EAとVALVEの提携が発表されて8カ月、EAを代表するFPSである『バトルフィールド』シリーズも、本日6月12日からSteamで配信が開始されました。本記事では追加で『BF2』など、かつてSteamで配信されていた過去作の行方も追っていきます。
Steamのフレンドと『BF』を遊ぼう!
SteamとEAの提携が始まったのは去年の11月。まずは「スター・ウォーズ」シリーズの新作ゲームである『STAR WARS ジェダイ:フォールン・オーダー』の予約注文が配信され、その後『The Sims 4(ザ・シムズ 4)』、『Unravel Two』、そして今回ついに『バトルフィールド』シリーズもSteamに登場した形です。
Steamで購入、Originでログイン
Steamで配信されるとはいえ、実際にゲームを起動する際は別途Originアカウントも必要になる模様で、Uplayが必要になるUBISOFT社のゲームと同じ仕様です。ただ、クレジットカード情報などをSteamだけに集中させたいというプレイヤーや、Steamでのフレンドが多く、普段はSteamしか使わないという方にとって便利なのはまちがいありません。
値段がOriginより割高にも見えますが、これは全DLCを包括した歴代のプレミアム版や、『BFV』は1年目の全武器を包括した「Year 2 Edition」を配信しているためで、価格自体はOriginと統一されています。折しも現在セール中ですので、Steamでフレンドを何名か誘って一緒に過去作に飛び込むのも良いかもしれませんね!
過去作はどこに?『BF2』や『BF2142』の行方
ここで気になるのは『BF2』など、いまだに人気のあるシリーズ過去作の行方。上の公式動画のタイトルに「リターンズ」と書いてあるとおり、『バトルフィールド』のSteam上陸はこれが初めてではありません。『BF2142』、『BF2』、『BF1942』、『BF Vietnam』など、遠い昔からSteamでは『バトルフィールド』が発売されていましたが、ある日を境に配信が停止したのです。
その決め手となったのはEAとValveの決裂…というわけではなく、単にこれら過去作のマルチプレイサーバーが消滅したことでした。1996年に『Quake』のファンサーバーとして立ち上がり、その人気から他のゲームにもサーバーを提供し、PCゲーム黎明期を支えたGameSpyという大手プロバイダーがあったのですが、紆余曲折を経て2014年にサービスを停止。
公式のマルチプレイがGameSpyに完全依存していた『バトルフィールド』過去作も、これを機にSteamでの配信が停止。2011年にはEAの自社プラットフォームであるOriginがサービス開始されたこともあり、『BF3』を含むそれ以降の『バトルフィールド』は全てOriginでの配信になったという流れです。
今回Steamに『バトルフィールド』が舞い戻ったのを機に『BF2』やそれ以前の過去作の再配信を望む声も世界各地で挙がっていますが、今回配信された『BF3』とは違って過去作は名目上のマルチプレイサポートが停止されています。単純にSteamに「移籍」するというわけにもいかないので、復活は依然として難しいでしょう。
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『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
- タイトル:Battlefield V(バトルフィールド V)
- 発売日:2018年11月9日
- 対象機種:PS4, Xbox One, PC
コメント
コメント一覧 (7件)
これオリジンで購入したことがあってもsteamでやるならもう一度買わなきゃいけないの?
割とまじでVよりはHの方が楽しいと思うんだけどな
Visceral Gamesもう無いからテコ入れとか続編とかもう絶望だから悲しい
R.I.P.BFH…
あれ?何か足りない気がするんだ
あったよねほら・・・もう一個ぐらい
BF2142がサーバー復活したらまた購入しても良いんだけど。
まあ、こんな事を思ってるのは俺くらいだろうな。
BF3はwindows8以降サポートされてないけど
マルチプレイサーバーがオープンソース化されていた、ってなかなか興味深い。生半可な熱量では維持できないだろうけど、自由度の高いMODも導入できたのかな。