Activisionが販売、Treyarchが開発を手がけた2020年のメインタイトル『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー(以下CoD:BOCW)』に関して、重大なセキュリティ上の欠陥が報じられています。
今回の問題は、同じロビー内のプレイヤーにIPアドレスを知られ、PCをクラッシュさせられるなどの危険性があるとされるもので、プレイヤー個々人に注意が求められます。
『CoD:BOCW』のセキュリティに重大な欠陥?
CharlieIntelがTwitterで報じている今回のトラブルの内容は、以下の通りです。
現在『CoD:BOCW』の全プラットフォームには、個人がプレイヤーのIPアドレスにアクセスしたり、ゲームをクラッシュさせたり、その他の問題を生じさせるというグリッチが存在します。今のところ『CoD:MWll』や『ウォーゾーン2.0』ではこうした兆候は示されていません。
Activisionはこの問題に対処しておらず、認知している旨を述べてもいません。修正されるまでは『CoD:BOCW』に触れないようにするのが最善と思われます。
DEXERTOによると、これは『CoD:BOCW』で同じロビーに入っているプレイヤーに対して起こすことができるグリッチです。
IPアドレスを知られるだけでは、必ずしも個人の特定や生活の危険につながるとは限りません。それでもDDoS攻撃を受けたり、犯罪のなりすましに利用されるなど、各種のリスクは存在するとされているため、注意は必要となりそうです。
- 参考:「第三者があなたのIPアドレスを使ってできることとは?」(NordVPNより)
CoDシリーズ旧作で頻発するトラブル
現行作品である『CoD:MWll』や『ウォーゾーン2.0』では、幸いにしてこうした事例はまだ確認されていないそうですが、『CoD:BO3』や『CoD:BO4』など、他の旧作タイトルでも同様の現象が起きているという報告があります。これらは既にアップデートが終了している事実を踏まえても、同様に警戒する必要がありそうです。
CoDシリーズの旧作に関しては、有志コミュニティによるMODや独自のサーバーがActivisionにより終了させられるなど、コミュニティをざわつかせる出来事が続いており不穏な雰囲気です。
Activisionの対応が待たれる
現在もSteamなどで普通に販売されているCoDシリーズ。安心してプレイするためにも、ここはActivisionから、コミュニティの人々を落ち着かせる動きを見せてくれることに期待しましょう。
記事執筆時点では、Activisionを含め公式ソースからはこの件に関するコメントなどは出されていませんが、引き続き開発側とコミュニティ、両サイドからの発信をチェックし、続報をお届けします。
追記:注意喚起がなされる
6月8日に、公式筋のアップデート情報を伝えるCall of Duty Updatesより、『CoD:BOCW』で少数のプレイヤーに影響するグリッチが報告されており調査中である旨が発せられました。
- タイトル:Call of Duty: Modern Warfare ll(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア Ⅱ)
- 発売日:2022年10月28日
- 対象機種:PS5/PS4, Xbox X|S/Xbox One, PC(Battle.net / Steam)
Source: CharlieIntel
コメント
コメント一覧 (2件)
もうABは駄目だ
BO3は透明グリッチ、BO4は常時スペシャリスト&ブーストグリッチでBO系列は全滅か
他の作品は現存する致命的なグリッチってあるっけ?
AWはPS3版を流用してデータ改竄してガチャアイテム好きに使ったり未実装装備使ったりとかは聞いたことあるけど