Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』ではシーズン10「エマージェンス」が進行中。現地時間8月24日には、エーペックスの販売を手がけるエレクトロニック・アーツ社が、エーペックスの独特な「ピンシステム」の特許を取得。同時に、ゲーム業界全体にさらなる協力を促すべく、この特許を無償で開放しています。
ピンシステムの特許を取得
Respawn Entertainmentが開発を手がけ、2019年にエレクトロニック・アーツ(以下、EA)から発売された『エーペックス レジェンズ』は、従来のゲームとは一風変わったピンシステムを搭載していたことで当時も話題になりました。
他のタイトルでよく見られるピンシステムは、指定した場所にピンを立て、条件によってその色や形状が変化したりするものですが、エーペックスのピンは「ここを攻撃する」、「このエリアを防衛する」など、なぜそこにピンを立てたのか、チームメイトにその意図まで伝えることができる点で優れています。
EAは現地時間8月24日、このエーペックス独特のピンシステムの特許を取得したことを発表しました。同時にEAが「特許の運用によるポジティブ・プレイ推進」に掲げる特許プログラムに基づき、この特許の無償開放(英語)を誓約。他社がゲームを開発する際にも、エーペックス式のピンシステムを無償で搭載できるようにしています。
1つの業界として協力を促す
EAの副社長として、マーケティング・コマーシャル戦略と「ポジティブ・プレイ」を統括するChris Bruzzo氏は、今回の特許無償開放について、Gamesraderとのインタビューにおいて以下のコメントをしています。
Bruzzo氏:私たちは長い間、ゲーム内の障壁をなくすことに尽力してきました。しかしこれは私たちだけではできず、そうすべきではないことも明らかです。1つの業界として、協力していく必要があります。開発者の皆様には、今回の特許を最大限に活用して、皆さまのゲームに同様の機能を組み込むことで、今以上に誰にとっても受け容れられるようなゲームを作っていただきたいと思います。
ボイスチャットを使わない、または何らかの理由により使えない人々にとって、エーペックスに搭載されたピンシステムは現代FPSにおける最適なコミュニケーション・ツールの一つであると言えます。今回の特許開放により、将来的には他のゲームでも、エーペックス式のピンシステムが見られるようになるのかもしれません。
- タイトル:Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- 配信日:2019年2月5日
- 対象機種:PS4, PS5 / PC (Origin, Steam) / X1, Xbox X | S / Switch
Source: Gamesrader
コメント
コメント一覧 (15件)
いいように言ってるけどピン指すのって元はBFからなんじゃないの?
ピンシステムがどうかは知らんけど
てっきりBFの良いとこパクってる思ってた
pingってLOLとかvaloに既にあるしどうなの?とは思ったが無償提供はとっても素晴らしいと思う。