

シージ界のコンテンツクリエーターであり、PS4の競技シーンでも野良連合の一員として活躍していた実力派。そのマルチな才能を発揮し、昨今では新たにゲーミングデバイスのレビューサイト「サクヤサク.com」も運営している。

EAA!!逆張りBOT

競技シーンの統計データを公開しているシージeスポーツ専門ニュースサイトSiegeGGから、各チームの前節における選手たちの平均レートを参照。2チームを比較し、レーティングが低い方の勝利を予想するというEAA!!の独自開発BOT。BOT予想の逆が試合前の下馬評でもある。

DAY1の結果

6月23日に開催されたDAY1では、シンガポールの大ベテランチームGiants Gamingが、オーストラリア代表にして現在のAPACにおける序列一位のチームFnaticに勝利。また韓国チームSCARZ（運営企業は日本）が、プロシーン初登場となる台湾チームErectrifyに圧倒的勝勢からの大逆転負けを喫するなど、波乱も見られました。

そんな中、amenbo氏が6試合中5試合を的中させて単独首位。このままリードを続けることができるでしょうか。

APAC Northディビジョンでは毎週火曜日と木曜日に試合が行われ、6月25日には早くもDAY2が開催されます。このリーグ戦はスイスドロー形式で、DAY1で勝利したチーム同士と、敗北したチーム同士がDAY2で激突。来週のDAY3では、2勝したチーム同士、2敗したチーム同士、1勝1敗のチーム同士の対決になります。

DAY2 結果予想

DAY2の予想は以下のようになりました。

解説

太字は勝利予想チームです。

ともぞう

FAV gaming vs Talon

FAVの仕上がりを見る限り、勝利は固いと思う。ただ、CAG戦のようにBO1でのスロースタートは命取りになりかねないので、いいスタートを切れるかが重要。

SCARZ vs 野良連合

まだ、野良連合の仕上がりは十分だとは思えないが、初戦を見る限り2チームの実力には差があり、NRの勝利は固い。

Xavier vs Fnatic

GUTSに負けたとはいえ、Xavierのチームとしての総合力の高さを感じた。かたや、Fnaticは同じ攻め方に固執するなど、戦術に幅がなく、Xavierの柔軟な戦い方が有利とみる。

CAG vs GUTS Gaming

チーム力はGUTSの成長もあり、いよいよ五分になってきたと思うが、五分な状況であれば、絶対に勝たないといけないガンファイトの局面での勝負になると思う。
そういった意味では、5人がハイレベルのガンファイトができるCAGが上だと考える。

Qconfirm vs Cloud9

初戦でその存在感を見せたProducerboomの動きを、現在のC9のスタイルでは捕まえるのは難しいのではないか。

Electrify vs Giants

初戦で大逆転を見せたElectrifyにジャイアントキリングを期待したいが、チーム力では大きな差があるため、Giantsの勝利は固いとみる。

のりお

FAV gaming vs Talon
- 注目選手: No2（FAV ）、Tomorrow（TALON）

CAG戦で今までとは違った気合いのこもったプレーを見せてくれたFAV。劣勢の状況で受け身になってしまうところがあり、彼ららしいプレーが影を潜めてしまうこともあったが、前節ではそんな不安要素はあまり見せず、CAGを追い詰めるのにあと一歩に迫る追い上げを見せてくれた。

APAC初登場で緊張もあったのか、らしさがあまり出てこなかったJapan PLのスタッツNo1のNo2に期待している。

SCARZ vs 野良連合
- 注目選手: iLeven（SZ）、SouLBoi（nR）

Qcに破壊されてしまった感が否めない野良連合。前節では特に最終局面でSimotukiに負担を強いる場面が多く、チーム全体としてもギリギリの戦いをしてしまった。今節はそのような展開を避けるためにも前線のSouLBoiやMerieuxが戦況の有利を作ってあげたい。

特にSouLBoiに期待してやまない。彼女こそいないが、彼には日本でも最高峰の個人技がある。彼にはSCARZの戦術を破壊するだけの力がある。今節は野良連合にとって、次節以降に自信を持って臨むための勝負の一戦となるかもしれない。

Xavier vs Fnatic
- 注目選手: Ney..Pew（XV）、Lusty（FNC）

GUTSに対して自分たちの望んだ勝負に持ち込めなかった形のXAVIER。今節はFnaticとの対戦となり、彼らにとってまたもや難しい戦いになるだろう。今回は強引にでも得意の撃ち合い勝負の場を作り出していきたいところ。

FnaticはGiants戦でスーパークラッチを見せたLustyを中心に、現地を固められるかどうかが大事になりそうだ。

CAG vs GUTS Gaming
- 注目選手: Ayagator（CAG）、JJ（GUTS）

CAGは再び日本対決。前節では主に防衛ラウンドの取られ方に関してやや不安を残す内容となったが、特に攻撃の1周目では流石の戦闘力でFAVを完封。さすが日本王者だ。

GUTSはマップBANでもオペレーターBANで敵のオプションを消すことに成功し、自分たちの戦いやすい場所を作り上げての快勝で、国外でも十分戦えることを証明してみせた。

現時点で間違いなく日本トップ２のチーム同士の対決のこのカード。今回はサポートの2人に注目。CAGはAyagator。前節ではSuzuCやGatoRadaの活躍が特に目立っていたが、Ayagatorも劣らない活躍を見せてくれた。CAGに安定感をもたらす彼の活躍に注目だ。

GUTSは最強の割職JJ(iwasaki)。前シーズンから引き続き安定したパフォーマンスでチームを支えているが、これまで苦戦してきたCAGに対しても前節同様のパフォーマンスを見せられるか。

Qconfirm vs Cloud9
- 注目選手: Producerboom（QC）、Nova（C9）

撃ち合い極振りで野良連合を破壊したQCは今回のC9戦も同じような展開を望めるかもしれない。

対するC9は攻撃ではサポート、防衛では現地組を務めるNovaのところで厳しい撃ち合いをさせないような展開に持ち込みたい。

Electrify vs Giants
- 注目選手: Ray（EFY）、Lunarmetal（Giants）

前節で驚異の逆転劇を見せてくれたEFYは、飛びぬけた選手がチームを引っ張るというイメージはなく、自分たちのやるべきこととその場で出来ることをチーム全体で共有出来ているチームだと感じた。

今節では優勝候補のGiantsのパワーに対してRayやFlashがどれだけエントリーの勝負に勝てるかだろう。Giantsは一瞬にかかるパワーが凄まじいこともさることながら、個人で変則的な立ち回りも織り交ぜてくるので、敵としてはこれをしのぐのは至難の業だろう。そしてLunarが盾をピックした時、何かが起こるかもしれない。

amenbo

XAVIER vs FNATICと、CAG vs GUTSは僅差になる可能性を秘めており、その他試合は順当な結果になるのではないかと予想しています。

CAG vs GUTSは戦略性においても撃ち合いの強さにおいても面白い試合になることは間違いないでしょう。また、Day1でSCARZに対して0-5からの奇跡の逆転劇を魅せてくれたELECTRIFY ESPORTSも、GIANTS GAMINGには手も足も出ないまま終わる予想をしています。

少し懸念していることがあるとすれば、FNATICはDAY1の試合を見るからに、コロナウイルスの影響で日本に渡ることが出来なかった影響からか、調整不足な印象を受けました。本来のFNATICであればもう１、２ラウンド取れたのではないでしょうか。DAY1を踏まえて各チームがどういった調整をしてきているのか、DAY2も楽しみです。