『バトルフィールド』シリーズ新スタジオ"Ridgeline Games"設立発表、キャンペーンモードを開発 / Ripple EffectもBF新作開発中？

Electronic ArtsおよびDICEの『Battlefield 2042（バトルフィールド2042）』ではシーズン2「Master of Arms」が進行中。9月9日には、新たなスタジオ「Ridgeline Games（リッジラインゲームス）」の創設が発表されました。このスタジオでは、BFユニバースにおける「キャンペーンモード」の開発を手がけるそうです。

BFシリーズ新スタジオ「Ridgeline Games」発表

We're all in on the future of Battlefield! We're continuing to support #BF2042, and welcome our new studio, @RidgelineGames, who will be focusing on a narrative campaign.

Read more from GM Byron Beede 👇https://t.co/RHcHYe0opc pic.twitter.com/fO7eCHNDAB

— Battlefield (@Battlefield) September 8, 2022

9月9日、Electric Artsの「バトルフィールド」シリーズから、新スタジオ創設が発表されました。「Ridgeline Games（リッジラインゲームス）」というこの新スタジオでは、BFユニバースのストーリーキャンペーン開発を手がけるとのことです。

今年で20周年の節目を迎えた「バトルフィールド」シリーズは、ひとつに繋がったBFシリーズを作り上げるべく、世界中のスタジオが「オールイン」で協力体制を敷くとのことです。Respawn Entertainmentの共同創設者兼CEOで、現在のBFチーム全体のリーダーを務めるVince Zampella氏は続投。DICEはRebecka Coutaz氏が、Ripple EffectスタジオはChristian Grass氏、Industrial ToysはAlex Seropian氏がそれぞれ指揮を取ります。

シアトルに設立されたRidgeline Gamesを統括するのはMarcus Lehto氏。『HALO』シリーズの共同クリエーターとして知られる同氏は、BFシリーズのストーリーデイレクターとして2022年初にチームに加わっており、彼の指揮の元でストーリーキャンペーンが開発されます。

なお、現在サービス継続中の『BF2042』にはマルチプレイヤー向けコンテンツしかありませんが、今後『BF2042』にキャンペーンモードが追加されるのか。それとも次回作なのか。気になるその詳細までは明かされませんでした。

Ripple EffectもBFシリーズ新作を開発中？

今回の発表をまとめると、各スタジオの担当は以下のようになります。

• 各スタジオの担当
  • DICE：マルチプレイヤーモード（BF2042）
  • Industrial Toys：モバイルゲーム（BFモバイル）
  • Ridgeline：ストーリーキャンペーン（詳細不明）
  • Ripple Effect：「まったく新しいバトルフィールド体験」（詳細不明）

今回の発表では、Ripple Effectが現在「まったく新しいバトルフィールド体験」の開発に集中していることにも触れられています。

同スタジオが『BF2042』と並行して何らかの別のプロジェクトを手がけていることは創設時から発表されていましたが、「まったく新しい（entirely new）」とはどういう意味なのか。Ridgelineの手がけるストーリーキャンペーンとともに気になるところです。

9月にめでたく20周年を迎えたBFシリーズ。昨年リリースされた『BF2042』の出だしは芳しいものではなく、売上がEAにとっての想定以下だったり、返金を求めるオンライン署名が10万人分に達したり、「ハザードゾーン」モードの開発を終了したりとさんざんな1年でした。

しかし1年かけて修正と改善、コンテンツの追加を続け、「シーズン2」が進行中の現在もなお、BFファンや新規プレイヤーを納得させられるようにアップデートを継続中です。次回「シーズン3」についても、兵科システムの復活が発表されています。

Ridgeline Games設立とともに、各スタジオがさらに密接に連携することを発表したBFシリーズで、今後どのような作品が作られていくのかに注目です。

Source: Twitter, EA