有志MOD『コール オブ デューティ スカイリム』登場！ 名作オープンワールドでなぜか現代FPSが楽しめる

Bethesda Game Studiosが手がけたオープンワールドRPG『The Elder Scrolls V: Skyrim（以下、スカイリム）』は、発売から10年以上が経過しても今なお有志によるMOD製作が続き、ゲーマーに長く愛されている作品です。

先日このスカイリム向けに、Activisionの『コール オブ デューティ』風のFPSガンプレイを導入できる有志のMOD『Call of Duty - Skyrim（コール オブ デューティ スカイリム）』が公開されました。スカイリムの内戦クエストを現代の武器で戦いたいという方は、ぜひ導入してみてください。

有志MOD『コール オブ デューティ スカイリム』爆誕

PCゲーム用の総合MODプラットフォームであるNEXUSMODSにて先日公開された『コール オブ デューティ スカイリム』は、『スカイリム』の世界にリアルミリタリーの銃器を持ち込んで、NPCとのガンプレイが楽しめるというものです。

開発したMixedMartialArtistの説明によると、「スカイリムがコール オブ デューティスタイルのアクション満載なシューティングゲームに変身」「ライフルやマシンガンを手に取り、敵陣に進撃しながら共に戦おう！」とのこと。

なぜ混ぜてしまったのかというのが第一印象ですが、単なるジョークMODではなく中身はしっかり作りこまれているようです。

『コール オブ デューティ スカイリム』のコンテンツ

この『コール オブ デューティ スカイリム』MODを導入すると、マップ全体にライフルやマシンガンなど、現代戦の武器を持った兵士4人～12人から成る分隊が出現。スカイリムの内戦クエストに関与するようになります。

彼らは他のNPCたちと同じようにフィールドを歩き回り、陣地内をパトロールしていたり、敵方の町や要塞に攻め込んでいたりと、さまざまな行動を取ります。主人公と交戦した際は、撤退や増援を呼んだりとさまざまなパターンがあるとのこと。

こだわりの銃器設定

MODで導入される武器は、ボルトアクションライフルやアサルトライフル、LMG、ロケットランチャーなど12種類の銃器と爆発物です。『スカイリム』に銃を導入するMODは以前から幾つもありますが、このMODの銃器は、作者によるとその機能性や外見、効果音のクオリティが異なっているとのこと。

武器ごとにマガジンや弾数設定が異なっているのはもちろん、反動やマズルフラッシュ、射程距離、クリティカルダメージの値など、総合的な操作感も各武器でユニーク。さらに、重い武器を装備すると移動速度にペナルティがかかるなど、FPSゲームを意識して細かく作り込まれていることが分かります。

まさかの小隊長プレイも可能

他にも充実の機能があり、内戦クエストで帝国軍またはストームクロークどちらかの派閥に属した際に、将校または司令官となって最大17人の兵士から成る小隊を結成し、フォロワーとして引き連れることが可能。

兵士フォロワーへの専用コマンドもあり、「自由に撃て」、「撃たずに待て」などの指示ができます。

さらにはハードコアモードも搭載

さらにこのMODは、任意で「ハードコアモード」に切り替えることもできます。これをオンにすると、敵派閥に所属する現代戦の兵士たちが最大3人組でスポーンするようになります。

この兵士たちは内戦と無関係なNPCや、衛兵NPCの近くに現れたり、遺跡や洞窟内で襲撃してきたり、宿で待ち伏せしてきたりと、スカイリムを舞台にしたサバイバルFPSシューターの要素をもたらします。

VR版『コール オブ デューティ スカイリム』も登場

『コール オブ デューティ スカイリム』MODではVR版も同時リリース。中身はまったく同じとのことで、VRデバイスをお持ちの方なら、より没入感のある「FPSスカイリム」が楽しめるでしょう。

ちなみに、名前に「コール オブ デューティ」と入っているものの、キルストリークなどCoDならではの要素は特に見当たらず、単純にFPSの代名詞として「コール オブ デューティ」と名付けただけのようです。

それはそれとして、PC版『スカイリム』をお持ちで、剣と魔法に飽きたゲーマーは『コール オブ デューティ スカイリム』MODを導入し、オープンワールドRPGの金字塔でさらに新鮮な体験を開拓してみるのも楽しいかもしれません。

名作オープンワールドRPG『スカイリム』はSteamストアで頻繁にセール対象にもなるので、未所持のゲーマーはぜひ一度プレイしてみください。

Source: NEXUSMODS