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PS6のスペック新情報、GPUは次世代Xbox以下? チップの設計は完成済みか

白いPS6本体の想像図に「PlayStation 6」「噂」「PS6 SPEC」の文字
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次世代機PS6のGPU性能をめぐって、具体的な数字が出てきた。AMD製チップの情報をたびたび発信してきたKeplerL2が、海外フォーラムNeoGAFでPS6のGPUは40 TFLOPS、次世代Xbox「Project Helix」は56 TFLOPSだと述べ、両機のチップはすでにテープアウト(設計が固まり製造工程へ渡った段階)済みだとも答えた。Sony・Microsoft・AMDはいずれも認めておらず、正式な数字ではない。

  • 3行まとめ
    • KeplerL2がPS6のGPUを40 TFLOPSと発言
    • 次世代Xboxは56 TFLOPSで、紙の上では約4割上
    • 両機のチップはテープアウト済みとも。価格は依然として重い課題
CONTENTS

PS6のGPUは40 TFLOPS、次世代Xboxは56 TFLOPSとの情報

発言があったのは、PS6の性能を話題にするNeoGAFのスレッド。スレッドタイトルになっている「PS6は最大80 TFLOPS」という数字は怪しいのでは、という問いかけに、KeplerL2は日本時間9月23日に「PS6は40、Helixは56だ」と答えた。

TFLOPS(テラフロップス)は、GPUが1秒間にこなせる計算(浮動小数点演算)の回数を「兆」単位で表した数字で、ざっくり言えばGPUの計算力の目安だ。たとえばPS5は公式に10.28 TFLOPSとされている。ただし数え方が世代で変わっているため、40 TFLOPSだからPS5の約4倍、とは単純に言えない(詳しくは後述)。

続けて「どちらかのチップはテープアウトしているのか」と聞かれ、「両方ともテープアウト済み」と返している。テープアウトはチップの設計を確定させ、製造に回す段階のこと。発売はまだ先でも、中身の設計はもう決まっているというわけだ。

数字どおりなら、紙のスペック上は次世代Xboxが約40%上回る。ただしSonyはいまだにPS6を正式発表しておらず、発売時期をめぐっては延期の観測も出ている(詳細記事)。スペックについても、これまで複数の情報源が食い違う数字を出してきた。

PS6のこれまでの噂まとめ

今回の話も含め、これまでに出ているPS6の噂・報道をまとめるとこうなる。公式発表ではない点に注意。

  • 発売時期:2028〜2029年が有力。当初は2027年とされていたが、メモリ不足で延期を検討中とBloombergが報道(2026年2月)
  • チップ:AMD製のカスタムチップ(Zen 6系CPU+RDNA 5系GPU)との見方。KeplerL2は設計が確定済みとする
  • GPU性能:40 TFLOPS(デュアルイシュー込み/KeplerL2)。次世代Xboxは56 TFLOPS
  • メモリ:GDDR7を30GB前後積むとの推測
  • 価格:600〜700ドル程度が主流の見方だが、メモリ高騰分が上乗せされるリスクも
  • Sonyの公式見解:時期・価格は「現時点では決まっていない」(2026年5月・十時裕樹CEO)

40 TFLOPSはデュアルイシュー込み、PS5と単純比較はできない

「80 TFLOPS」との差について、KeplerL2は「40はデュアルイシュー(1サイクルで2つの命令を処理する方式)込みの数字で、GameGPUが80をどこから持ってきたのかは分からない」と説明している。スレッドの「80 TFLOPS」は、このGameGPUの記事から来た数字だ。

では、デュアルイシューを除いた「PS5と同じ数え方」に直して20 TFLOPSと見るべきなのか。この問いにKeplerL2は否定的で、TFLOPSは積和演算(FMA)の処理量を表すだけの指標であり、別のアーキテクチャ向けに「換算」するのは筋が悪いと答えた。PS5のころに「RDNAのTFLOPSとGCNのTFLOPS」を並べて比べた議論と同じで、そもそも性能の測り方として良くないという立場だ。

実際のゲームの性能は、メモリ帯域やCPU、レイトレーシング性能、クロック、アップスケーリングといった要素でも大きく変わる。40%のTFLOPS差がそのまま40%のフレームレート差になるわけではない。

Project Helixは、Microsoftが2026年3月のGDCで開発を公表した次世代Xboxの開発コード名だ。カスタムのAMD製SoCを積み、XboxのコンソールゲームとPCゲームの両方が動く設計で、開発者向けのアルファ版は2027年から配られる。単一の機種ではなく複数機種で展開するともされている(詳細記事)。

最大の壁は価格、現行機も値上げが続く

これだけのハードをいくらで売れるのかは、性能と同じくらい重い問題になりそうだ。現行機はすでに値上げが続いている。Sonyは2026年4月2日から米国でPS5を値上げし、通常版を649.99ドル(約9万7500円)、デジタル・エディションを599.99ドル(約9万円)、PS5 Proを899.99ドル(約13万5000円)とした。

PS5 ProとDualSenseコントローラーが並ぶ告知ビジュアル
PS5 Proは米国で899.99ドルに

Microsoftも8月1日から米国でXboxを再値上げし、1TBのXbox Series Xを799.99ドル(約12万円)、そのデジタル版を749.99ドル(約11万2500円)、512GBのXbox Series Sを499.99ドル(約7万5000円)とした(いずれも1ドル150円換算)。理由としては、本体に使うメモリとストレージの価格が2.5倍以上に跳ね上がったことを挙げている。

同じNeoGAFのスレッドでも、話題は性能と並んで値段に向かっている。いま一番高くついているのはメモリで、メモリ危機さえなければ大した額にならなかったはずだという声や、PS6は1000ドル、Helixはそれを大きく超える価格帯になるのでは、という予想も出ている。もちろんどれも憶測だが、次世代機が出るころの市場の厳しさはうかがえる。

いま出ているのは、PS6のGPUが40 TFLOPS、次世代Xboxが56 TFLOPSという数字と、両機のチップがテープアウト済みという話だけ。正式なスペックも価格も発売日も、まだ何も発表されていない。繰り返しになるが、今回の情報はKeplerL2による「自称リーク情報」で、Sony・Microsoft・AMDが認めたものではない点に注意しよう。

もっとも、製品の良し悪しはスペック表だけでは決まらない。iPhoneはメモリ容量などのカタログ値でAndroidの上位機種に見劣りする世代が多かったが、ハードとOSを1社で作り込むことで快適さを保ってきた。ゲーム機も同じで、現行世代はXbox Series X(12 TFLOPS)がPS5(10.28 TFLOPS)を数字の上では上回っていたが、売れたのはPS5で、マルチタイトルの比較でも大差が付かないことが多かった。スペックで大きく劣るNintendo Switchが歴代屈指の台数を売ったのも同じ話だ。最後に決めるのは遊びたいソフトがあるかどうかで、40と56の数字だけで次世代機の勝ち負けを占うのはまだ早い。

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Source: neogaf.com


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