狩野英孝や豪華声優陣が登壇した『バイオハザード レクイエム』トークセッション

発表会の後半では、完成披露発表会の司会進行を務める宇内梨沙氏の紹介で、バイオハザード好きを公言するお笑い芸人の狩野英孝氏と、声優の貫地谷しほり氏、森川智之氏がゲストとして登壇した。狩野氏は発売を待ち望んでいたと熱烈なエールを送った。
『バイオハザード レクイエム』の主人公であるグレース・アシュクロフト役を務める貫地谷しほり氏は、ゲーム作品の声優としては初挑戦だ。熊澤プロデューサーによると、グレースはバイオハザードの凄惨な事件を初めて体験するキャラクターで、非常にセンシティブな感情表現が求められるため、あえてシリーズにこれまで関わりのない人物を選定したという。その中で貫地谷氏のこれまでの演技を拝見し、彼女にお願いしたいとカプコン側からオファーを出した経緯が明かされた。

役作りについて貫地谷氏は、自身の恐怖感をベースに「リアリティを持ってちょっとこう怖がったりとか、びっくりしたりする」ことを意識して演技に落とし込んだと語った。さらに、画面に映っていない場面でも続く息遣いや、酸欠になりそうなほどのリアルな苦しみなど、ホラーゲーム特有の過酷な収録について言及。同時に、グレースは最初こそ恐怖に怯えるものの、物語を通じて成長していくキャラクターであることも明かされた。

また、シリーズを通じてレオン・S・ケネディ役を担当している森川智之氏は、『バイオハザード レクイエム』におけるレオンについて「今回過去一大変」と過去作以上に追い詰められる過酷な状況を強調した。年齢を重ねたレオンの「結構渋い」「やっぱレオンはこうでなくちゃ」と思わせるかっこよさを堪能してほしいと語り、円熟味を増したキャラクターの魅力をアピールした。
さらにトーク中、森川氏からカプコンファンにとって驚きの事実が明かされた。氏は1990年代の「ストリートファイター」シリーズにおいて、主人公リュウの音声を担当していたという。当時は開発スタッフが当てていた音声をプロの声優が担当することになった初期の事例で、カプコンの歴史と深く結びついたエピソードに会場が沸き上がった。
貫地谷しほりと森川智之による『バイオハザード レクイエム』生アフレコ披露

ステージ上では、貫地谷しほり氏と森川智之氏による『バイオハザード レクイエム』の生アフレコが実施された。
ゲーム内でグレースとレオンが初めて出会う緊迫したシーンが披露され、息遣いまで伝わる圧巻の演技に、狩野氏が「鳥肌が立ちました」と大興奮の様子を見せたほか、司会の宇内氏も「ゾクゾクしちゃいました」と語るなど、会場全体がその世界観に引き込まれていた。
アフレコの裏話として、個別収録だったため両名が『バイオハザード レクイエム』のキャストとして顔を合わせるのはこの日が初めてだったことが明かされた。貫地谷氏は自身の収録に時間がかかった一方で、後日収録に入った森川氏が「もうほぼほぼ終わりました」と驚異的なペースで進めていたエピソードを披露し、ベテランの仕事の速さに圧倒されたと語った。
狩野英孝による『バイオハザード レクイエム』の実機ゲームプレイ
続いて、狩野英孝氏による『バイオハザード レクイエム』の実機プレイが披露された。狩野氏が挑戦したのはレオンを操作するパートで、チェーンソーを持った強力な敵が迫り来る緊迫した戦闘シーンが展開された。
プレイ中、敵のチェーンソー攻撃を防いだ後に自身のナイフを「研ぐ」という新しいアクションが要求される場面があり、画面の指示に混乱する狩野氏の健闘も虚しくYOU ARE DEAD(ゲームオーバー)となってしまった。
中西ディレクターはチェーンソーを受けることによるナイフの消耗と研ぐ必要性を冷静に解説し、狩野氏は「先に言ってよ!」と見事なツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。

再挑戦時には「いてててててて!」「やばいやばいやばい!」と普段のゲーム実況さながらのリアクションを見せつつも、地面に落ちた武器を敵と奪い合う仕様を理解し「反撃開始!」と攻防のコツを掴んだ様子を見せた。
激しいプレイを終えた狩野氏は、「めちゃくちゃ楽しいですし、チェーンソーで相手を倒すのは新しくてスカッとしました。ただ、一撃でやられる緊張感は、実際にプレイしてみないと味わえないですね」と興奮気味にプレイフィールを語った。さらに「自分がレオンになったような感じで、完全に皆さんのこと忘れてました」と圧倒的な没入感を絶賛し、『バイオハザード レクイエム』の魅力が視覚的にもダイレクトに伝わる時間となった。


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