CoDシリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 7(コールオブデューティ: ブラックオプス7)』は2025年11月14日リリース予定で、既に「スタンダードエディション」および「秘蔵版」の予約受付中(Amazon)。対応プラットフォームはPlayStation 4、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam、Battle.net)。Xbox Game Passメンバーも初日アクセスできる。
10月3日から始まるベータに先がけて、Treyarchは『BO7』に関するプレイヤーからの質問に答えているところだ。今回はデザインディレクターのMatt Scronce氏に加え、TreyarchのシニアプロデューサーBrittany Pirello氏が登場。『BO7』のマップを中心に、コンテンツや開発方針について語られている。
『BO7』対戦マップ18種は『BO6』よりやや広め
『BO7』マルチでは、リリース時に18種のマップがプレイできる(公式サイトによるとコア16種+20v20用が2種)。
過去作と同様、リリース後のアップデートでさらに多くのマップが追加されていくが、ゲームプレイのペースは『BO6』とはやや異なるものになるという。
やや異なるとは、「やや広い」のか「やや狭い」のか。Pirello氏が言うには「次の交戦を行うまで一息入れられるようにしたい」とのことなので、『BO6』よりも少し広めのデザインと察せられる。
「Yemen」がリマスターか
『BO2』からのリマスターマップとしては、既に「Raid」、「Express」、「Hijacked」の存在が映像などから判明。さらに、『BO7』で初リマスターされるマップもあることが以前から明かされていた。
これについてPirello氏は「私のお気に入りのマップの一つは、あなたがこのゲームで最強だ(You're the best in the game)と思わせてくれるでしょう」と述べている。
コミュニティの人々は、この一言にピンときたようだ。OpTicのScumpがかつて試合中に叫んだ象徴的なセリフ「Who’s the best in the game?(このゲームの最強は誰だ?)」にかかっているのかもしれない。
CoD競技シーンの生ける伝説Scumpによるこの自賛的な発言は、Major League Gaming主催「MLG Spring Championship 2013」での一幕。このときの対戦マップは「Yemen」。リマスターされたことがないマップの一つだ。

中型マップが多め、小型は4種
マップのサイズには「広い」「普通」「狭い」の3種があるが、基本となる中型マップ(普通サイズ)が最も多いとのこと。『BO6』と比較して、広いマップや狭いマップは少なめになっている。具体的には、小型マップは18種のうち4種。
すべてのマップは、まず3レーンを前提に、そこからルールを破りつつ各マップがユニークかつ楽しいものになるようにしている。
ドアはなし
最近の噂で「2026年の新作CoDにはマップにドアがある」という話があった。これを意識した質問かは不明だが、少なくとも『BO7』のマップには、手動で開け閉めするようなドアはないという。
ただし近未来テイストのゲームということで、『ブラックオプス2』で見られたような自動ドアはある。
新マップ「ブラックハート」
『BO7』の新マップの一つとして、洋上施設らしき場所を舞台にした「ブラックハート」が紹介されている。こちらは10月3日から始まるベータでプレイできる。名前からして近未来の石油リグだろうか。
ガンファイトとフェイスオフも復活予定
6v6のコアマルチ体験に加えて、定番のミニモード「ガンファイト」や「フェイスオフ」も実装予定であることが念押しされた。
ガンファイトのマップについて。過去作では「ガンファイト専用マップ」もあったが、『Call of Duty: Black Ops Cold War(コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー)』の「Diesel」や『Call of Duty: Black Ops 6(コールオブデューティ: ブラックオプス6)』の「Nomad」のように、6v6からミニモードまで複数の用途で使えるようなマップを『BO7』でも用意していく。
リリース後武器のヒント?
リリース後の計画について。マップ以外にも、新武器を含めたさまざまなコンテンツが実装されていく。
そのうちの一つはScronce氏のお気に入り武器で、リリース直後のアップデートで追加予定。これを見たファンは「go ballistic(我を忘れるほど気がたかぶる)」とのこと。
コミュニティでは『BO2』のボルトアクション・スナイパーライフル「Ballista(バリスタ)」のことと考察されている。

体力ゲージの表示機能あり
今回の動画とは別に、Scronce氏はXでもユーザーからの質問に答えている。いわく、『BO7』には、敵の体力ゲージを表示する機能もある。
質問「Matt、体力ゲージはある?」
Scronce氏「現在マルチプレイヤーで体力ゲージのテストをしているところで、これをオフにする設定と一緒にベータに入れられたらと思っています。この機能へのフィードバックを楽しみにしています」
敵の頭上に体力ゲージ(バー)が見える機能は、Treyarchの前々作『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』で見られたもの。
とはいえ、過去のRedditの議論を振り返るとこの機能は賛否両論ある。「キルタイムの短いCoDには必要ない」、「画面の邪魔になる」という意見もあれば、「距離ごとの武器ダメージの違いが分かりやすくて良い」、「オン/オフ選択式にすればいい」という見方も。
キルタイムは『BO6』並み
Scronce氏はまた、キルタイムに関する質問にも答えている。
「(キルタイムは)今のところ、『BO6』のキルタイムに寄せられています。速すぎず、遅すぎないところに収めたいですね。反応するのに十分な時間があり、敵をスポンジみたいに感じないようにしながら、各武器が多様性を出せる余地を作りたいです」
今回の動画は4分程度の長さだが、マップ数などの具体的な情報から、ベテランが思わず「ん?」となる思わせぶりな一言まで、盛りだくさんの内容だった。
Treyarchでは、まだまだプレイヤーからの質問や要望を受付中。「キャラコン」と「マップ」に次いで、今後も開発者からの先行解説を聞く機会がありそうだ。10月3日から始まるベータに向け、次はどんなテーマで話を聞いてみたいだろうか。

『CoD:BO7』記事まとめ
- 製品情報&ベータ:CoD:BO7『コールオブデューティ: ブラックオプス7』11月14日発売! スタンダード版と秘蔵版の違い / 予約で10月3日からベータ先行アクセス
- キャンペーン:CoD:BO7『コールオブデューティ: ブラックオプス7』キャンペーン詳細:現実と狂気が交錯する新ストーリー/ 経験値はマルチと共有 / 史上初のエンドゲームコンテンツ
- マルチ(1/2):CoD:BO7『コールオブデューティ: ブラックオプス7』マルチ詳細(1/2):武器30種&マップ16種 / 武器プレステージ /『BO6』から引き継ぎ可能など
- マルチ(2/2):CoD:BO7『コールオブデューティ: ブラックオプス7』マルチ詳細(2/2):装備を強化する"オーバークロック" / 20v20"スカーミッシュ"とウイングスーツなど
- ゾンビモード:CoD:BO7『コールオブデューティ: ブラックオプス7』ゾンビ詳細:オリジナル・ゾンビクルーが令和に登場 / ワンダービークル / サバイバルモード復活 / デッドオプス4など
FPS POWER TUNE


Source: Treyarch
コメント
コメント一覧 (8件)
中型マップなら10vs10がデフォルトでいいわ。
TTKは旧MW3やVGくらいがいいけど、せめてMW2019(=BO2)並にして欲しいよなぁ
TTKが遅いほど武器バランスは悪くなるし、初心者のまぐれキルも起こらなくなる
マニアがライト層を狩り尽くして過疎るんだよ
BO6のTTKってどちらかと言えば遅い方じゃないか?
その前マッチシステム刷新しろよほんと馬鹿の集まりだな
MW3くらいのキルタイムにして欲しい 反応が間に合わん…
BO6並のキルタイムってもう不安しかねえ
bo6のキルタイムは遅いと思う
ballisticっていうと個人的にはバリスティックナイフの方を思い浮かべるな、BO定番だし、何よりロマンの塊だし
あとゾンビでの遠隔蘇生は野良だと重宝するのよな、フィールドアップグレードがあれどもいつでも片手間蘇生できるのが強い