CoDシリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 7(コールオブデューティ: ブラックオプス7)』は11月14日発売予定で、Amazonでも予約受け付け中。
日本時間10月3日より始まるベータに向け、Treyarchはベータ版およびリリース版でアクセスできる新コンテンツや新機能を一挙に公開した。この記事ではゾンビモードの膨大なコンテンツを12の注目点に分けて解説していく。
『コールオブデューティ: ブラックオプス7』ゾンビ新要素をチェック
(以下、日本語名不明のものは記事上の仮訳)
『BO7』では、大型マップ「アッシュ オブ ザ ダムド」を中心に、以下のモードがプレイできる。
- スタンダード
- サバイバル
- ガイドモード(リリース後)
- カース
- 「Dead Ops Arcade 4」
以下で、『BO7』で新たに登場するコンテンツや、既存コンテンツへのアップデート内容をチェックしていこう。ウォールバイやミステリーボックスなど多くの基本システムが『BO6』(とそれ以前の作品)から引き継がれており、前作を知っていれば取り組みやすい。それだけでなく、前作で寄せられていた不満点も解消されてプレイしやすくなっている。
1. 史上最大のラウンド制ゾンビマップ「アッシュ オブ ザ ダムド」

『BO7』ゾンビでは、まず広大なマップ「アッシュ オブ ザ ダムド」を探索することになる。オープンワールド型ゾンビには大型マップが過去にもあったが、ラウンド制ゾンビマップとしては今回が史上最大規模となる。
「アッシュ オブ ザ ダムド」は以下のエリアで構成されている。別次元、別時代から集まった地形が一体となり、混沌とした景観を作り出している。
- ヤヌスタワープラザ
- ヴァンドーンファーム
- ブラックウォーターレイク
- アッシュウッド
- エグジット115
- ザーリャコスモドローム
- ザ・フォグ
このうち「フォグ」はその名の通り、道々の視界を遮る濃霧のこと。濃霧の中には凶暴かつ素早く動き回るゾンビが潜んでいるため、低ラウンドでも油断できない。探索時の要注意ゾーンとなる。
CharlieIntelによると、『BO7』ではすべてのシーズンで新マップが1種登場。数多くのラウンド制マップも追加されていくという。
ゲームプレイはマップの中心地点からスタートし、新たな「ワンダービークル」もそこに置かれている。スタート地点からはまず2方向に分かれるデザインになっており、さらにジャンプパッドを使ってエリア間の移動をする要素もある。
ストーリーだけ追いたいというプレイヤー向けの「ガイドモード」も用意されている。こちらはリリース後の実装を見込む。
2. 新たなハードコアモード「カース」

定番の「スタンダード」と、システムをシンプルにした「サバイバル」モードに加え、『BO7』では「カース」という、ハードコアな新モードが登場する。
このモードでは、自分のロードアウトを持っていくことはできず、全員がピストル一丁だけでスタートする。ミニマップもなく、『CoD:BO3』からインスパイアされた「クラシックなポイントシステム」が採用されている。
よりスリルを求めるゾンビファンに向けて作られたこのモードでは、遺物(Relic)という新システムがさらに難易度を高める。どの遺物も強力なパワーを秘めている一方で、チャレンジとセットになっており、「パークコーラは4種まで」、「弾薬補給ができない」などの制約がプレイヤーに課されるという。
デバフされるなら避けて通りたいところだが、その難易度に見合うユニークなチャレンジ報酬が用意されている。また、より強力な遺物を獲得するのにも遺物チャレンジの達成が要求される。
3. 新パークコーラ「ウィスプティー」

パークコーラに新作が入荷。この「ウィスプティー」を飲むことで、一緒に戦ってくれる「ウィスプ」が召喚される。
ウィスプを召喚するには、多大なダメージを発生させる必要がある。フィールドアップグレードや装備品など、高ダメージを出すアイテムを使うことで召喚までの時間を短縮できる。
- ウィスプが召喚されるのは、大量のゾンビを倒した後。倒した数が重要で、スピードは求められない(もちろん素早く倒せばすぐに召喚できる)
- 召喚されたウィスプは30秒間、付近のゾンビを倒す。2分後に再召喚が可能になる
- ウィスプはすべてのタイプのゾンビを狙う
- ウィスプはラウンドの境目を理解しており、最後に残ったゾンビは倒さないでおく
なお『BO6』のパークコーラ11種も、『BO7』で再び登場する。
- ジャガーノグ
- PhDフロッパー
- エレメンタルポップ
- メレーマキアート
- ヴァルチャーエイド
- ダブルタップ
- クイックリバイブ
- デッドショットダイキリ
- デスパーセプション
- スタミンアップ
- スピードコーラ
ワンダーフィズの仕様変更

すべてのコーラにアクセスできるワンダーフィズマシンの仕様は、以下のように微調整される。
- 各コーラの価格は、これまで購入してきたコーラ数を基準にするが、無料で手に入れた分は勘定に入れなくなる(ランダムパークがもらえるパワーアップや、ゴブルガムで得たパーク、サブクエストでもらえる無料パークなど)
- 『BO6』では25ラウンド目で確定で出現していたが、『BO7』では自分とチームメイトの状態に応じて出現タイミングが変化。プレイヤーが所持しているパークコーラの総数が一定に達したときに出現するようになる
4. 新弾薬MOD「ファイアワークス」

『CoD:BO3』から「ファイアワークス」が復活。その名の通り、花火のような色鮮やかな爆発を発生させてゾンビを吹き飛ばす弾薬MODだ。以下の仕様になっている。
- 最初の爆発で、付近にいるゾンビにダメージを与える。そこから星が空に打ち上げられ、空中でさらなる爆発を起こす
- 空中での爆発からはフレアが発生し、地上に降り注いで付近の敵にダメージを与える
- ファイアワークスが発動する確率は、敵のタイプに依存する
- 花火のショーが終わると、再度発動可能になるまで短いクールダウンがはさまれる
5. 新フィールドアップグレード「トキシックグロース」

『CoD:BOCW』で登場した「トキシックグロース」が、『BO7』の新フィールドアップグレードとして登場する。
これはトゲに覆われた凶暴な毒性植物を召喚するフィールドアップグレードで、触れたゾンビに毒ダメージを与えてスローダウンさせる。狭い戸口に生み出すことで、敵をブロックするような使い方も可能だ。
このトキシックグロースは自分やチームメイトにはダメージを与えないが、一度に設置できるのは最大3つまでとなっている。
フィールドアップグレードへの調整点
なおフィールドアップグレードは仕様が微調整される。
序盤ラウンドでは、チャージに必要なゾンビキル数が少なくなる。一方で、ラウンドが進むにつれて必要なキル数が少しずつ増えていく。さらに、起動するごとにフルチャージに必要なコストもやや増えていく。
6. オーグメントは192種も!

パークコーラ、弾薬MOD、フィールドアップグレードにはそれぞれ追加効果である「オーグメント」を設定できる。
既存のオーグメントを調整するとともに、『BO7』では大量の新オーグメントが追加された。各装備品のオーグメントは、これまで全6種だったが、全8種に拡張。合計で192種ものオーグメントにアクセスできる。
さらに、研究を最後まで進めると9番目の「エクストラスロット」がアンロックされる。これはマイナーオーグメントの2つ目のスロットで、メジャー1種とマイナー2種、計3種の効果を同時に発動できるようになる。
なお「ヒールライト」、「シャッターブラスト」、「テスラストーム」、「フロストブラスト」、「ミスターピークス」がリリース時には使えないが、今後のシーズンアップデートで追加予定。これらにも新オーグメントが搭載される。
オーグメントの新効果「オーバーヒール」
新オーグメントの中には、プレイヤーの最大体力を一時的に引き上げる「オーバーヒール」という効果を持つものもある。以下がその仕様。
- ジャガーノグなどと組み合わせて最大体力をさらに上げられるが、オーバーヒールできる上限は現在の体力+100まで
- オーバーヒールは一時的なものなので、失われた分は回復不可能
- オーバーヒール状態が消えても、再度獲得すればもう一度オーバーヒール状態になれる
オーグメントへの調整点
オーグメントには、以下のように仕様の調整も見られる。チャーム状態にしたゾンビが勝手にラウンドを終わらせなくなるのはうれしい変更だ。
- 敵ゾンビを味方にする効果を持つオーグメントに変更。味方にしたゾンビは、そのラウンドの最後のゾンビを倒さなくなる
- 「ビッグゲーム」を強化。ダメージが上がったり、発動する頻度が高まったりしている
- 「デッドワイヤー」の電撃など、部位ダメージ判定を持たないダメージ源は、自動的にクリティカル判定されなくなる
- 「デッドショットダイキリ」の「デッドヘッド」など、1発ごとに効果が発動する仕様のオーグメントに変更。ペレットダメージや範囲効果ダメージに関しては、(強すぎるケースがあるので)効果の発動にクールダウンがかかるようになる
7. 新ゴブルガム6種

- アフターテイスト(レア)
- 蘇生された際に発動。すべてのパークを保持したまま蘇生できる
- リクイップメント(エピック)
- 装備品スロットが時間経過で補給されていく(5分間継続)
- パワーバキューム(エピック)
- キルによってパワーアップが出現する確率が上昇する(5分間継続)
- ラウンドオフ(レジェンダリー)
- ラウンドが2ラウンド分進まなくなる
- アーマーゲット(レジェンダリー)
- 3プレートアーマーベストを獲得し、即座にすべてのプレートを補充する
- ギフトカード(ウルトラ)
- 30,000エッセンスを獲得。他のボーナス効果との組み合わせ不可
これまでのゴブルガム(レア10種、エピック11種、レジェンダリー12種、ウルトラ7種、変わり種7種)も引き続き入手できる。なお以前から共有されているように、『BO6』で集めたゴブルガムは『BO7』にそのまま引き継げる。
ゴブルガムへの調整点
- 不要なゴブルガムは、砕いてエッセンスに変えられるようになる。獲得エッセンス量はレアリティに依存
- ゴブルガムマシンに複数のプレイヤーが同時にアクセスしようとした場合、起動する度にマシンにクールダウンがかかるようになる
- パワーアップを呼び出すゴブルガムを使ったときは、アイテムが目の前に現われるのではなく、その効果が自分に直接発動するようになる
- 「脱出戦術」のゴブルガムを使うと、使ったプレイヤーが自動的に脱出するようになる
8. 新たなワンダービークルとワンダーウェポン

広大な「アッシュ オブ ザ ダムド」の移動に便利な新要素として、「ワンダービークル」が登場する。
「オールテッシー(Ol' Tessie)」と呼ばれるこの車には、探索することで手に入るアップグレード要素が備わっている。おなじみのバス運転手の頭や、DG-2ターレットを見つけたら、車に載せて火力アップ。チームの一員として活躍してくれる。

新ワンダーウェポンはガントレット
新ワンダーウェポンは「ネクロフルード・ガントレット(Necrofluid Gauntlet)」。不気味な緑の妖気を放つこのガントレットはゾンビを殴り飛ばせるだけでなく、鋭いトゲを放って遠方のゾンビをも狙い撃てる。近接と遠隔に両対応したワンダーウェポンだ。

刺さったトゲは自動的にガントレットに戻っていく性質があり、射線上にいるゾンビたちに往復でダメージを与えられる。さらに、トゲが戻ってくるしくみを利用して、遠くで出現したパワーアップ・アイテムなどを回収する使い方もできるのだとか。
9. 新たな敵、ゾンビ熊とゾンビ蜂に要注意

ダークエーテルでは、新たなエリートゾンビ「ザーサ(Zursa)」が頂点捕食者として君臨している。
見た目からして強そうなこのゾンビ熊だが、さらに「ゾン・ビー(Zombee)」というあんまりな名前のゾンビ蜂(ビー)とタッグを組んでいる。その毛の中には蜂の巣が埋め込まれており、ゾンビ蜂が熊の周辺を飛び回っているようだ。大量のゾンビ蜂に絡まれると容赦なく刺されてしまうだろう。
10. 見下ろし型ミニゲーム「Dead Ops Arcade 4」
見下ろし型のミニゲーム「デッドオプスアーケード」に新作が登場。今回は恐るべきシルバーバック一家の父「パパバック」と戦うことに。
「Dead Ops Arcade 4」は最大4人でプレイできるだけでなく、ここで獲得したXPで、メインゲームのプレイヤーレベルを上げることもできる。80以上のステージと20以上のユニークエリア。さらに10以上のボーナス部屋が用意されている。なおFPSモードでもプレイできる。
そして「デッドオプスアーケード」では初めて、通常ゾンビのシステムのうち弾薬MOD、フィールドアップグレード、ゴブルガムが使えるようになった。ただし効果は通常モードとは異なる場合がある。
11. 公衆電話で脱出

ラプターワンとは離れてしまい、ヘリでの脱出はできなくなってしまったが、ダークエーテルの世界には奇妙な公衆電話が各所に置かれている。一定間隔でアクセス可能になるこの公衆電話から電話をかけることで、出口のポータルが出現するという。
ただし、使用すると強力なHVTゾンビを含めた、敵の大群が出現する。これらの敵を制限時間内に倒しきらない限り、このポータルは使えない。
脱出投票の変更点
チームでの脱出投票システムに変更。もし脱出に反対した場合は、他のプレイヤーたちが脱出した後も自分はマップに残ってプレイを続けられるようになった。
脱出するつもりでゾンビの大群を呼び出した仲間たちに協力しても良いが、見捨てても一応OK。たとえ仲間たちがゾンビに倒されても、自分は脱出イベント後もプレイを続けられる。なお脱出に賛成したプレイヤーたちは、脱出に成功しても、失敗してデスしても、マッチが終了する。
12. 『CoD:BO7』ベータで「サバイバル」プレイ可能
10月3日から始まるベータテストでは、『BO7』のゾンビモードもプレイできる。新マップ「アッシュ オブ ザ ダムド」全体はリリースまでのお楽しみだが、エリアの一つである「Vandorn Farm」を使ったサバイバルモードを体験できる。

サバイバルモードはゾンビの最もシンプルなルール。迫り来るゾンビの大群をひたすらに、可能な限り長く倒し続けるというものだ。
パックアパンチマシンや工作台、弾薬補給箱など、通常モードであれば別々のエリアに散らばっている要素も、サバイバルではこのエリア内に集合している。ただし残念ながら、プレイエリアは小さいのでワンダービークルには乗れない。
既存システムへの調整点をまとめてチェック
ここまでで既に数多くの変更点を説明してきたが、その他の情報を以下にまとめた。
- 武器・装備
- 近接武器が強化。頭を狙えばクリティカルダメージが発生し、「ヘビーアタック」でさらに大きなダメージが出せるようになる
- アタッチメントのサプレッサーが弱体化。得られるサルベージ量が減り、他のアタッチメントを選択する動機になる
- アーマーウォールバイは、自分のアップグレード状況に合わせてレベルアップしていくようになる
- 敵
- 後半ラウンドで登場し始める、「スーパースプリンター」と呼ばれる高速ゾンビについて。この敵は55ラウンドより先の出現頻度が低確率で上昇するようになる。ただし、出現する上限は低下する
- アーマーゾンビに調整。アーマーがあるタイプのゾンビ各種は、後半ラウンドではスーパースプリンターにはならず、アーマーの耐久力も低下する。代わりに、爆発物の炸裂ダメージに対するアーマーの耐性は上昇する
- 特定の武器とアタッチメントの組み合わせで、より効率よくアーマーゾンビを倒せるようになる
- ゾンビに向かってスライディングすると、大ダメージは出ないもののノックバックさせることが可能になる
- スペシャルゾンビの出現数が減少する
- アイテム
- サルベージを取り逃しても、10ラウンドごとに逃した分の50%が自動的に回収されるようになる
- 「マックスアモ」は、弾薬だけでなく装備品も全回復するようになる
- 「ファイアセール」では、トラップとウォールバイの価格も下がるようになる
- チームが大量のパークを持っている場合、パワーアップの中から「ランダムパーク」が出現するようになる
- 1ラウンド中に、複数のパワーアップがまとめて出てくる頻度が上昇する
- ミステリーボックスから確率でエーテルツールが出るようになる
- ミステリーボックスから、近接武器とサポートアイテム(スコアストリーク)は出現しなくなる
- ミステリーボックスからワンダーウェポンが出現する確率はラウンドが進むほど上昇する仕組みだが、この出現確率がさらに上がる(とはいえ、そもそも低確率である点は変わらない)
『CoD:BO7』記事まとめ(ベータ&リリース版)
- 製品情報&ベータ:CoD:BO7『コールオブデューティ: ブラックオプス7』11月14日発売! スタンダード版と秘蔵版の違い / 予約で10月3日からベータ先行アクセス
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コメント
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ええっ? betaクリアコーリングカードだってぇ!?
まぁそんなことは無いだろうけどまた早期クリアコーリングカードがあるのかが気になるねぇ。