Ubisoft(ユービーアイソフト)は『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の次回アップデート予定を記載した「デザイナーノートY8S4.2」を公開。新防衛オペレーターTubarao(トゥバラオ)のガジェット「ZOTOキャニスター」や、攻撃オペレーターAce(エース)のガジェット「アクアブリーチャー」が弱体化されるなど、興味深いバランス調整となっている。
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『R6S』Y8S4.2デザイナーノート
発表されたアップデートY8S4.2の内容は、2月13日からスタートする世界大会「シックスインビテーショナル2024」に向けたバランス調整。うち一部は、「盾リワーク」のラボテストサーバー開始時の発表と重なる。
注目は新防衛オペレーターTubaraoの弱体化。ZOTOキャニスターの所持数が減っただけでなく、Bandit(バンディット)やKaid(カイド)とのコンボの強さが低下した。
攻撃側ではAceが弱体化。ガジェットを投げてすぐに次のアクションに移れる便利なハードブリーチャーだったが、ついにその便利さを見逃してもらえない時が来たようだ。
オペレーターバランス変更
Tubarao弱体化
- ZOTOキャスニスター
- 4つから3つに減少
- Maverick(マーヴェリック)のブリーチングトーチに影響しなくなる
- キャニスター破壊後の、絶縁効果を1.5秒延長
- 開発者コメント抜粋:
- ライブサーバーにおけるTubaraoの成功を確認
- どうプレイし、どうカウンターするか。メタにおける立ち位置は引き続き監視中。しかしフィードバックを受け、能力の早めの調整に踏み切る
- キャニスターを3つに減らし、より戦略的に使うことをプレイヤーに求める
- Maverickのトーチにディレイがかかっていた点をなくし、MaverickをTubaraoのカウンターピックに位置づけ(※訳注:実装前はMaverickで対策できる旨が仄めかされていたが、結局トーチにもディレイがかかっていた)
- BanditやKaidとのシナジーは、攻撃側によるカウンタープレイの余地が少ない
- 電流を絶縁する効果は、これまで凍結効果が続いている間のみ継続していた。しかし、ZOTOキャニスターが壊れた後も絶縁効果が1.5秒続くようにした。これで攻撃側は1.5秒長く、連携してハードブリーチできるチャンスを得る
Ace弱体化
- S.E.L.M.A.アクアブリーチャー
- 起爆時間を3.2秒から4秒に増加
- 開発者コメント抜粋:
- Aceは短所が少ないハードブリーチャーで、連続して素早く、比較的大きな穴を空けられた。防弾ガジェットも破壊できた
- 短所と言えば、「壁を破壊している途中でSELMAを破壊されると、通れる穴ができない可能性がある」ものの、他のハードブリーチャーたちに比べると短所としては十分ではない
- 起爆するまでの時間を延ばすことで、防衛側にはハードブリーチ阻止のチャンスを増やした。Thatcher(サッチャー)やインパクトEMPと組み合わせる際も、延びた分を考慮してうまく連携することを求める
Kapkan調整
- 防弾カメラ追加
- インパクトグレネード削除
- 開発者コメント抜粋:
- ラウンド中に爆発したトラップの数と関係なく、Kapkan(カプカン)は大きな影響力を発揮している
- 攻撃側はKapkanを見つけるか、EDDに引っかかったら、すべての窓や戸口を注意させられて進行が遅くなる
- 現時点で既に、攻撃側の時間を削るツールは十分持っている。インパクトグレネードは、ローテートによって彼の動きをさらに読みにくいものにするため、攻撃側にさらなる時間を使わせていた
Maverick強化
- スモークグレネードを追加
- 開発者コメント抜粋:
- フラググレネードがなくなり、状況次第で使うタイプのオペレーターになっていた
- 防衛側に強力な対抗策がないにも関わらず、Maverickではなく他のハードブリーチャーとEMP要員の方がピックされていた
- ハードブリーチにかかる時間やリスクを考慮すると、彼1人をハードブリーチャーとしてピックするのは危険
- しかしサブのハードブリーチャーとしてピックするにしても、他のハードブリーチャーをサブにした方がより柔軟なピックになる
- そこでスモークグレネードを追加。サブのハードブリーチャーとしてより魅力的にし、本人の柔軟性も高め、より安全に補強壁を焼けるようにした
Thunderbird強化
- 展開型シールドを追加
- 開発者コメント抜粋:
- 以前のバランス調整でサポート寄りのオペレーターにしたものの、ガジェットの魅力が十分ではない
- 展開型シールドを追加し、コーナステーションと組み合わせた強力な要塞を自分で作れるようにした
- SPAS-15(ショットガン)も機能向上させ、拠点工事に貢献できるようにした
武器バランス変更
SPAS-15強化
- 初弾ガンキックを減少
- 横反動増加
- 弾性時間増加(※訳注:発砲してから銃口が画面の中心に戻るまでの時間。短いほど使いやすい)
- 開発者コメント抜粋:
- 以前のショットガンリワークでは、オートショットガンは対象にしなかった。これは、ショットガン強化によって「ショットガンメタ」の時代にならないかどうか確認したかったため
- 現時点でもオートショットガンを調整する予定はないが、一方でThunderbird(サンダーバード)は強化したかった
- この変更の結果次第では、他のオートショットガンにも似たような調整をする可能性がある
- 初弾のガンキックを減らしたことで、ターゲットに連射でペレットを叩き込むのを容易にした
- 一方では横方向のリコイルを調整。はっきりと左にハネるようにした。上方向へのハネは減らした
G36C弱体化
- 垂直反動を増加
- 水平反動を増加
- 開発者コメント抜粋:
- 過去のR4CとARX-200への調整によって、プレイヤーはG36Cを重視するようになった
- Ash(アッシュ)とIana(イアナ)という最も強力なキル獲りオペレーターの武器であるため、G36Cは攻撃側で最もキルレシオの高い武器。しかし、キルレシオの高い他の武器との差があまりにも大きくなっていた
- 1.5倍サイトはこの武器の強みの1つだが、一方ではR4CとARX-200との違いを作る役割もある
- そこで反動を増加し、プレイヤーには反動制御用のアタッチメントを使うことを要求。1.5倍サイトを使い、遠距離で交戦する際の難易度を高めた
SMG-11弱体化
- ダメージを35から32に減少
- 開発者コメント抜粋:
- 長らくキルタイムが最短のオート武器だったが、他の武器とそろえることにした。ただしキルタイム最短クラスである点はそのまま
- 今回の変更では、アーマー1のオペレーターを倒すのに、1発多く必要になる。これにより正確な射撃が報われるようになり、弾をばらまくプレイは罰せられるようになった
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: R6S Official
コメント
コメント一覧 (11件)
スパスめちゃ強くなったな
セミオートSGって腰だめ主体だったけどこれからはADSも大事だ