Respawn Entertainment(リスポーン・エンターテインメント)は『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の次回大型アップデート「シーズン19イグナイト」に向け、新レジェンド・コンジットのゲームプレイトレーラーを公開。
この記事では、コンジットの性能について解説していく。11月1日の新シーズン開幕前に、味方に追加シールドを与えつつ、敵の妨害もしてくれるコンジットの強力なアビリティセットをチェックしよう。
『APEX』シーズン19新レジェンド・コンジット
ロウェナ・ヴァレンティナ・コフィー・ディヴィナは、ネクサス出身の27歳。かつて政府のクーデターに巻き込まれた際、人々のために犠牲となったモナーク・タイタンから強烈なインスパイアを受けたことがある。
家族に良い生活をして欲しいと願う彼女は、長女のディワに悲劇が襲った事件をきっかけに、今度は自らが家族を守ろうと決意する。モナークのバッテリーを利用して戦闘用エクソスーツを製作し、地元のトーナメントで名を上げてきた。
タイタンのバッテリーは、致死性の放射能を放つものだ。力を得た代償として、ロウェナはもはや健康長寿を望めない。彼女はそれでも過酷な現実の中で笑顔を絶やさず、ユーモアのセンスにも優れた真のレジェンドだ。「コンジット」を名乗り、新たにエーペックスゲームに参戦する。
パッシブ:セイバースピード
- セイバースピード):戦術アビリティの射程外に味方がいるとき、コンジットの走るスピードが上昇する
戦術アビリティを使ってサポートをするのがコンジットの主な仕事だが、味方と離れてしまっては意味が無い。一方でレジェンドたちの中には、オクタンやパスファインダーなど、1人でどんどん遠くまで行ってしまう者もいる。
このパッシブは、前に出ていったチームメイトが戦闘に入った時、コンジットも速やかに合流してサポートができるようにデザインされたものだ。走る速度が上がり、ヒーローさながらに仲間のピンチに駆けつけられる。
なお「戦術アビリティの射程」とは、ゲーム内距離で50メートルを指す。距離に制限はなく、たとえチームメイトと何百メートル離れていても、このパッシブ効果は起動し続ける。ソロだと起動しない点には一応注意。
戦術:レイディアントトランスファー
- レイディアントトランスファー:自分とチームメイト1人のアーマーに、一定時間継続する追加のシールドを付与する
コンジットの核となる戦術アビリティ。起動すると、射程内にいるチームメイトと自分自身のアーマーに、一定時間有効なシールドを形成していく。
- スキル起動で、7秒かけて追加シールドを付与していく
- コンジット自身はアーマー80HP分、味方にはアーマー120HP分の追加シールド
- 追加シールドは20秒維持される
- その後、ダメージを受けていなくても追加シールドは自動的に消えていく
シールドセルなどを使わずにアーマーを一時的に回復。停止することなく戦闘を続けられる点で、非常に強力なアビリティだ。さらに具体的には、以下のような仕組みになっている。
- アーマーHPの上限が上がるわけではない。アーマーが無傷のときに使っても意味がない
- 追加シールドは、通常のアーマーHPとは異なる色で表示され、見分けがつく
- 追加シールドへの被ダメージ計算は、通常のアーマーと同じ
- 追加シールドの形成中に被弾すると、形成が中断される。0.5秒間隔で連続被弾しなければ再開する
- 壁越しの味方に対しても有効
- 一度起動すると途中キャンセルできない
アーマーの上限は上がらないので、自分たちだけ体力を底上げして撃ち合うようなインチキはできない。しかし、敵が一旦シールドセルを使いたいタイミングで、こちらは追加のシールドをつけながら攻め続けられるというコンジットの戦術アビリティは、タイトな局面で重要な差を作ってくれるだろう。
アルティメット:エネルギーバリケード
- エネルギーバリケード:対象エリアにエネルギーバリケードを展開。効果範囲に入った敵は移動速度が低下するデバフを受け、1ティックあたり10の継続ダメージを受ける。継続時間60秒
起動すると筒型のジャマー・デバイスを7つばら撒き、それぞれがエネルギーの糸で結ばれることで横長のバリケードを展開するアルティメット・アビリティ。触れていなくても、ジャマーの半径5メートルが効果範囲となる。
敵の行動を制限するのが主な用途で、強引に突破しようとした敵には、スピードダウンをかけるだけでなく、10ずつスリップダメージも与えてくれる。
もちろん自分たちは効果範囲内にいてもデバフは受けないので、コンジットの戦術アビリティと組み合わせて戦うことで、敵が引っかかったら一方的な展開にできるだろう。
敵の方は、バリケードを形成する7つのジャマーそれぞれを撃って破壊できる。ただし1つあたりHP250もあるため、撃ち合いながらの状況では難しそうだ。
対策としては、起動する範囲にワットソンの「インターセプターパイロン」が置いてあれば無効化できる。起動後も、クリプトの「ドローンEMP」で強制停止できる。
トリオの多様化に期待
開発スタッフの1人で、コンジットのデザイナーであるChris Winder氏は、コンジットの登場によってチーム構成が多様化することを期待している。チームの前進を支援する彼女の戦術アビリティがどんな場面で特に有効か、さまざまなトリオの組み合わせで試してみたい。
ナラティブリードのChristal Rose Hazelton氏によると、家族を愛するコンジットのデザインはフィリピン系アメリカ人のコミュニティから着想を受けている。(日本語版でどうなるかは分からないが)ゲーム内でもタガログ語と英語を交えた軽妙な口ぶりで喋ってくれる、一緒に戦っていて楽しい新レジェンドだ。
他のサポートクラスと同様、コンジットも要求されるスキルが高い。書かれていることは強力だが、使用タイミングの判断にはしっかりとした経験値が求められる。逆に、全体を俯瞰するのが得意なプレイヤーにはコンジットがうってつけだ。
11月1日にシーズン19「イグナイト」がスタートしたら、新レジェンド・コンジットとともに新たな戦いに挑んでみよう。
Source: Pressrelease
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