🌸 Kindle Unlimited 新生活特集

「JFK暗殺事件の真相! 真犯人はCIAのアレックス・メイソン!」に陰謀論者や『CoD:ブラックオプス』未プレイヤーが盛大に釣られる

[ネタ] JFK暗殺事件の文書公開! 真犯人のCIAエージェント「アレックス・メイソン」が発見され『CoDブラックオプス』未プレイヤーが釣られる
  • URLをコピーしました!

ケネディ大統領暗殺事件に関わる、封印された文書が公開された。とあるユーザーが引用した資料によると、この事件には「アレックス・メイソン」という謎のCIA工作員が関わっていたことが新たに判明。事件から60年以上が過ぎた今になっての、衝撃の真実だ。

...もちろんCoDファンには言うまでもなく、これは2010年のゲーム作品『Call of Duty: Black Ops(コールオブデューティ: ブラックオプス)』に絡めた便乗ネタだ。ところが、日本を含めて世界中で、この話を本気にしてしまった人が多数発生してしまった。

CONTENTS

「ケネディ大統領暗殺事件」の封印された文書が公開

JFK:アメリカを襲ったあの日の出来事 - 予告編 | ナショジオ

2025年3月18日、ドナルド・トランプ大統領の選挙公約にのっとり、「ケネディ大統領暗殺事件」に関連する大量の文書が一般公開された(アメリカ国立公文書記録管理局)。これまでも関連文書は一部公開されてきたが、今回の公開では、新たに発見された数千件の文書が含まれる。

「ケネディ大統領暗殺事件」は、現代史におけるとりわけ衝撃的な出来事として記録されている。1963年、当時の合衆国大統領ジョン・F・ケネディ氏が、テキサス・ダラスの市内をパレード中に銃撃されて死亡したというのがその概要だ。

世界史を俯瞰すれば、指導者の暗殺は珍しくないと言える。しかし「大国の現職大統領が白昼堂々暗殺される」、「犯人と目された元海兵隊員リー・ハーヴェイ・オズワルドが、事件から2日後に射殺される」、「政府が一部の文書の長期間封印を発表する」といった劇的な展開によって混乱が深まり、旧ソ連の関与などさまざまな陰謀論へと発展した。

米ソ冷戦時代であったことや、その後1964年のトンキン湾事件をきっかけに、アメリカがベトナム戦争に突入したことなど、米国政府と市民の信頼関係がとりわけ不安定化していた当時の世情も寄与したのだろう。なお公式には、真相は「オズワルドの単独犯」と結論づけられている。

JFK暗殺の真犯人、その名はアレックス・メイソン?!

いずれにせよ封印されていた文書の公開は、以前からアメリカでは大きく注目されていた。

公開された文書量は、約8万ページにのぼる。英語ネイティブですら読解に苦労しそうだが、ここで最新のAIテクノロジーの出番だ。2月にも、イーロン・マスク氏の率いるDOGE(政府効率化省)が、大量の政府関連文書の分析にAIを活用し、作業を効率化したことが報じられた(ワシントン・ポスト)。同様に今回もAIを駆使すれば、8万ページの文書から新たな情報を引き出すのにはそれほど時間はかからないと予想できる。

そして人々の期待通り、文書の中から新たな「真実」が明らかになった。Xにて一人のユーザーが、その衝撃的な内容を共有している。

釣り

「JFK文書から速報。CIAエージェントのアレックス・メイソンが事件現場における2人目の狙撃手であったことが明らかになった。アレックス・メイソン、およびJFKの写真が公開。アレックス・メイソンは1989年の任務中に殺害され、遺体は今なお見つかっていない」

陰謀論者や『CoD:BO』未プレイ者たちが釣られる

アレックス・メイソンさん

すげえ!となりそうだが、コアなFPSゲーマーならどこかで見た顔だと気付いたかもしれない。

アレックス・メイソンと言えば、2010年に発売されたゲーム『Call of Duty: Black Ops(コールオブデューティ: ブラックオプス)』の主人公。投稿された写真もゲーム内のもので、プレイ済みの方には解説不要。要するに架空の人物だ。

このゲームでは、ケネディ大統領暗殺事件とのつながりを示唆する描写もあるため、知っていれば単なる便乗ネタだとすぐに気付くだろう。

乗っかる人と釣られる人

分かりやすい「釣り」に、『コール オブ デューティ』のプレイヤーたちが喜んで釣られにやって来た。

  • 乗っかる人々
    • 「俺はヴィクトル・レズノフという人物の音声記録を持ってるんだが...」
    • 数字のことだメイソン、あれはどういう意味なんだ」
      • 「この文章の番号は何? まだそこにアクセスしていないんだ」
    • 「ブラックオプスは最高。時代を超える名作だね!」

しかし一方で、本当に釣られてしまったと思われる人々のコメントも...。

  • “目覚めてしまった方々
    • 真実の扉が開かれたね
    • 「日本のDSオールドメディアはシカトだろう」
    • 「速報(“真実”の内容略)。大事なのは世界のシナリオを描きそれを実行する勢力というものが存在し、ニュースや教科書に載る事実や歴史など作られたものであることを誰もが知っておくこと」
    • 「あなたは真実に近づいてる。間違いなくCIAが関わっている」
    • 「(追加ネタに釣られて)さらなる情報が明らかになった。アレックス・メイソンは偽のパスポートを所持していたらしい」
  • 気付いた人
    • 「嘘じゃねーかこの○○野郎!」
    • 「Grokのファクトチェック機能に感謝!うっかり騙されるところだった(笑)」

日本人ユーザーにも真に受けてしまった方々が大勢いたようで、元ポスト主が日本語で「これは冗談です」とポストするまでに。ゲーマーによる一日限りのギャグだと思って許してあげて欲しい。

ネタだと気づいた日本の有名な陰謀論者はそっと削除し、変わらず“真実”を発信し続けているようだ。余談だが、陰謀論にハマる人が絶えない理由と過程を描いた「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」は名作。陰謀論被害者の心理を知りたい方はぜひ読んでほしい。

なおXを「Alex Mason」で検索すると、インプレ目当ての間抜けなパクツイがけっこうな数ヒットし、こちらは愉快だ。

『コール オブ デューティ ブラックオプス』をプレイしてみよう

『Call of Duty: Black Ops』をプレイしたことがない方は、この機会にぜひキャンペーン(ストーリー)モードをプレイしてみてはいかがだろうか。

『ブラックオプス』は、国家間の戦争の現場を描いてきた『モダン・ウォーフェア』シリーズから一転。戦乱に影から影響を与えんとする、諜報機関の活動に焦点をあてた物語だ。ちなみに現在サービスが継続中の『Call of Duty: Black Ops 6(コールオブデューティ: ブラックオプス6)』までストーリーが続いている。

コール オブ デューティ ブラックオプス Reveal Trailer [日本語吹き替え版]

記念すべき初代『ブラックオプス』では、1960年代を背景に、それまでのCoDにはないダークなストーリーが描かれた。物語は、主人公であるCIA工作員アレックス・メイソンが何者かによって拘束され、尋問を受けているという謎めいた状況から始まる。

メイソンが回想する「過去の極秘任務」には、実在の人物が登場したり、史実と重なる部分もあったりと、物語は迫真性が高い。そこに「世界中を転々としながら多彩なアクションを展開する」という、『コール オブ デューティ』おなじみのゲーム体験がうまく噛み合っている。

徐々に謎が明らかになっていく面白さや、映画さながらの衝撃的な展開も相まって、そのシナリオは日本を含めた世界中で高く評価。従来のマルチ人気もあって、リリース初日での売上げは560万本に達し、当時の初日セールス記録を更新した。

今ならSteam版が、50%オフの2,680円で販売中だ(終了)。ただしこちらは日本語サポートがない点は要注注意。JFK暗殺事件の解析も気になるが、他のユーザーやAIに任せつつ、いったん『コール オブ デューティ』の歴史を学んでみよう。

Source: X

[ネタ] JFK暗殺事件の文書公開! 真犯人のCIAエージェント「アレックス・メイソン」が発見され『CoDブラックオプス』未プレイヤーが釣られる

FOLLOW EAA!!

SHARE
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (5件)

  • この頃のcodマジでストーリーとか出来良かったなぁ…

  • もうすぐエイプリルフールなんだからその時にやったらよかろうに。

  • boプレイするんなら日本未発売のwawもやるか見るかしといた方が良い 
    陰謀論とかたけでなく当時のゲームシステムを上手く使った演出があるんだけど日本人はwawが無かったためそれに乗れなかった…

コメントする

CONTENTS