早期アクセスで配信が始まったばかりの『WARDOGS(ウォードッグス)』が、Steamで快進撃を続けている。調査会社Alinea AnalyticsのRhys Elliott氏が公開した推計によると、販売本数は発売から1週間で220万本に到達し、発売直後の同じ時期で比べると『ARC Raiders(アークレイダース)』(Steam)や『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』(Amazon)を上回るペースだという。
- 3行まとめ
- 『WARDOGS』がSteamで推定220万本、同接ピークは42万人超え
- 発売直後の販売ペースは『ARC Raiders』『HELLDIVERS 2』を上回る
- Steam単体の推定売上は『Marathon』の全機種累計を超えたという
発売翌日に125万本、5日で200万本

Bulkheadが開発し、Team17がパブリッシングを手がける『WARDOGS』は、9月10日にSteamで早期アクセス版の配信を開始した。同日に公開されたローンチトレーラーでは、家庭用機版を2028年に出すことも告知している。
配信初日は「サーバーに参加できない」「プレイ中にキックされる」「ログイン待ちが長引く」といった不具合が重なり、Bulkheadはクライアントの緊急修正を配信したうえで、プレイヤーを少しずつゲームに入れる対応を取った。それでも翌日には125万本の販売を発表し、発売から5日で200万本の突破を報告している。
同時接続プレイヤー数も伸び続け、Bulkheadはパッチの告知で40万人の突破に礼を述べた。SteamDBの記録では、9月13日に428,666人のピークを付けている。発売週末の統計も公開されており、総キル数は1億2,300万、蘇生は6,100万回に上った。
『ARC Raiders』『HELLDIVERS 2』を上回るペース
Elliott氏がXに投稿したAlinea Analyticsの推計によれば、Steamでの販売本数は220万本。発売時期を揃えて比べると、『ARC Raiders』(Steamで170万本)や『HELLDIVERS 2』(100万本)を上回っている。
同氏は、両作がその後も長く勢いを保ったタイトルで、『WARDOGS』がそこに並ぶにはまだ距離があると認めつつも、この数字を評価している。累計1,240万本まで伸ばした『ARC Raiders』(詳細記事)と比べても、序盤では先行している格好だ。
推計ではプレイヤーの重なりも出ており、『WARDOGS』のSteamプレイヤーのうち『Battlefield 6(バトルフィールド6)』も遊んでいたのは48%、『HELLDIVERS 2』は43%、『ARC Raiders』は39%だった。
ウィッシュリストからの購入も好調で、発売7日時点で登録者の11%が購入に至った。登録の約57%は直近1か月に集中しており、1〜3か月前と3〜6か月前がそれぞれ約15%。Elliott氏は『ARC Raiders』と同じく発売直前に一気に盛り上がった型で、登録から日の浅いウィッシュリストほど購入につながりやすいと分析している。
推定売上は『Marathon』の全機種累計を上回る
売上は7,000万ドル(約109億円)を超え、2026年にSteamで発売された新作のなかで7位に入った。Bungieの『Marathon(マラソン)』(詳細記事)が全プラットフォームで現在までに上げた売上も、すでに上回っているという。
Elliott氏は「ライブサービスゲームにおいては、コミュニティが予算や実績に勝るということを改めて示している」とコメント。1年足らず前には財政難に直面していたBulkheadが、2026年にシューターを出してこの成績を残したことを傑出した成果だと評価した。

40ドル(日本のSteamでは4,980円)という価格については、「70ドルのAAAタイトルという心理的な壁の下に位置しつつ、プレミアム価格から弾かれた層をごっそり取り込む、現代の価格のスイートスポットを突いている」と分析する。
成功要因としては、誰に向けたゲームかを正確に把握していたこと、適正な価格を付けたこと、発売前からコミュニティを育てて実際に対話してきたこと、余計なPRを削ったことを挙げ、「Bulkheadがやったことはそう簡単には真似できない」と付け加えている。
早期アクセスは1〜2年、家庭用機版は2028年予定
次の課題はプレイヤーの定着だ。Elliott氏によると、1日あたりのアクティブユーザー数は9月15日に160万人でピークを更新し、開発チームはローンチ時の不具合修正を進めている。ただしPvPのライブサービスは注目の奪い合いで、『Call of Duty(コール オブ デューティ)』の新作(CoD:MW4)が目前に迫り、その後には『Grand Theft Auto VI(グランド・セフト・オートVI / GTA6)』も控えている。
Steamページでは、早期アクセス期間を1〜2年と見込み、「長く早期アクセスにとどまるつもりはない」と明言している。早期アクセス中は価格を抑え、正式リリース時に値上げする予定で、今後はマップや武器、戦闘機を含む新たな乗り物、より深い進行システムを追加していくという。
BulkheadのCEO Joe Brammer氏は9月16日、バランスへの不満や設計への異論が出始める段階に入ったとして、次の開発段階を始めると投稿した。シーズン2では「多くの新コンテンツと変更」を予告しつつ、シーズン途中で変えるべき一番の問題をプレイヤーに募っている。
Elliott氏は「『WARDOGS』の成長物語はまだ終わっていない」としたうえで、『ARC Raiders』のような高みを目指すには越えるべき運営上の課題と、実現すべき強力なロードマップがあると指摘。それでも「たとえこれ以上1本も売れなかったとしても、『WARDOGS』はすでに大成功だ」と断言している。Steamのユーザーレビューも、9月17日時点で約5万8,000件のうち約8割が好評の「非常に好評」となっている。
『WARDOGS』概要
| 開発 | Bulkhead |
| パブリッシャー | Team17 |
| ジャンル | 最大100人参加の大規模戦闘FPS |
| 配信日 | 2026年9月10日(Steam早期アクセス) |
| 価格 | 4,980円(Steam) |
| 早期アクセス期間 | 1〜2年を予定 |
| 家庭用機版 | 2028年予定 |
『WARDOGS』はSteamだけで推定220万本・7,000万ドル超えを売り上げ、同接ピークは42万人を超えた。早期アクセスは1〜2年続き、正式リリース時には値上げする予定と明言しているので、気になっているなら4,980円のうちに触っておこう。
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Source: x.com / steampowered.com / steamdb.info
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