『Apex Legends』新モード「APEX K.O.」、ファイターに変身して戦う

ワイルドカードは『ストリートファイター6』のテイクオーバーを受け、「APEX K.O.」という名前のモードとして提供される。試合中にファイターへ変身し、三人称視点で技を撃ち合う内容だ。
設計を担当したChris Ruvolo氏によれば、『ストリートファイター6』の仕組みを三人称のバトルロイヤルへ翻訳し、両シリーズが共有する競技性の中から噛み合う部分を探す作業だったという。
試合開始時に4人のファイターから1人を選ぶ
選べるファイターはリュウ、春麗、ダルシム、豪鬼の4人。レジェンド選択の後にファイター選択の画面が現れ、選ばなかった場合は自動で決まる。
レジェンド選択とファイター選択、そして輸送船のフェーズには専用のオーディオが用意される。ラウンドの切り替わりを伝えるアナウンサーのボイスも新規に追加され、対戦格闘のラウンド進行に近い体験になる。
ファイターは試合中に変更できない
一度選んだファイターは、試合の途中で変更できない。ファイターを切り替える「Fighter Change Token(ファイターチェンジトークン)」というアイテム自体は存在するものの、イベント中の試合には登場せず、射撃訓練場でのみ使える仕様になっている。
4人の技をひと通り試せるのは、実戦ではなく射撃訓練場だけだ。
Fight Gaugeが1本たまればファイターに変身できる
ファイターへの変身は、画面下部に表示される「Fight Gauge(ファイトゲージ)」で管理される。ゲージは最大6本で、1本たまっていればガジェットスロットの「Fighter Gear(ファイターギア)」から発動できる。
ゲージをためるには、マップ上のコンテナや後述の車両から出る「Fight Gauge Token(ファイトゲージトークン)」を拾う。トークンには選択中のファイターの絵柄が描かれており、リュウを選んでいればリュウの顔が入ったトークンが落ちる。
変身中は「Fighter Form(ファイターフォーム)」と呼ばれる状態になり、視点が三人称へ切り替わる。近接攻撃が強化され、被ダメージが軽減されるほか、移動とガードの性能も上がる。
Fight Gaugeは変身している間に少しずつ減っていく。ためた本数が多いほど長く戦えるが、持続時間には限りがあり、ゲージが尽きると通常の状態へ戻る。
新登場のパンチトラックは銃では壊せない、拳で殴る必要がある

マップ上には破壊可能な車両が新たに配置される。赤く塗られたこの車両は「Punch Truck(パンチトラック)」と呼ばれ、『ストリートファイター』シリーズのボーナスステージに登場する大型トラックが下敷きだ。目立つ赤は、ゲームプレイ上の目印として意図的に選ばれている。
Respawnは、殴って壊せる車両を用意するのは『Apex Legends』で今回が初めてだと説明している。オリンパスには以前から乗り物のトライデントがあり、こちらも攻撃で破壊できるが、あちらは搭乗して走らせるためのものだ。パンチトラックはマップに置かれた破壊対象のオブジェクトという位置づけになる。
壊す手段は拳のみで、銃撃は通用しない。殴るたびにFight Gauge Tokenが落ち、完全に破壊するとEVOオーブも出現する。
ルークのジムのリングでは時間無制限でファイターのまま戦える
ルークのジムのリングに入ると、自動的にFighter Formへ移行する。リング内にいる間は持続時間の制限がなく、ゲージを気にせず戦い続けられる。
通常のファイトナイトのリングは素手でしか戦えない仕様だが、今回は拳に加えて戦術アビリティとアルティメットも使用できる。技の間合いや威力を体で覚えるなら、まずここへ飛び込むのが早い。
4人のファイターのパッシブとアビリティまとめ
4人には戦術アビリティとアルティメットに加えて、それぞれ異なるパッシブが設定されている。
| ファイター | パッシブ | 戦術アビリティ | アルティメット |
|---|---|---|---|
| リュウ | 移動速度上昇/ウォールラン/ダッシュ | 波動拳(Hadoken)。遠距離へ気弾を放つ | 真・昇龍拳(Shin Shoryuken)。周囲の敵をまとめて打ち上げる大型のアッパーカット |
| 春麗 | 移動速度上昇/ウォールラン/近接攻撃の速度上昇/ダッシュ | 気功拳(Kikoken)。遠距離へ気弾を放つ | 気功掌(Kikosho)。近距離の敵に大ダメージを与えて吹き飛ばす |
| ダルシム | 移動速度上昇/低重力/近接攻撃の射程延長/二段ジャンプ | ヨガテレポート(Yoga Teleport)。短距離を素早く瞬間移動する | ヨガサンバースト(Yoga Sunburst)。指定地点へ巨大な火の玉を落とす |
| 豪鬼 | 移動速度上昇/ウォールラン/二段ジャンプ | 豪波動拳(Gou Hadoken)。リュウと春麗の気弾より高いダメージ | 瞬獄殺(Shun Goku Satsu)。突進し、敵に接触するとフィニッシャーが自動発動 |
4人に共通するパッシブは移動速度の上昇だ。そのうえで移動手段が分かれており、リュウと春麗にはダッシュ、ダルシムと豪鬼には二段ジャンプが付く。
ウォールラン(壁走り)を持つのはリュウ、春麗、豪鬼の3人で、ダルシムだけが対象外となる。代わりにダルシムへ低重力と近接攻撃の射程延長が与えられており、手足が伸びるという原作の特性をそのまま持ち込んでいる。春麗の近接攻撃が速くなる点も、原作の手数の多さを反映した結果だろう。
ダルシムのヨガサンバーストは、発動時に着弾地点と巻き込む敵を示すインジケーターが表示される。着弾すると範囲内の敵を大きく吹き飛ばし、その場に残った火の玉が通過した敵にダメージを与え続ける。
豪鬼の瞬獄殺について、Chris Ruvolo氏は4人の技の中で一番のお気に入りだと話していた。
最終ラウンドはShowdown、全員復活してゲージ制限も消える
ラウンド4のリング収縮が終わると、最終ラウンドとして「Showdown(ショウダウン)」が始まる。画面には「SHOWDOWN STARTING SOON」の予告が表示され、専用のSEとアナウンスも流れる。
Showdownに入るとFight Gaugeの上限がなくなり、試合が終わるまでファイターのまま戦える。ダウン中や復活待ちのプレイヤーも全員そのまま復帰し、1部隊が残るまで戦闘が続く。
波動拳、真・昇龍拳、ヨガサンバースト、気功掌が飛び交う総力戦だ。
「Apexの根っこにあるのは競争です。『ストリートファイター6』の仕組みを三人称のバトルロイヤルへ翻訳する作業は、両者が共有している競技性という遺伝子の中から、噛み合う部分を探し出すことでした。4種類のファイターギアの調整は、とても楽しい挑戦になりました。波動拳や壁走り、ヨガテレポートといった表現力の高い道具を、Apexの中核となるゲームプレイや競技性を損なわずにプレイヤーへ渡せたと思っています。最終ラウンドのShowdownは、その狙いを凝縮した場面です。土壇場での判断と実行が生死を分ける、緊張感の高い殴り合いになります」
— Chris Ruvolo氏(Senior Technical Game Designer)
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