『ウォーゾーン』シーズン3アップデート：武器33種にバランス調整 / リーサル装備品などの爆発ダメージ威力見直し＆スナップショット強化など

Activision（アクティビジョン）は『Call of Duty: Warzone（コール オブ デューティ ウォーゾーン）』の「シーズン3」アップデートをリリース。変更内容を記載したパッチノートを公開した。

シーズン3のスタートに合わせて既存の武器33種がバランス調整の対象に。また、リーサル装備品やモスキートドローンなど、爆発ダメージを与えるものの威力全般を見直し。一方ではカウンタープレイを強化する目的で、スナップショットグレネードへの強化などが入っている。

『ウォーゾーン』シーズン3アップデート

以下は『ウォーゾーン』のパッチノート。『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ（コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3/ MWⅢ）』への変更点はこちらの記事を参照。

• スクワッドプレイ・ボーナス
  • このシステムは、スクワッドメイトとともに連続してマッチをプレイすると、プレイヤーXP、武器XP、バトルパスXPの獲得量が増えるというもの
  • 以下の条件のうち最低1つを満たして対戦を終えると、個々人のボーナスが徐々に増加していく
    • パーティーに最低でも1人のフレンドがいる
    • スクワッド補充機能を有効にしてキューをかける
    • 前回の対戦終了時に、スクワッド維持を有効にしたままキューをかける
  • 連続してマッチした際のボーナスは以下
    • 1回目：1000  
    • 2回目：1500
    • 3回目：3000
    • 4回目以降：5000

• シネマティックと侵入時の改善
  • プレイヤーが画面上に出る時間を増やして対戦の流れ全体を改善し、自分のオペレーター紹介をより良化させた

• 5つのチャレンジをピックアップ（ゲームプレイ品質改善）
  • 最大5つのチャレンジを選択し、容易に追跡可能になった

システム調整

全マップ＆全モード

• 地上アイテム
  • 地上アイテムから、モロトフ、テルミット、EMPグレネードを削除

開発者コメント「今回はアイテムあさりの体験を見直し、各アイテムに固有の役割をもたせるようにしました。地上アイテムから削除されるこれらのアイテムは、ロードアウト内では引き続きアクセス可能です。今後は各アイテムの機能に与えられた目的について、さらなるパスを実施予定です」

• サプライUAVキルストリークの改善（ゲームプレイ品質改善）
  • 壁越しにサプライボックスをハイライトする新機能を追加
  • ミニマップから雑多な情報を減らすために、レジェンダリーと、お気に入り装備のサプライボックスのみ表示するようになった

ウルジクスタン（全モード）

• 装甲ヘリのバランス
  • C4が与えるダメージを、乗り物の体力の25％から45％分に増加
  • JOKERが与えるダメージを、乗り物の体力の32％から48％分に増加
  • セムテックスが与えるダメージを、乗り物の体力の15％から20％分に増加
  • フラググレネードが与えるダメージを、乗り物の体力の15％から20％分に増加
  • 燃料の最大補給と修理にかかる時間を、60秒から70秒に増加
  • 最大燃料の時間を210から190に減少

開発者コメント「装甲ヘリにはこれまでも気を配らざるを得ませんでした。乗りっぱなしのプレイヤーにたびたび過剰な報酬を与えてきたからです。上記の変更により、パイロットは燃料の再補給に、より定期的かつ長い時間をかけることが求められます。また、この乗り物に対してC4やJOKERを使うエキスパートが報われるようにもしました」

ウルジクスタン（バトルロイヤル）

• 収容所ロードアウトのリフレッシュ
  • 収容所のロードアウトを更新

全般的な調整

• 『MW2』の武器発砲中に出る邪魔なビジュアルエフェクトを低減させ、『MW3』の基準にそろえた
• エイム時アイドルスウェイからバリエーションを削除し、スウェイのパターンを予測できるようにした
  • （『MW3』マルチと共通）

武器調整

アサルトライフル

• RAM-7
  • 最大ダメージを36から32に減少
  • 近～中ダメージを30から28に減少
  • 最大ダメージとなる射程を26.67mから24.13mに短縮
  • ヘッドショットのダメージ倍率を1.3倍から1.2倍に減少
  • 首へのダメージ倍率を1.3倍から1倍に減少
• DG-56
  • ダッシュ後射撃時間を178msから199msに増加
• LACHMANN 556（MW2）
  • 最大ダメージを24から28に増加
  • 近～中ダメージを21から24に増加
  • 首へのダメージ倍率を1.06倍から1.1倍に増加
  • ボディ上部へのダメージ倍率を1.06倍から1.1倍に増加
  • 腕と手へのダメージ倍率を1倍から1.1倍に増加
• M13C（MW2）
  • 最大ダメージとなる射程を17.78mから21.59mに伸長
• FR AVANCER（MW2）
  • 腕と手へのダメージ倍率を1.06倍から1.12倍に増加
• TEMPUS RAZORBACK（MW2）
  • 最大ダメージを27から28に増加
  • 腕と手へのダメージ倍率を0.9倍から1倍に増加

バトルライフル

• BAS-B
  • 連射速度を667rpmから600rpmに減少
  • 反動して中央に戻る速度を6％減少
  • JAK アウトロー277キット
    • ダッシュ後射撃時間を252msから226msに減少
    • エイム時間を300msから240msに減少
    • エイム時の連射速度ペナルティを150％から135％に減少
    • 最大ダメージを100から90に減少
    • 近～中ダメージとなる距離を27.94mから25.4mに短縮
    • ヘッドショットへのダメージ倍率を1.6倍から1.4倍に減少
    • ボディ上部と腕へのダメージ倍率を1.3倍から1.1倍に減少
• MTZ-762
  • 最大ダメージを40から38に減少
  • 近～中ダメージを38から35に減少
• SOA Subverter
  • 最大ダメージとなる射程を25.4mから22.86mに短縮
  • 近～中ダメージとなる射程を46.23mから41.91mに短縮
  • ダッシュ後射撃時間を256msから268msに増加
  • エイム時間を270msから290msに増加
• Sidewinder
  • ダッシュ後射撃時間を231msから210msに短縮
  • 弾速を600m/sから770m/sに上昇

サブマシンガン

• RAM-9
  • 最大ダメージを30から27に減少
  • ダッシュ後射撃時間を178msから147msに短縮
• AMR9
  • 最大ダメージを31から27に減少
  • 最小ダメージを25から22に減少
  • 近～中ダメージを27から25に減少
  • 最大ダメージとなる射程を22.86mから17.78mに短縮
  • 近～中ダメージとなる射程を40.64mから34.29mに短縮
  • ダッシュ後射撃時間を189msから136msに短縮
• Rival-9
  • ダッシュ後射撃時間を93msから110msに増加
• HRM-9
  • ダッシュ後射撃時間を94msから110msに増加
• Striker
  • ダッシュ後射撃時間を100msから110msに増加
• Striker 9
  • 最大ダメージとなる射程を10.67mから12.19mに伸長
  • ダッシュ後射撃時間を100msから103msに増加
• WSP-9
  • ダッシュ後射撃時間を88msから110msに増加
• WSP Swarm
  • ダッシュ後射撃時間を88msから99msに増加
• MX9（MW2）
  • 近～中ダメージを26から28に増加
  • 最大ダメージとなる射程を9.65mから11.17mに伸長
• LACHMANN SUB（MW2）
  • 最大ダメージを27から28に増加
  • 最大ダメージとなる射程を8.25mから9.65mに伸長
• BAS-P（MW2）
  • 最大ダメージを26から28に増加

ライトマシンガン

• Bruen Mk9
  • 最小ダメージを26から24に減少
  • エイム時間を410msから350msに短縮

• TAQ Eradicatore
  • 最大ダメージを28から30に増加

• TAQ Evolvere
  • ダッシュ後射撃時間を245msから257msに増加
  • エイム時間を385msから415msに増加
  • 5.56ベルトマガジン
    • 連射速度を857rpmから789rpmに減少

• RAPP H（MW2）
  • ボディ上部と首へのダメージ倍率を1.08倍から1.1倍に増加
  • 腕へのダメージ倍率を0.95倍から1.1倍に増加

• HCR 56（MW2）
  • 最大ダメージとなる射程を30.73mから33.65mに伸長
  • 腕と手へのダメージ倍率を0.99倍から1.1倍に増加
  • 脚へのダメージ倍率を0.9倍から1倍に増加

• RAAL MG（MW2）
  • ダッシュ後射撃時間を199msから216msに増加
  • エイム時間を330msから380msに増加

マークスマンライフル

• TEMPUS TORRENT（MW2）
  • 最大ダメージを74から70に減少

スナイパーライフル

• XRK Stalker
  • エイム時間を580msから600msに増加
• KV Inhibitor
  • エイム時間を540msから580msに増加
• SP-X 80 （MW2）
  • ダッシュ後射撃時間を270msから310msに増加
  • エイム時間を570msから590msに増加

ハンドガン

• Renetti
  • 最大ダメージとなる射程を11.68mから12.95mに伸長

• WSP Stinger
  • デュアル WSP Stingerリアグリップ
    • 連射速度を600rpmから750rpmに増加

アタッチメント

（※すべて『MW3』のマルチと共通）

ロードアウト調整

リーサル装備品

• セムテックス
  • ダメージ半径を6.5mから5mに縮小
  • 外側範囲ダメージを105から110に増加
  • E.O.D. は、セムテックスが粘着した被害者をダウンさせないようになる

開発者コメント「セムテックスは多くの場合で圧倒的に選ばれてきたリーサルです。今回の変更により、他のグレネード類にも公平に選択される機会を与えたいと考えています」

• ブリーチャードローン
  • ダメージ半径を3.5mから10mに拡張
  • 外側範囲ダメージを125から75に減少
  • 内側範囲ダメージを175から155に減少
  • ドローンの速度を0.4から0.75に増加
• クレイモア
  • 外側範囲ダメージを100から125に増加
  • 内側範囲ダメージを170から250に増加
• モロトフ
  • フェーズ1燃焼ダメージを15から20に増加
  • フェーズ2燃焼ダメージを25から35に増加
  • フェーズ3燃焼ダメージを30から40に増加
• ドリルチャージ（※3パターンすべて同じだが原文ママ）
  • 穿孔時
    • 外側範囲ダメージを70から77に増加
    • 内側範囲ダメージを140から155に増加
  • 非穿孔時
    • 外側範囲ダメージを70から77に増加
    • 内側範囲ダメージを140から155に増加
  • 弾（アンダーバレル）
    • 外側範囲ダメージを70から77に増加
    • 内側範囲ダメージを140から155に増加
• サーモバリックグレネード
  • 外側範囲ダメージを75から110に増加
  • 中間範囲ダメージを80から125に増加
  • 内側範囲ダメージを90から155に増加
• センサーマイン
  • プレイヤーによる起爆
    • 外側範囲ダメージを105から155に増加
    • 内側範囲ダメージを275から225に減少
  • ダメージによる起爆
    • 外側範囲ダメージを105から110に増加
• C4
  • 爆発半径を6.5mから7.8mに拡張
  • 起爆時のディレイを0.1から0.05に短縮
  • 内側範囲ダメージを200から275に増加
  • 外側範囲ダメージを105から155に増加
  • 投てき速度を425から600に上昇

タクティカル装備品

• スナップショットグレネード
  • シルエットの継続時間を1.65秒から5秒に増加
  • シルエットの出る半径を9.5mから15mに拡大
  • 今後は射線を確保する必要がある
  • スナップショットは、被害者がスモークの中にいてもシルエットが持続する
  • バトルハーデンで対抗できる

開発者コメント「現在の装備品エコシステムに、カウンタープレイのチャンスを提供したいと考えています。スモーク系はとても頻繁に選ばれるアイテムなので、スナップショットにダイレクトカウンターの役目を持たせました。今回の変更からは、『スナップ』して敵の位置を表示させるには射線を確保しておく必要があります」

• 拡散マイン
  • 外側範囲ダメージを25から10に減少
  • 内側範囲ダメージを25から15に減少
  • 拡散マインは、被弾したプレイヤーの移動速度に3秒間のデバフをかけるようになった
    • フランジブルデバフ：プレイヤーはダッシュ、スライディング、ジャンプができなくなる。移動速度が低下する

キルストリーク

• モスキートドローン
  • 起動中のドローンが攻撃する際のディレイを、0.5秒から3秒に増加
  • これにより、自分がドローンを視認し、起動し（サウンドが鳴り）、攻撃目標に向かって来るまでに、より長い時間がかかるようになる
  • ドローンが巡回する範囲をやや広くし、高度をやや高くした。これでパフォーマンスが良化し、ドローンの下側の地形に関わる不具合の発生が少なくなる
  • ドローンの標的捕捉範囲が少し広くなった。これにより巡回範囲をよりうまくカバーするようになり、意図しない死角が生じないようにした
  • マップ上のこのキルストリークの外見は静止した円状のものとなり、敵味方ともに、危険なエリアと安全なエリアが分かるようにした
  • ダメージ半径を6.3mから10mに拡大
  • 外側範囲ダメージを225から175に減少
  • 内側範囲ダメージを300から250に減少
  • 破壊時のダメージ半径を1.3mから2.5mに拡大
  • 破壊時の外側および内側範囲ダメージを75から110に増加

開発者コメント「内部と外部の両方からフィードバックを受け取ってきました。『ウォーゾーン』内でのモスキートドローンは、時として整合性がなく、予測がしづらいという内容です。今回の変更では、危険なゾーンの明確な定義づけを行いました。さらに、ドローンのタイミングとダメージも調整し、ターゲットになっても柔軟に対応でき、予測もしやすくしました」

フィールドアップグレード

• アーマーボックス
  • 供与されるアーマープレートの数を6から4に減少
  • さらに、購入ステーションでの売価を$500から$300に引き下げ

ユーザーインターフェースとユーザー体験

• オペレーターのフィルター機能
• スピーカーのテスト機能
• シーズン最初のシネマティックがスキップ可能に
• 射撃場のTACスタンス表示
• マスタリーエンブレムのアンロック
• ガンスミスのアタッチメントフィルター
  • （※『MW3』のマルチと共通。当該記事を参照）

• チームのピン消去機能（ゲームプレイ品質改善）
  • ピンホイールに、スクワッドのピンを消すオプションを追加

開発者コメント「このオプションで、プレイヤーの画面からすべてのピンが消えます。つまり使ったプレイヤー自身のピンも削除されますが、スクワッドメンバーの立てたピンが消えるのは、このオプションを使ったプレイヤーの視点のみです」

• カスタムPERKパッケージのフロー （ゲームプレイ品質改善）
  • 新しいロードアウトを作成する際にカスタムPERKパッケージがない場合、スターター用のPERKが入ったパッケージを作成し、それを装備する
  • カスタムPERKパッケージがある場合、新しいロードアウトにはそのプレイヤーの最初のパッケージが使用される

• 重複アイテムの長押し収納機能（ゲームプレイ品質改善）
  • 既に装備しているアイテムを長押しで収納できるようになった

• ランクでキックされた際のメッセージ改善（ゲームプレイ品質改善）
  • ランクで、スクワッドがそろっていないことが原因でキックされた際のメッセージをよく分かりやすくした

• 再展開パックと収容所トークンの、変換時のアイテムフィード（ゲームプレイ品質改善）
  • 収容所が閉鎖されて再展開パックと収容所トークンがキャッシュに変換された場合、その分のキャッシュはアイテムフィードに表示されるようになった

• プレステージレベルの表示（ゲームプレイ品質改善）
  • プレステージレベルが『ウォーゾーン』の進行メニューに表示されるようになった

Source: CoD Official