新型PlayStation 5の発表や日本向けの関連アクセサリの値上がりなどが話題のソニー・インタラクティブエンタテインメントだが、新しくPS5タイトルを遊べるクラウドストリーミングサービスを発表した。
PlayStation 5用クラウドストリーミングサービスが開始
ゲームをダウンロードしていなくてもクラウド上でどこからでも遊べるクラウドストリーミングサービスは、マイクロソフトのXbox Cloud Gaming、NvidiaのGeForce NOWなどが日本でも有名だ。海外ではAmazonもLuna Cloud Gamingという同種のサービスを提供し、Netflixも8月から開始したばかりなどゲーム業界のトレンドだ。
SIEもPlayStation Nowというクラウドストリーミングサービスを提供し、2022年に行われたPlayStation Plusのリニューアルでサービスを統合。現在では約700タイトルのPS2~PS4タイトルをPlayStationプレミアム加入者ならどこでも遊べる。そして、新しくPS5タイトルもクラウドストリーミングサービスに追加されると発表された。
日本でのサービスが始まる10月17日(火)以降は、クラウドストリーミングサービスに対応しているPS5タイトルなら、ダウンロードをしなくてもクラウド上で最大4K解像度でプレイできるようになる。ストレージが逼迫しているユーザーにはありがたい機能だ。
ストリーミング対応PS5タイトルと追加要素
どのPS5タイトルが対応するのかは記事執筆時点では不明だが、公式動画によると100本以上のタイトルがクラウドストリーミングできるようだ。
- PlayStation Plusゲームカタログに含まれるPS5の人気タイトル:『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』『Horizon Forbidden West』『Ghost of Tsushima』など
- ゲームトライアルに含まれるPS5タイトル:『ホグワーツ・レガシー』『ウィッチャー3 ワイルドハント』など
- 「PlayStation Plusプレミアム」加入者がPS Storeで購入したPS5タイトル:『BIOHAZARD RE:4』『原神』『Fall Guys』『フォートナイト』など
PS5用クラウドストリーミングサービスはPS5タイトルを遊べる他に以下の機能も利用できる。
- ダウンロードコンテンツやゲーム内で購入したコンテンツ:ゲームをダウンロードした場合と同様に、DLCや追加コンテンツなどがストリーミング中に購入可能
- 高解像度オプション:4K、1440p、1080p、720pから解像度を選択でき、60FPS、SDRおよびHDRに対応(最低5mbpsのインターネット回線が必要、1080pなら15mbps,4Kは38mbps)
- 高品質なオーディオ:5.1、7.1、そしてTempest 3Dオーディオ技術を含む、PS5で利用可能なすべてのオーディオオプションに対応
- スクリーンショットや3分以下の動画のキャプチャ:キャプチャしたスクリーンショットや動画はPS5本体上のメディアギャラリーに保存され、PlayStation®Appのメディアギャラリーからもアクセス可能
クラウドストリーミング利用可能な国・地域
日本では10月17日(火)からサービスが始まるが、ヨーロッパでは10月23日(月)、北米は10月30日(月)にローンチ予定。
現時点でクラウドストリーミングを展開予定の国・地域は日本、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、キプロス、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカとなっている。
PS5タイトル用クラウドストリーミングの注意点
PS5用クラウドストリーミングサービスのローンチは大規模な取り組みが必要なため、残念ながらローンチ時はPS5本体でのみ利用可能。
ライバルのマイクロソフトのXbox Cloud Gamingならウェブブラウザからプレイできるので、利便性の点ではSIEは遅れを取っている。 サービス加入者ならどこでも遊べるメリットが薄れてしまっているので、このあたりは改善されていくの期待したい。
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Source: PlayStation
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