『コール オブ デューティ』シリーズを手がけるActivisionが、2022年末にハッキング被害を受けた可能性が指摘されています。社内の従業員を通じて盗まれたというこのデータには、『CoD:MWll』の「シーズン06」までのアップデート日程や、2023年のCoDタイトルに関する情報が含まれていたそうです。
ハッキングで『CoD:MWll』の社内情報が流出?
Charlie Intel経由で報じられたところによると、Activisonがハッキング被害を受けたのは2022年の12月4日。とある脅威アクター(攻撃者)がニセの2要素認証を使ってActivisionの従業員を騙し、社内ネットワークに侵入してデータを盗み取った、というのがその大筋です。
「流出文書」なるものの出所になっているのは、ネット上に流出した文書やマルウェアのソースコードを収集しているVx-undergroundというアカウントですが、Activision側はこの件についてコメントを出していません。
掲載された何枚かの画像には、『CoD:MWll』の未公開アップデートスケジュールらしきものも含まれており、「シーズン03」が3月15日リリース、「シーズン04」が5月15日リリース、といった情報が見て取れます。
「シーズン03」は既に古い情報…しかし気になる記載も
シーズン03についてさらに見ていくと、「新オペレーター2名、ライセンス付きが1名。新武器3種、新コアマップ3種、新バトルマップ1種」などの記載が並んでいます。「ライセンス付き」のオペレーターとは、他作品とコラボレーションしたオペレーターなのかもしれません。気になるところですが、これらの情報が本物であったとしても既に古い情報である可能性があります。
2023年になってからことを振り返ると、現在進行中の「シーズン02」も、元々2月の初頭リリースを予定していたものが、2月15日に延期される出来事がありました。
これによりシーズン03以降も後ろ倒しにされたことが考えられ、シーズン02バトルパスの終了日を根拠に、シーズン03の最新のスタート日は現地時間4月12日であるというのが現在の予想です。その他の項目についても既に更新されていることが察せられます。
シーズン6でサバ...?
それでも、書いてあることは自体はコミュニティの興味を引くものです。前述した他作品とのコラボの可能性や、2023年9月に記載されている「シーズン6」という項目。さらにそのシーズン6で開催される「Haunting of Saba(サバのたたり)」なるハロウィンイベントらしきものなど、本物であれば詳細が気になるところです。
もしくはカリブ海のリーワード諸島に浮かぶ、オランダ領の火山島「サバ島」を指しているのでしょうか。
「CoD2023」のコードネームはJupiter?
自称内部事情通のTom Henderson氏がInsider Gamingで語るには、流出したとされるデータはHenderson氏にも送られており、裏付けは取れていないものの本物と言えるとのことです。
今回のデータには『CoD:MWll』関連の他にも、「Jupiter(ジュピター)」なる未発表タイトルの社内コードネームらしきものが含まれており、「Jupiter GL4」、「Jupiter Alpha」、「Jupiter GL5」など、6月末にかけて何かしらの予定があることを示唆しています。Henderson氏はこれを、噂のCoD2023であると分析しています。
いずれせによ、こういった類の例にもれず真偽不明であるだけでなく、仮に本物だとしても情報としては古い可能性が高いため、今回も話半分程度に捉えておくのが吉でしょう。
- タイトル:Call of Duty: Modern Warfare ll(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア Ⅱ)
- 発売日:2022年10月28日
- 対象機種:PS5/PS4, Xbox X|S/Xbox One, PC(Battle.net / Steam)
Source: Charlie Intel
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