Ubisoftの『Rainbow Six Siege X(レインボーシックス シージ エックス)』は、2025年12月でリリース10周年の節目を迎えた。
この10年を通して、シージの開発を手がけてきたスタッフの間では、どんな議論があったのだろうか。都内で開催されたイベント「FPS Day X」にて、EAA!!はディレクターのAlexander Karpazis氏にインタビューを実施。次の10年に向けてどんな展望を持っているのか、貴重な話を聞かせてもらった。
R6ディレクターAlexander Karpazisインタビュー

今回インタビューさせていただいたのは、『シージエックス』ディレクターのAlexander Karpazis氏。EAA!!との2020年のインタビュー時はアートディレクターだったが、今や新シーズンの公開パネルにも登壇する中核の一人だ。
10周年の節目を迎えたシージだが、開発チームは現在どのようなことを議論し、取り組んでいるのか。現場の人々の着眼点について知ることは、プレイヤーたちが2026年の展開予想をするうえでも有用なヒントとなるだろう。
日本と「FPS Day X」の感想
質問「最初はやはり、日本のことから始めさせてください。私たちのシージコミュニティ、そして今回の『FPS Day X』についての印象などはいかがでしたか」

Karpazis氏「日本で開催されたシージのイベントに来るのは今回が初めてです。なので、コミュニティの人々に直接会えたのは素晴らしいことでした。
日本のコミュニティがシージに対して持っている情熱、エネルギー、リスペクトを見ることができて、本当に報われる気持ちです。満員のホールで、多くのプレイヤーや観客が、さまざまな試合を見ています。こうした日本コミュニティの競争心を見ることができて、本当にこの仕事をしていて良かったと感じます」
R6Sの構想:10年前から現在、そして次の10年
質問「シージは2025年12月に10周年を迎えました。ゲームのコアは一貫していると思いますが、今日までの10年で、細かなビジョンやコンセプトがどのように変わり、また次の10年ではどのように変えていきたいですか」

Karpazis氏「私たち開発チームは、この10年間で多くのことを学んできたと思います。シージにはカジュアルからハードコア、そしてプロ選手まで、さまざまなタイプの楽しみ方をするプレイヤーがいて、それぞれから多くのことを学びました。
『シージのコアとは何か』を、今ではより深く理解できていると思います。そこからどう積み重ねて、プレイヤーのニーズに応えていくかということを考えています」
新規プレイヤー増加に向けた作戦
質問「シージには確かに幅広い層がいますが、新規プレイヤーが、今からこのゲームを始めるのは難しいかもしれません。Y10S4では訓練モードにミニマップが追加されて学習が便利になりましたが、それ以外にも、今後さらなるアイデアはあるのでしょうか」

Karpazis氏「ミニマップは実際面白い機能なので、いちばん下のスキルレベルを対象にしたプレイリストにもこれを導入するなど、初心者がマップを覚えやすくすることを模索中です。
その次のステップとしては、これまで行ってきた訓練機能のアップデートの成果を確認することだと思います。AIオペレーターには多くのリソースを投じてきましたが、AIのチームメイトや敵を将来さらにスムーズに動作させることで、新規プレイヤーがシージに入りやすくなるでしょう」
AIオペレーターの次なる可能性
質問「そのAIオペレーターですが、現在はあくまで『入門用』という位置づけです。しかし、将来的にはどうなると思いますか。たとえば、プロチームの作戦を再現してくれるようなAIオペレーターも開発できると思いますか」

Karpazis氏「そうですね。より難易度、レベルの高いAIオペレーターを導入していくことが私たちの次のステップです。また、AIオペレーターとどうやってコミュニケーションを取り、連携できるようにするかを考えることも非常に重要です」







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