開発者が「ネタバレになる」と語らなかった分岐ミッション
ロサンゼルスのInfinity Wardスタジオで行われた『CoD:MW4』のお披露目イベントで、GameRant記者がアソシエイトデザインディレクターのアレックス・ノリス氏とナラティブディレクターのジェフ・ネガス氏にキャンペーンについて取材した。

プレイヤーエージェンシー(プレイヤーの主体的な選択)について問われたノリス氏は「言いたいのをこらえてい」と表現し、まだ公開できない大きな要素があることを示唆した。
「ネタバレしたくないから、ある部分は答えを抑えている。やらされ仕事をゲームに指示されるんじゃなく、"これは最高だ、こんな体験ができるなんて"と思える体験をさせたいんだ。レール型のミッションではプレイヤーの自由度が限られる一方、大規模なオープンミッションでは自分のペース、自分のリズムで多くのことができる。今は言いたいのを必死にこらえているよ。まだ話せないものがあるんだ」(ノリス氏)
「異なる結果」を持つミッションの存在を確認

ノリス氏はさらに踏み込み、具体的なミッションの存在を認めた。
「ネタバレにはならないと思うが、プレイヤーに多くの選択肢があるミッションが存在する。ジェフは昨晩遅くまでステージで、そのミッションのために数百ショット、異なるテイクを撮影していた。異なる結果やそういった要素が、特定のミッションにはある」
「数百ショット」が数百通りの展開を意味するわけではない。だが通常のリニアなミッションと比較して、はるかに多くのプレイヤー行動・ルート・結果を想定して作り込んでいることが察せられる。
自由度とペーシングのバランス
ネガス氏は「プレイヤーの主体的な選択」と「展開のテンポ配分」の関係に言及した。
「プレイヤーの選択が展開の店舗配分にどう影響するか常に考えている。全員にすべての選択肢を与えたい。選べるのは素晴らしいことだ。でも『これは時間かかりすぎだ』と感じてしまうこともある」

CoDキャンペーンの核は物語体験であり、オープンワールドRPGとは設計思想が異なる。過剰な自由度は没入感を削ぐリスクがあり、その制約の中でどこまで選択の幅を広げられるかが今作の設計の核心にある。個人的にはBOのシュミレーションゲームのようなシーンには辟易したが、果たして...?
「何ができるか」ではなく「何をしたいか」
「『何ができるか』も興味深い問いだが、状況が文脈化されたとき『何をしたいか』がもっと面白くなる。あなたが誰で、何をしていて、何を成し遂げようとしているか。それが選択を意味あるものにする。過去作で様々なバージョンを経験してきた上で、MW4では新たな領域に踏み込める」

単に広いマップを歩き回れる、選択肢リストが増えるという話ではない。主人公パク二等兵は、韓国の兵役法で徴兵された“戦闘を望まない新兵”という設定だ。スーパー兵士でも特殊部隊員でもない一人の若者の視点と、プレイヤーの判断がどう絡み合うのか。Infinity Wardがまだ隠している部分にこそ、今作キャンペーン最大の驚きがありそうだ。
『CoD:MW4』キャンペーン判明情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 舞台 | 朝鮮半島(北朝鮮が韓国へ全面侵攻) |
| 主人公 | パク二等兵(徴兵された韓国海兵隊の新兵) |
| プライス大尉 | シェパード将軍暗殺の罪で逃亡中という異例の立場で登場 |
| ミッション構成 | 韓国の塹壕戦・NYのCQB・パリのカーチェイス・ムンバイの夜襲など |
| プレイヤー選択 | 特定ミッションで複数の結果分岐あり(詳細は秘匿中) |
| 発売日 | 2026年10月23日 |
分岐といえば「BOシリーズ」だった
そもそもCoDシリーズにおいて、結末が変わるレベルの物語分岐はBlack Ops系列の専売特許であり、Modern Warfare系列はこれまで基本的にリニア(一本道)な物語を採用してきた(多分...。間違ってたら教えてください)。
厳密には、リブート版『Modern Warfare』(2019)にも“選択”の萌芽はあった。捕虜の尋問シーンでプレイヤーに行動の選択肢が与えられる場面が存在する。ただしどちらを選んでも物語の結末そのものは変わらず、『CoD:BO2』や『CoD:BOCW』のような「分岐」とは性質が異なるものだった。『CoD:MW4』の選択がどちらのタイプに近いのかも、注目すべきポイントだ。
| タイトル | 分岐 | エンディング数 | 開発元 |
|---|---|---|---|
| Black Ops 2 (2012) | あり(本格分岐はシリーズ初)。Strike Forceミッションの成否を含む選択で本筋が分岐 | 主要4種(細部含め6種) | Treyarch |
| Black Ops Cold War (2020) | あり。主人公カスタム+終盤の決断で分岐 | 主要3種 | Raven/Treyarch |
| Black Ops 6 (2024) | なし(完全リニアへ回帰) | 1種のみ | Treyarch/Raven |
| Modern Warfare 系列 (2019-2023) | ほぼ無し(リニア) | 各1種 | Infinity Ward |
| Modern Warfare 4 (2026) | 示唆あり(MW系列では異例) | 不明 | Infinity Ward |
CoDシリーズでは、キャンペーンの評価がブランド全体の印象やマルチプレイヤーへの定着に影響を与える傾向がある。前作『CoD:MWIII』ではキャンペーンの短さ(クリア約3~4時間)や内容の薄さが批判を集めた経緯があり、今作が本当にリプレイ性のある分岐構造を持つなら、その反省を踏まえた挽回策となりそうだ。
ただし、選択肢の老舗である『CoD:BO6』があえてリニアに回帰した事実は見逃せない。分岐が必ずしも高評価に直結するとは限らず、「一本の強い物語」へ揺り戻す判断も業界には存在する。『CoD:MW4』の挑戦がどちらに転ぶかは、今後の情報公開を待つ必要がある。
豆知識:ハングルを「4」っぽく見せている
『CoD:MW4』のロゴの数字「4」は、漢数字由来の韓国語「사(サ=四)」をデザイン化したものとされる。キャンペーンの半分が韓国で展開することを表現した粋な仕掛けだ。
また前2作(『CoD:MWII』『CoD:MWIII』)と異なりローマ数字でなく算用数字を採用しており、旧『CoD:MW3』との題名の混同を避ける必要がなくなったことも示しているのかもしれない。
Infinity Wardが「まだ話す準備ができていない」と繰り返す以上、選択システムの詳細は今後の情報公開で明かされるはずだ。続報を待ちたい。
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Source: GameRant
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コメント
コメント一覧 (5件)
分岐って事は続編無いのかな?
敵対してるフリして裏で繋がってる展開はありそうやなー。
熱心にストーリー追ってる人なんているんだな
絶対に無いだろうけど分岐によってロケーションや相手が変わり
とある分岐ルートではマカロフ(ロシア軍)がラスボスになる笑
現実はこのレベルの開発費が掛かるゲームの分岐などたかが知れてるけどね
こういうのどっちが正史なのかわからんでもやもやするしキモいからやめろよ
ボリューム不足を無理やり分岐で水増ししてるだけだろうな