注意喚起：早くも『CoD:BO6』のチートツール販売開始、RICOCHET突破か「誰にも気付かれず簡単に勝てる」

ゲーム業界のダニであるチート業者が、CoDシリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 6（コールオブデューティ: ブラックオプス6）』のベータ版に早くも侵入、“先行販売”を開始した。

この大手チート業者は「誰にも気づかれず、簡単に試合に勝つことができる」とチートツールを紹介。CoDシリーズのアンチチート機能「RICOCHET」にも検知されないとしている。

CoD:BO6 チート機能を知っておいて通報しよう

新たなチートツールには以下のような機能が含まれ、チーターであることを誤魔化すためらしきセコい機能も多いようだ。これらの機能を紹介する意図は、一般プレイヤーがチートにどんな機能があるか把握しておくこと。事前に知っておけば「チーターか否か」を多少は見抜きやすくなるので通報もしやすくなる。

エイムボット

• エイムボット (プレイヤーが見えている時に自動で狙う)
• スムーズエイム (エイムボットの動きを遅くする)
• スムースエイムの加速 (エイムロック後のスムースエイムの減速)
• エイムボーンとボーンスキャン （エイムボットが狙うべき場所を選択）（現在利用不可）
• オートファイア （照準が定まったら撃つ）（現在利用不可）
• 射撃ディレイ （自動射撃前に待機）（現在利用不可）
• 自動ADS （ターゲットが定まると自動的にズームイン）
• ADSディレイ (自動ズーム前に待機)
• エイムキー （キー/マウスボタンを押している間のみエイム可能）
• 射撃時オンリー (射撃時にエイムボットを起動)
• ADS時オンリー (ズーム時にエイムボットを起動)
• エイムFOV (エイムボットがターゲットを検索する視野を選択)
• エイム優先順位 (クロスヘアに最も近いターゲット、または自分に最も近いターゲットを優先)
• エイムボックスの描画 （エイムボットの予測を視覚化）
• 視認性チェック 
• 最大プレイヤー射程 (エイムボットの最大射程)
• 味方プレイヤーにエイム
• 敵プレイヤーにエイム
• 揺れ補正
• 予測
• コントローラーのサポート

トリガーボット

• トリガーボット（プレイヤーを狙っているときに自動的に射撃）
• トリガーボットモード（ズーム時または常時）
• 射撃ディレイ（射撃前に待機）
• トリガーキー（キー/マウスボタンを押している間だけ発動）
• 味方プレイヤーに射撃
• 敵プレイヤーに射撃

3Dレーダー (ESP / ウォールハック)

• プレイヤーボックス（プレイヤーの周りに2Dまたは3Dのボックスを描画）
• プレイヤースケルトン（プレイヤーの骨格？を視覚化）
• プレイヤー名（プレイヤー名を描画）
• プレイヤー距離（プレイヤーがどれだけ離れているかを表示）
• プレイヤー武器（プレイヤーが使用している武器を表示）
• プレイヤーライン（自分から他のプレイヤーへのラインを描画）
• グレネードネーム（危険なグレネードを表示）
• グレネード距離（グレネードまでの距離を表示）
• グレネードライン（グレネードのラインを描画）
• 現金を表示
• アーマーを表示
• 武器を表示
• 味方プレイヤーを表示
• 敵プレイヤーを表示
• ESP範囲制限
• フォントサイズを設定可能

2Dレーダー

• プレイヤーを表示
• 手榴弾を表示
• 現金を表示
• アーマーを表示
• 武器を表示
• 味方を表示 (レーダーに味方を表示)
• 敵を表示 (レーダーに敵を表示)
• ボット/AIを表示 (レーダーにゲームコントロールされているものを表示)
• ウィンドウ表示 (レーダーの周囲に境界線を表示)
• 十字表示(レーダーの中央に十字を描画)
• POV表示(レーダー上に視野を表示)
• ドット表示 （レーダーの中央にドットを表示）
• レーダーサイズの設定
• レーダー範囲の設定
• ドットサイズの設定
• センターレーダー （レーダーを画面の中央に配置）

その他のチート

• リコイルなし/リコイル補正を調整
• スタン無効（現在利用不可）
• フラッシュ無効（現在利用不可）
• クロスヘア（画面の中央にクロスヘアを表示）
• クロスヘアサイズの設定
• マルチプレイヤー対応
• Warzone対応（ウォーゾーンが『CoD:BO6』に登場した場合）
• OBSなどの録画ソフトで隠すことが可能
• スクリーンショット保護/スクリーンショットクリーナー

システム要件

• Windows 10 x64
• Windows 11 x64
• 最低16GBのRAM
  • Insider Previews、仮想マシン、クラウドゲーミングはサポートされていません。

対応プラットフォームとアンチチート

• Battle.net - 対応
• Steam - 対応
• Xbox Game Pass - 対応
• RICOCHET アンチチート - 安全（訳注：見つからないの意だと思われる）
• 警告: 露骨なチートを行った場合、手動でBANされる可能性があります。（訳注：シャラップ）

チートには詳しくなく誤魔化すような機能もあるため、実際にどのようなプレイだとチートだと見抜きやすいのかははっきり言えない。しかし、分かりやすいのは壁越しのエイムなどの不自然なエイムや戦績そのものなどだろう。

まずは通報しよう

さしあたり我々にできることは、チーターと出会ったらしっかりと通報すること。試合中でも通報可能で、試合後でも「設定」→「メニュー」→「ソーシャル」→「最近」から該当プレイヤーを選択して通報することができる。

終わらないチート対策

上記の「対応プラットフォーム」を見るに、PlayStationは安全なようだ。なおチートツールの販売価格は3日で約500円、30日で約2,500円、90日で約5,000円などとなっている。

アクティビジョンもチート業者ダブルキル（詳細記事）などチーター排除に精力的で、今回の業者も長年の裁判の結果勝訴。業者EngineOwningは約22億円の罰金およびドメインの移譲命令を受けた（詳細記事）が裁判には出席していないようで、現時点では変わらずチートツールの開発・販売を続けているようだ。

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多くの機能は一般プレイヤーからは見ることが出来ず、配信ソフトにもチート画面は映らないという（たまに間抜けなチーターが誤って映して引退することはある）。ディレイ（遅延）を入れることでチーターであることを発覚しにくくするなど、バレないために必死だ。

上手いプレイヤーと見分けられず疑心暗鬼になってしまうことは避けたいが、年々巧妙化していくチートツール。根本的な解決には残念ながらまだまだ時間がかかりそうだ。さしあたり、アンチチートRICOCHETの早急なアップデートに期待しよう。

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