ヒーローのバランス調整
D.Va(弱体化)

開発コメント:D.Vaは高い機動力と耐久力の組み合わせにより、戦闘中に長時間活動し続けることができていました。〈ブースター〉のクールダウンを増加させることで、突入の判断により明確なリスクを生み出すとともに、イニシエーターサブ・ロールの効果も抑えます。
- 〈ブースター〉
- クールダウン:3.5秒 → 4秒
現在のD.Vaはランク帯によってパフォーマンス(勝率)に大きな開きがあり、プラチナ以下のランク帯ではトップ5にも入らないが、ランクが上がるにつれて勝率が上昇し、GM&チャンピオン帯では1位のドミナに匹敵する勝率を記録している。
直近でD.Va自身に大きな強化があったわけではないが、高いアーマー保有量と「イニシエーター」サブ・ロールの相性の良さは間違いなくあったと考えられる。
なお、イニシエーター能力の起動はジャンプ系アビリティに限ったものではない(ロケット・パンチの慣性ジャンプなどでも可)ため一概には言えないが、弱体化された後の〈ブースター〉であっても、クールタイムは比較的短い部類となっている。
- 4秒:D.Va〈ブースター〉
- 5秒:ウィンストン〈ジャンプ・パック〉
- 5秒:レッキング・ボール〈グラップリング・クロー〉
- 5.5秒:ハザード〈バイオレント・リープ〉
- 6.5秒:ドゥームフィスト〈サイズミック・スラム〉
D.Vaの耐久力は自身の体力と〈ディフェンス・マトリックス〉のリソース残量に依存しているため、開発コメントにもあるように今後は今まで以上にリスク(引き際)を考慮した突入が必要になりそうだ。
ハザード(サブ・ロール変更)

開発コメント:ハザードは当初、交戦中のクラウドコントロールの影響を軽減するためストールワートサブ・ロールに配置されていました。しかしサブ・ロール導入後、パフォーマンスが伸び悩んでいます。より攻撃的で持続戦闘を重視したプレイスタイルを支えるため、イニシエーターサブ・ロールへ変更します。
- サブ・ロール
- 変更:ストールワート → イニシエーター
ハザードはサブ・ロールが、ノックバック耐性とスロウ耐性を与えてくれる「ストールワート」から滞空中に自己回復を行う「イニシエーター」に変更された。
「ストールワート」は、交戦中に相手から受ける妨害行為に耐性をもたらしてくれるが、最も恩恵が大きいシーンは対「環境キル」のシーンだろう。サブ・ロール導入後、ストールワート以外のタンクを使用した際に、これまで通りの立ち位置で思わぬ環境キルを受けたプレイヤーは少なくないだろう。
ハザードは今回「ストールワート」所属ではなくなったため、先述の通り環境キル耐性は下がるが、他の「ストールワート」タンクと異なり汎用性の高い縦の機動力〈バイオレント・リープ〉と〈クライミング〉を持っているため、素の状態でもある程度対応可能。
一方、新たに所属する「イニシエーター」サブ・ロールは弱体化されたとはいえ、“自己回復”という相手を選ばない優秀な能力を持っており、クールタイムを生まないパッシブ・アビリティ〈クライミング〉で起動できるハザードとの相性は抜群。
ラマットラ(強化)

開発コメント:〈ヴォイド・バリア〉のクールダウンを短縮することで戦闘中の回転率を改善し、〈アナイアレーション〉の秒間ダメージを増加させることで長時間の戦闘における存在感を強化します。
- 〈ヴォイド・バリア〉
- クールダウン:13秒 → 12秒(5v5)
- 〈アナイアレーション〉
- 毎秒ダメージ:30 → 35
〈ヴォイド・バリア〉はクールダウンが短縮されたことで、展開直後に〈ネメシス・フォーム〉を発動した場合、時間切れから約4秒後に次の展開が可能となる。
〈ネメシス・フォーム〉の持続時間をキルによって延長できるマイナー・パーク「無慈悲たる覚悟」を絡めれば、〈ブロック〉と合わせて長時間何らかの防御手段を活用することも可能。
実装から3年が経過したラマットラだが、アルティメット・アビリティ〈アナイアレーション〉自体のダメージ調整は初。〈ネメシス・フォーム〉の長時間維持が今後も主な狙いではあるが、〈パメル〉込みのキルのスムーズさ向上に期待できる。少なくとも〈ブロック〉で耐えるラマットラへの接近を躊躇させる効果は、間違いなく大きくなるだろう。
ロードホッグ(強化)

開発コメント:小規模リワーク以降、ロードホッグの全体的な性能は想定より低い状態が続いています。〈スクラップ・ガン〉のダメージを増加させることで、フックコンボの安定性と総合的な火力を改善します。
- 〈スクラップ・ガン〉
- 弾丸1発のダメージ:6.5 → 7
〈スクラップ・ガン(メイン)〉は、1ショットで25発の弾丸が発射されるため、1ショットあたり12.5ダメージの上昇、ヘッドショットが絡めばそれ以上の上昇量となり、全弾ヘッドショット時には350ものダメージを与えることが可能に。開発コメントにもあるように〈チェイン・フック〉始動のコンボの安定感が向上し、立ち回りでの与ダメージ性能、特にバリアなど対物のシーンでは腐ることなく強化点が表れるだろう。
しかし、それ以上に注目したいのが、属するサブ・ロール「ブルーザー」強化とロードホッグ自身相性の良さ。移動速度20%アップの条件が「クリティカル状態(体力25%以下)」から「50%以下」に変更されたことで、より高い頻度での機動力補助を受けられるようになり、効果発動時点の緊急性も低くなっている。
ロードホッグにとって機動力は、パーク「スロットル全開(+30%)」の存在からもわかるように、メジャー・パーク級の価値がある。〈テイク・ア・ブリーザー〉で自身の体力を管理しやすいため緊急性が高くなければ、あえて回復せず次のポイントに移動するといった選択も視野に入るだろう。他のブルーザーヒーローと異なり、アーマーなどの特殊ライフを持たない(どこを切り取ってもライフが同価値)という点も、この選択を後押しする要因の1つだ。


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