Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー7シーズン2「オペレーション・ベクターグレア」が進行中。日本時間6月21日には、アンチチートの現状と新シーズンでのアップデートに関する報告がシージ北米公式Twitterより発表されました。
R6S 新シーズンのアンチチート・アップデート報告
シージでは6月14日に新シーズン「オペレーション・ベクターグレア」がスタートしましたが、これに合わせてプレイヤーにとってのストレス要因の1つであるチーターについても、対策の現状とアップデートが報告されました。
新たに公開された画像は月次のBAN回数をグラフにしたもので、2022年の初頭から、BattleEyeによるBANとデータBANがともに減少傾向にあることが示されています。なおこの傾向は昨年の報告時のグラフから継続しているようです。
とはいえこの図だけでは、単にチーターだけ減っているのか、それともプレイヤーが減っているからチーターも減っているのか(もしくはチーターが強化されているからBANできていないのか)が判然としないため、リプ欄では「このグラフにはアクティブプレイヤー数をつけるべきだ」という指摘も見られます。
イヤー7のスタート以降、日本のプレイヤーだけでなく、海外からも「チーターが増えている気がする」という指摘が目に留まります。Ubisoft公式からのコメントはありませんが、Redditでは「今シーズンってハックのセールやってるの?」と書かれるほどで、「アップデートから一日以内にチートもアップデートされてるのでは」などの懸念も見られます。
新シーズンでアンチチートもアップデート
一方で、6月14日からスタートした新シーズン「オペレーション・ベクターグレア」では、ゲームアップデートの他にアンチチートシステムがアップデートされており、以下のようなチーターへの対策が強化されたそうです。
- チームメイトを即座にキルするチーター
- ガジェットの所有権を変更するチーター(ディフューザーやガジェットを盗む)
- 弾薬無限チーター
- チームキルと判定されずにチームキルができるチーター
- 武器を装備せずに発砲できるチーター(特定の状況下で可能になる)
ゲームシステムを悪用した多種多様なチーターが生息していることがうかがえますが、今後も「新たに出現中のチーターにも引き続き対処していく」と述べています。
データBANのアップデート
現在のシージのアンチチート体制には、BattleEyeを使ったBAN(不自然な挙動に反応するもの)と、データベースに基づくデータBAN(不自然なスタッツに反応するもの)、スタッフによる手動BANがありますが、このうちデータBANの仕組みにアップデートがかかるそうです。
「現在はデータBANに関するデータ処理の仕方に変更を加え、関連するしきい値を調節しています。この変更の一環として、他のデータポイントも追加します。これはチーターを狙い撃ちにするのに役立つでしょう。誤判定がないようにしつつ、必ずや可能な限り多くのチーターを捕まえていきます。これらの変更にはいくらか時間がかかると思われます。さらなるアップデートは準備が整ったときに提供します」
マッチ放棄への制裁エラー
アンチチートの話とは別に、マッチ放棄によるペナルティについて、現在エラーが発生中であることが報告されています。
通常ペナルティを受けると、そのペナルティがいつまで続くのかがメニュー画面に表示される仕組みですが、これが表示されず、参加不可になっているモードにマッチメイキングをかけるとエラーコードが出力される事例が起きています。
この問題については現在作業中で、週内に修正パッチをリリース予定とのことです。
他の人気タイトルと同様にシージでもチーターとの戦いが続いていますが、実際にチーターに遭遇した方は、ゲーム内の報告機能からアカウントを通報できるほか、マッチIDやマッチリプレイを活用して報告することも可能です。より多くのデータが集まれば、アンチチートの性能向上も見込めるでしょう。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Twitter
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コメント
コメント一覧 (1件)
シージのチートは謎に多種多様だな