ヴァロラント：新デュエリスト「ウェイレイ」発表、新たなデバフ“行動妨害”を付与する高機動エージェント

本日2025年3月2日、Riot Games（ライアットゲームズ）は、無料タクティカルFPS『VALORANT（ヴァロラント）』のMasters Bangkok Grand Finalにて、新規デュエリストエージェント「ウェイレイ」を発表。

Masters Bangkok Grand Finalの配信内ではショーマッチが開催され、ウェイレイの「エージェントトレーラー」と「ゲームプレイトレーラー」も公開された。

新エージェント「ウェイレイ」

今回公開された新規イニシエーターエージェント「ウェイレイ」は、タイ出身のエージェント。実装は、Season 25: ACT IIの開幕と同時に予定されている。

ウェイレイは「ジェット」「レイズ」に続く、エリアの拡張・確保能力に優れた高機動デュエリストとなっており、どちらかを採用した構成が頻出する環境に第3の選択肢として期待できそうだ。

また、新しいデバフ効果「行動妨害」を付与できるアビリティを複数所持しており、イニシエーター的な活躍にも期待できる。時には、両方の役割を同時にこなして強引なエントリーを行う場面も出てくるだろう。

気になる点としては「ジェット」は“クラウドバースト”、レイズは“ペイント弾”でエントリー先の安全を最低限確保できるが、ウェイレイはそういった能力に長けたアビリティを所持していない。「行動妨害」の付与によって有利な撃ち合いを仕掛けることはできるが、最後はエイム力での勝負になることも少なくないだろう。

また、そういった性質を持っているため他のデュエリストと比べて、開けたマップやエリアでの撃ち合いは苦手そうだ。うまく味方のアビリティを利用したり、ウェイレイが機能しやすい進行ルートを事前に探したりしておくと良いだろう。

以下では、各種トレーラーとXで公開されたアビリティ紹介映像で確認できたアビリティの性能を紹介する。

アビリティ“リフラクト”

リフラクト：床に光のビーコンを設置する。再発動すると無敵状態でビーコンへ瞬時に移動する

イメージとしては、ヨルの"ゲートクラッシュ"を撤退専用にしたもの。“ゲートクラッシュ”と同じく設置から発動までに時間制限はあるが、トレーラーの映像では「再発動」時のアニメーションが短く、信頼性はかなり高そうだ。一方で元の位置に戻るまでの軌道は敵も視認できるようなので、引き先がバレやすい、単独の場合は追われて移動後を狩られるという欠点がある。

また、発動時の位置にビーコンを設置するためアビリティでのエントリーはできないが、それを補うアビリティとして次に紹介する"ライトスピード"を所持している。

"リフラクト"は基本アビリティ（ラウンド開始時に自動的に所持）で、一度に1つまでしか所持できないが、2キルで再使用が可能になるタイプのアビリティとなっているため1ラウンド中に複数回発動することは可能。

アビリティ“ライトスピード”

ライトスピード：構えを取り、発射で前方に2回ダッシュする。「オルト射撃」で1回ダッシュする。1回目のダッシュのみ上昇することができる。

2回分のダッシュを内包したアビリティで、1回目のダッシュ時に限り上昇することも可能。イメージとしては、1回目が“アップドラフト”+”テイルウィンド”、2回目はシンプルな"テイルウィンド"といった感じだろうか。

ジェットと異なりスモーク系のアビリティを持たないため、移動先の選択や事前のアビリティ投入に慎重さが必要となるが、こちらも次のアビリティ“サチュレート”を使用することで最低限補完することが可能。また、事前に“リフラクト”を設置し、情報を獲得しに行く動きも面白そうだ。

アビリティ“サチュレート”

サチュレート：光の塊を投げる。光の塊は地面に接触すると爆発して、敵の移動速度と武器操作速度を下げて妨害する。

アビリティの挙動は、一般的な投てき系アビリティと同じ。効果範囲の敵には新しいデバフ「行動妨害」を付与する。

「行動妨害」は、スタンと同じように移動妨害効果（移動速度とジャンプ速度の低下）を持っているが、揺れのエフェクトは付与されない。そのかわりに武器操作速度の低下効果を持っており、これが付与されると「武器の切り替え」「リロード速度」「射撃レート」が低下する。

アルティメット“コンバージェントパス”

コンバージェントパス：構えを取り、「発射」で拡大する光線を放つ。少し経つと自分の移動速度が大きく上昇して光線が拡大し、その範囲内のプレイヤーに行動妨害の効果を与える。

構えの状態から「発射」し、前方広範囲に壁を貫通して影響を与えるブリーチの“ローリング・サンダー”やフェイドの“ナイトフォール”と似たタイプのアルティメット。付与される効果は、“サチュレート”と同じく「行動妨害」となっている。

発射から効果付与までに若干のディレイがあるため、ギリギリ範囲内の敵に避けられてしまう可能性はあるが、自身が範囲内の相手に接敵するまでの時間として活用することもできる。

Source:VALORANT