Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』は、6月10日の大型アップデートとともに『シージエックス』へと進化する。
基本プレイ無料化が大きな目玉の一つだが、世界経済の現状を反映してか、ゲーム内の有料通貨である「R6クレジット」に調整が行われることが発表された。その内容は、一部のパックの実質的な値上げとなる。
『R6S』R6クレジットの一部が実質的な値上げ

シージ公式サイトにて発表された、6種類あるR6クレジットの変更点は以下のとおり。日本を含め、米国ドル以外の通貨を用いる他の国々のバージョンも影響を受けることが見込まれる。
- 「20ドルパック」と「35ドルパック」:新しい「25ドルパック」に変更。中身は3,300 R6クレジット
- 「50ドルパック」:中身が7,560クレジットから、7,200クレジットに減少
- 「100ドルパック」:中身が16,000クレジットから、15,000クレジットに減少
- 「5ドルパック」と「10ドルパック」は変更なし
これを日本語版のものに置き換えると、以下のようになる。なお記載の日本円価格は現時点のもので、為替などの影響を受けて今後さらに調整されるかは不明。
- 600クレジット(700円):変更なし
- 1,200クレジット(1,380円):変更なし
- 2,670クレジット(2,780円)と4920クレジット(4,880円):3,300 R6クレジット(25ドル=日本円不明、約3,600円)に置き換え
- 7,560クレジット(7,040円):7,200クレジットに減少
- 16,000クレジット(13,970円):15,000クレジットに減少
価格は変わっていないものの、一部のパックではクレジットが減るため実質的な値上げと言える。この調整は、『シージX』がリリースされる6月10日より反映される。
お得な「プレミアムパック」も
イヤー10シーズン2の期間中のみ、「プレミアムパック」という、1回だけ購入できる特別なR6クレジットパックも販売される。価格は20ドル(約2,900円)で3,300クレジット入っているので、シンプルにお得だ。
さらにこのプレミアムパックには、「限定コスメティックアイテム」もついてくるという。1ヵ月ほど先の話だが、『シージX』がリリースされたらチェックしてみよう。
世界的コスト高の影響か
変更の理由について、Ubisoftからは「現在、そして将来にわたって、一貫した高品質の体験を提供し続けられるようにするため」と説明されている。
一方でゲーム業界全体を見ると、意外な発表という印象はない。昨今はハードメーカーを中心に、こうした値上げの発表が相次いでいるためだ。
任天堂は米国向けNintendo Switch 2の周辺機器を値上げ。ソニー・インタラクティブエンタテインメントも、欧州など一部地域でPlayStation 5を値上げ。そしてMicrosoftもまた、Xbox本体と一部周の辺機器を値上げ。ホリデーシーズンのリリースを見込むゲームタイトルの一部も、値上げされることが事前に発表されている。

エネルギー、住宅、雇用、物流などゲーム業界でも各方面でのコスト上昇が根強く続くなか、米国トランプ政権による関税政策が、これからの経済環境をさらに揺さぶることが懸念されている。他社と同様、残念ながらUbisoftもその影響を避けられなかったと解釈できる。
欲しいアイテムは値札を見ずに買ってしまうタイプのプレイヤーには心苦しいと思われるが、6月10日からクレジット内容が変更される点については一応しっかり覚えておこう。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Ubisoft
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