PlayStation VRや、HTC Vive、Oculus Riftなど大手VRヘッドセットが世に出回り、身近なものとなりつつあるVRですが、世界初の8K解像度を実現したモンスタースペックのヘッドセット「Pimax8K」プロジェクトが開始。Kickstarterにてすでに目標額の6.5倍の資金を調達しており、いくつかのリワードは早くも売り切れ状態となっています。
世界初8K解像度VRヘッドセット、499ドルから購入可能
世界初の8K解像度を実現する「Pimax 8K」は、片目で4K画質(3840*2160)を描画、視野角200°を実現します。VRコンテンツは独自のPihomeというプラットフォームですが、サードパーティアプリを使うことでSteam VR、Oculus Homeも利用可能。記事執筆時点では499ドル(約5万6000円)を投資することで本製品を手に入れることができます。
8K解像度と視野角200°
Pimaxの特徴はなんといっても8K解像度。8Kとは4K解像度の2倍、HD画質の4倍の解像度です。8K解像度と言われてもすぐに想像できませんが、HTC ViceとOculus内の実際に見える画面を比較した下の動画を見ればすぐに理解できます。
SDE comparsion: Oculus DK2 + Oculus CV1 + HTC Vive + Pimax 4K
さらに視野角は200°で、ヘッドセットを装着したとき映像の見えない部分はほぼなくなり、さらなる没入感に期待できます。現実に帰ってこれなくなる時代の到来と予感させます。なおリフレッシュレートは75Hzと見劣りしますが、Brainwarpという技術により仮想的に2倍の150Hzをサポートするとのこと。
各VRヘッドセット概要
Pimax 8K | Pimax 5K | Oculus Rift | HTC Vive | |
---|---|---|---|---|
視野角 | 200° | 200° | 110° | 110° |
解像度 | 2*3840×2160 | 2*2560×1440 | 2*1080*1200 | 2*1080*1200 |
リフレッシュレート | 75Hz | 90Hz | 90Hz | 90Hz |
5Kモデル、さらなる高性能モデルも
Pimaxには5K解像度を実現する「Pimax 5K」、そして8K解像度の「Pimax 8K」、さらに8K解像度モデルの上位機種「Pimax 8K X」の合計3つのモデルを用意。
こちらの上位版はリフレッシュレート90Hzを実現しますが、高性能パソコンが必須。少なくともCPUはi7、メモリは16GB、グラフィックボードはまだテスト段階ながらGTX 1080Tiが必要。場合によっては1080Tiの2枚刺し、もしくは次世代のさらなる高性能グラフィックボードが必要になるとのこと。
リワード一覧
投資額 | リワード詳細 |
---|---|
349ドル | 「Pimax 5K」ヘッドセット単体 |
499ドル | 「Pimax 8K」ヘッドセット単体 |
649ドル | 「Pimax 5K」ヘッドセット+コントローラー2個+ベースステーション2個 |
699ドル | 「Pimax 8K X」ヘッドセット単体 |
799ドル | 「Pimax 8K」ヘッドセット+コントローラー2個+ベースステーション2個 |
999ドル | 「Pimax 8K」ヘッドセット+コントローラー2個+ベースステーション2個 |
なおHTC Vive用のコントローラーとベースステーションを持っている人は転用も可能との素敵使用。
より高い解像度への挑戦を通して新たなVRの世界を切り開こうとしている本プロジェクトですが、そこから得られる次世代の映像体験に投資する価値は充分にありそうです。
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Source:kickstarter.com
コメント
コメント一覧 (3件)
出るのが早すぎた
グラボ界が追い付けてない
GTX-1080tiが2枚刺し、もしくは次世代の高性能グラフィックボードが必要とか……
エグいなw
現状で最高のスペックなのは確かだろうけど
他社よりも上の性能をってメーカー同士が競争してる現状
さらに上の性能のVRがまたすぐに出てくると思うよ
ソフトもまだ出そろってないし全てを揃えたい人以外は急ぐ必要はないね
やりたいソフトが出た後でそれに合わせた性能の物を買うのが一番良いと思う