本日2024年9月21日、Riot Games(ライアットゲームズ)は、無料タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』のアップデートについて開発チームが語る「プレイヤー行動、バランス調整、チート対策 // Dev Updates」を公開。予定しているエージェントやマップの変更点や、チート対策などについての紹介が行われている。
プレイヤー行動、バランス調整、チート対策 // Dev Updates
本日公開された動画「プレイヤー行動、バランス調整、チート対策 // Dev Updates」では、既にリリースされたパッチ(9.05まで)の内容を振り返りながら、年内に予定されているアップデートに関する情報が発表されている。
以下では、動画内で発表された内容の中でも注目度の高いであろう「エージェント」「マップ」「チート対策」について紹介を行う。
エージェント5名のバランス調整予定
動画内で調整対象として名前が挙げられたのは「フェニックス」「セージ」「サイファー」「ゲッコー」の4名。競技シーンの第一線である「VALORANT Champions Tour」がオフの期間中は、大胆な調整を行えるとの前置きがあったので、どのような調整が行われるのか非常に楽しみだ。
また、調整対象エージェントとして期待していたプレイヤーも多かった「ハーバー」は、変更の実施までもう少し時間がかかるとのこと。理由については「大規模な作業とオプションの模索に時間を要するため」と説明されている。
マップの変更
マップローテーション
パッチ9.08で予定されているマッププールのローテーションでは、現在有効な「アイスボックス」「ロータス」が除外され「スプリット」と「パール」が復活する。
動画内では、マップローテーションの計画と頻度は改善予定であると述べられており、詳細はパッチ9.08(現地時間10月22日予定)でのローテーション時に発表予定とのこと。また、長らくマッププール入りが果たせていない「フラクチャー」については「存在を忘れているわけではない」とジョークを交えながら取り上げられていた。
マップ「サンセット」の調整ビフォーアフター
また、リリースから約1年が経過したマップ「サンセット」における3つの調整内容も公開された。
- Bサイトのベースラインでの防衛力の強化
- 破壊不可能な“トラップワイヤー”設置場所の削除
- スパイク設置後のプレイを考慮したBメインの変更
調整前後で「サンセット」は以下のように変化するようだ。
チート対策ソフトウェア「Vanguard」とランク戦のロールバック
※手動BAN、自動検出に基づくBAN、再違反者に対するハードウェアBANを含む。
VALORANTのリリースから現在に至るまで、優れたチート対策ソフトウェアとして名高い「Vanguard」。過去4年間のBAN総数は、チート使用だけで360万アカウント以上(37秒に1回BAN)に対応が行われてきた。
そのため『VALORANT』におけるチート使用者が参加したマッチの割合は「全体の1%程度」であり、平均6試合という早さでチート使用者の検出・アクセス禁止の処置が行われている。
それほど優秀な「Vanguard」だが、チート使用者がマッチに参加していることが明確であるにもかかわらず、試合が中断されなかった経験やそれを目にしたプレイヤーも多いだろう。その理由として「チートを検出した瞬間に対処してしまうと、検出された原因が明確になってしまうため、あえて対処を遅らせている」と動画内では説明されている。
そういった試合に巻き込まれてしまった健全なプレイヤーは、現状泣き寝入り(+ 通報)するしかないのだが、現在開発は「ランク戦のロールバック」実装に現在取り組んでいると発表された。
ランク戦のロールバックとは、チート使用者を含む相手チームに敗北し、使用者が後にアクセス禁止になった場合「失ったRR(ランクレーティング)が戻る」機能である。
また、ニュースページで同日公開された記事「Vanguard x VALORANT」でも「Vanguardの活躍」や「CS版VALORANTでのコンバーター使用者の検出」など、不正行為を行うプレイヤーとの戦いの歴史が語られている。
- タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
- 発売日:2020年6月2日
- 対象機種:PC(Riot Games)
Source:VALORANT
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