『タルコフ』1.1.0.0でタスクの前提条件が大幅変更、詰まっていたタスクを迂回してLLを上げられるように

Battlestate Gamesは7月27日、『Escape from Tarkov(エスケープ フロム タルコフ)』の次期アップデート1.1.0.0で実施される「サイドタスクシステム」刷新の詳細を発表した。大多数のタスクが数珠つなぎのチェーン構造から外れ、トレーダーの信頼度(LL)に応じて開放される仕組みへと大きく舵を切る。苦手なタスク1つで先が丸ごと止まることはなくなりそうだが、賛否は分かれている。
- 3行まとめ
- 大多数のタスクが信頼度(LL)紐づけに変更、苦手なタスクは飛ばして進行できるように
- 報酬は現金中心へ。トレード品も大半が特定タスク不要、LL到達で開放される
- 「Kappaコンテナ」取得条件も変更、大量のサイドタスクが不要に。配信は7月末〜8月頭の予定
『タルコフ』のタスクシステムはどう変わる? 大多数がチェーン式からトレーダー信頼度(LL)制へ
Battlestate Gamesは公式Xアカウントで、1.1.0.0での変更点の一つとしてサイドタスクシステムの改修を明かした。従来は特定の前提タスクをクリアしないと次のタスクが開放されない、数珠つなぎ型の進行システムが採用されていた。このため、一つのタスクで行き詰まると、その先に連なるタスクがまとめて開放されないままになっていた。
刷新後は、タスクの開放状況がトレーダーの信頼度(LL)と紐づく形に変わる。LLはLoyalty Levelの略で、Fenceを除く各トレーダーに1から4の段階があり、上げるほど強力な物資を売ってくれるようになる、あのおなじみの数字だ。
各トレーダーのLL1ではまず基本的なタスクが受注でき、そのうちいくつかをクリアするとLL2に進行。新しいLLに到達するたび、より難易度の高いタスク群が開放されていく設計だ。報酬の内容も見直され、現在は交換アイテムや装備が報酬のかなりの部分を占めているが、刷新後は現金がより中心になるという。
ただし全タスクが選択式になるわけではない。一部のタスクは例外として、トレーダーのLLに関係なく、従来通り数珠つなぎ方式で開放されていく。これらのタスクの報酬には、特に希少な交換品やクラフトが用意されるとのことだ。
こうした例外タスクは、最初の一つを受注した時点で、そのチェーンの主要な報酬をあらかじめ確認できるようになるという。
トレード品の入手条件も変更、Tri-ZipはRagman LL3・DevTac RoninはMechanic LL2で開放
大きな変化は、トレーダーとの交換品の入手条件にも及ぶ。交換の品揃えは、その大半が特定タスクに紐づかなくなり、トレーダーとの新しいLLに到達した時点で即座に開放されるようになる。公式が挙げた例では、人気アイテムの「Tri-Zip」バックパックはRagmanのLL3で、「DevTac Ronin」ヘルメットはMechanicのLL2で、それぞれ開放される見込みだ。
ただしLLを上げること自体に複数のタスククリアが要求されるので、ノーコストで装備が並ぶわけではない。変わるのは、どのタスクで積み上げるかを自分で選べるようになる点だ。
『タルコフ』Kappaコンテナの取得条件はどうなる? タスク「Collector」の解放条件が変更へ
タスクシステムの改修は、我々の長年の目標である「セキュアコンテナ Kappa」(通称Kappaコンテナ)の取得条件にも波及する。Kappaコンテナはタスク「Collector」のクリア報酬で、現行仕様では一部を除く大半のタスクをクリアする必要がある、タルコフ屈指の高難度タスクだ。
『Escape from Tarkov』公式Xアカウントが明かしたところによれば、Collectorの解放条件一覧からは多くのサイドタスクが削除され、「Shooter Born in Heaven」など一部のタスクのみが残される。代わりに、すべてのトレーダーとの信頼度をLL4まで上げることに加え、Fenceとの信頼度を所定の水準まで上げることが新たな条件になるという。
残る前提タスクの全リストと、Fenceに求められる具体的な数値は、現時点では公式から示されておらず、確定は正式なパッチノート待ちだ。
それでも、これまで数十のタスクをこなす必要があったことを思えば、要求されるものの性質はかなり変わる。全トレーダーLL4という新しい壁との差し引きになる。なお変更後の条件でKappaコンテナを取得すると新たな実績が付与される一方、現行の固有実績「Kappa Path」は最初のシーズン開始後には獲得できなくなる。この実績が欲しいなら、アプデ前に駆け込むしかない。
アップデート1.1.0.0の配信日はいつ? シーズン1「Kord Breach」も同時始動
配信時期については情報が動いている。公式は7月16日の告知時点で「7月末までの配信を予定」としていたが、その後Battlestate Games代表のNikita Buyanov氏が8月3日配信予定と述べている。正式なパッチノートで確定した日付ではないので、数日単位でずれる可能性はある。
今年5月9日の公式配信「TarkovTV」で明かされた2026年Q2〜Q4のロードマップで、シーズン制第1弾「Kord Breach」の存在自体は予告されていた。今回サイドタスクの大幅な組み替えという形で、その中身が明らかになった格好だ。シーズンシステムでは、モディファイアと呼ばれるルールを自身でカスタマイズして付与できる仕組みも導入予定となっている。
なお公式は、今回のタスクシステム改修が「すべてのゲームモード」を対象とすることも明言している。PvE専用で遊んでいる場合も、タスクの組み立て方は変わる。
反応は賛否両論、「簡単になりすぎ」の懸念と「恒常キャラにも来るのか」の疑問
公式ポストのリプライ欄は、歓迎と懸念、そして質問で埋まっている。主な声を並べる。
歓迎する声
- Gazza_Fps氏:1万時間プレイしてきた立場から、全トレーダーがLL4になった後はどうせほとんどのタスクを飛ばしているのだから、素直に良い変更だ
- skEtchobviously氏:既存キャラクターで何かしらバグは出るだろうが、全体としては非常に良い変更でかなり楽しみだ
- Gabe_Nighthawk氏:チェーンの最初で最終報酬を確認できるのがいい。クラフトや特別な交換品といったゴールが事前に見えることで、Wikiなどの外部リソースに頼らなくても進められる選択肢が生まれる
- AirwingMarine氏:3人のトレーダーでLL2に到達した瞬間に38個のタスクが一斉に開放されるのか、と笑いつつ、ひとまず素晴らしい変更に見える
懸念する声
- Gigadweeb1氏:これまではタスクの達成条件が、そのスロットで最良クラスの装備を進行の奥に置いておく鍵として機能し、段階的な成長カーブを作っていた。装備がLLだけに紐づくと多くのアイテムが一気に型落ちするため、トレーダーのレベル段階そのものを増やさないと成立しないのではないか
- BlitzLuong氏:報酬が現金中心になると、受け取ったアイテムをそのまま別のタスクの納品やハイドアウトに回せるという利点が失われてしまう
- JiggaWhigga氏:Kappaを簡単にしてほしいわけではない。取得に必要なキル数を減らせばいいだけで、そこが不満の元凶だ。名指しは「Punisher」と「Test Drive」で、何年も前から言われているのに今やっているのはそれではない
- 複数の声:説明を読む限りすべてが簡単になりすぎて、タルコフならではの独自性や苦労が失われるのではないか
既存キャラクターの扱いを問う声
- GunfighterA氏:今回の変更はシーズン限定なのか、恒常キャラクターにも適用されるのか
- FinnTheHewman氏:すでにタスクを進めきったキャラクターがどうなるのか、変更を反映させるにはリセットやプレステージが必要になるのか、という情報が見当たらない
- Zedris_Z氏:新しいタスクのために、PvEアカウントをリセットする価値はあるのか?
ここ、我々も一番知りたいところだ。ワイプを挟まずに恩恵を受けられるのか、それともシーズンキャラを作らないと関係ない話なのかで、8月以降の遊び方がまるごと変わりそうだ。
アップデート概要
- タイトル:Escape from Tarkov(エスケープ フロム タルコフ)
- 開発・運営:Battlestate Games
- アップデート:1.1.0.0
- 配信予定:公式告知は「7月末まで」、その後Nikita Buyanov氏が8月3日と発言
- 主な変更点:タスク開放の信頼度(LL)制移行、報酬の現金中心化、Kappaコンテナ取得条件の変更、シーズン1「Kord Breach」実装
- 対応プラットフォーム:PC(公式サイト/Steam)
はっきりしているのは、タスクという鍵が外れる分、装備が手に入る順番が変わるということだ。それを自由と取るか、積み上げの喪失と取るかで、このアプデの見え方はまるで変わってくる。ワイプ直後にどのトレーダーから手をつけるか、また攻略サイトとにらめっこの日々が始まる。
あわせて読みたい:『タルコフ』ゲーム内ストア「Expansions Hub」と新通貨「TarCoin」正式実装。レイドで拾って無課金購入も可能に

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Source: Escape from Tarkov
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