プレイヤー体験の改善施策
今回の発表では、既存プレイヤーの継続参加を促す施策が多く盛り込まれた。特にプレステージ関連とクエスト補助の充実はコミュニティから長く要望されてきた内容で、初心者向けの間口を広げる施策も多数発表されている。あわせてSteam版「The Unheard Steam Edition Expansion Pack」の発売も告知された。

現在SteamページはComing Soon(近日公開)の状態で、発売日・価格は未発表だ。内容はガンマコンテナ・拡張スタッシュ・PMCポケット拡張・Arena Ryzhy版・固有近接武器「M48 Tactical Kukri」・固有衣装などを含む。なおSteamのプラットフォーム規約の制約によりシーズンパスは含まれない点に注意が必要だ。
プレステージ要件緩和とPvE対応

プレステージ1〜4の達成要件が大幅に引き下げられ、近日実施予定のアップデートで反映される。現行ではどの段階でもレベル47への到達とコレクタークリア(Kappaコンテナ取得)が必要で、数百時間規模のプレイが求められていた。今回の変更でプレステージ1から3については以下の通り大幅に緩和される。
| 条件項目 | 現行(全段階共通) | プレステージ1(変更後) | プレステージ2(変更後) | プレステージ3(変更後) |
|---|---|---|---|---|
| 必要レベル | 47 | 25 | 30 | 35 |
| 必要タスク | Collector(Kappa取得)など複数 | New Beginning | Tour、New Beginning | Falling Skies、Tour、New Beginning |
| スキル | Strength Lv20、Endurance Lv20、Charisma Lv15(P1~2)、Lv20(P3~6) | 記載なし | Strength Lv10、Endurance Lv10、Charisma Lv7 | Strength Lv10、Endurance Lv10、Charisma Lv7 |
| ハイドアウト | Intelligence Center Lv2、Rest Space Lv3、Security Lv3 | Intelligence Center Lv1、Rest Space Lv2、Nutrition Unit Lv2 | Intelligence Center Lv1、Rest Space Lv2、Nutrition Unit Lv2 | Intelligence Center Lv1、Rest Space Lv2、Nutrition Unit Lv2 |
| 入手アイテム | 20,000,000ルーブル | 10,000,000ルーブル | 15,000,000ルーブル | 15,000,000ルーブル |
プレステージ4以降の具体的な新要件については現時点で未公表だ。また一部の条件については、別の活動での達成や代替方法でのカウントが可能になるなど、一本道の進行への依存を減らす柔軟な仕組みも開発中とされている。ゲーム内でルーブルを支払うことでプレステージ条件をスキップできる機能も検討されている。配信では「簡単にしすぎないで」というコメントに対して「毎日プレイできない人たちにも、私たちは少し愛情を注いであげたい」とNikita氏は語った。
将来のプレステージ報酬については現在も開発中で、コミュニティのアンケートをもとに設計が進められている。支持が高かった報酬は固有衣装(61.01%)・固有外見(49.56%)・固有識別子(40.17%)で、ユニークなビジュアル要素が最優先とされている。なおプレステージ7の実装も計画中であることが明かされた。
PvE版プレステージについても年末の新マップ「End of Line」実装と同時期の導入が明言された。これまでPvEプレイヤーはプレステージに参加できなかったため、実装されれば大きな変化となる。
クエスト補助・UI・初心者向け施策
クエスト所要アイテムの位置をマップ上でヒント表示する「クエスト探索補助(Task Item Find Assistance)」が実装される。アイテムに近づくほどマーカーが濃くなる4段階の仕様で、攻略情報なしでも自力で探せる環境を目指した設計だ。パーティー全体でのキルカウント計上にも対応し、同じタスクを持つパーティーメンバーが敵を倒した場合は全員の進行度が進む。

簡易GPS・ミニマップ系のUI追加も予定されており、脱出口の方向とおよその距離を表示することでマップ暗記への依存が緩和される。新規プレイヤー向けの報酬キット(Beginner / Returnee Kits)や、生存中の味方視点を観戦できるチーム用スペクテーターカメラアイテムの実装も発表された。フレンド招待ボーナスプログラムも追加され、招待者・被招待者ともに特典や経験値ブーストが受け取れるようになる。
またThe Unheard Edition所有者向けには獲得経験値に20%のボーナスが付与され、パーティーメンバー全員にもそのボーナスが適用される仕様が発表された。さらに特権として、USECとBEARの陣営に縛られずにすべてのアパレル(服装)を自由に着用できるようになる機能もプレビューで公開されている。なおレイドの最大パーティー人数はソロプレイヤーへの配慮として現行の5人から4人へ変更される。保険返却の高速化も予定されている。


サイドタスク・トレーダー・夜レイドの見直し
サイドタスクについてはコミュニティから否定的な意見が多かった理不尽なタスクを削除・軽減し、進め方によってルートが変化する分岐型タスクを新たに導入する。トレーダーについては進行状況に応じた割引や品揃えの変化を実装し、アイテム解放をより自然なバランスに改善する。あわせて初心者への配慮として、ハイドアウト序盤レベルの要求アイテム・素材の引き下げ(緩和)も行われる。スポーンを含むルートシステム全体の再調整も予定されている。
夜レイドについては今年中の改善が計画されており、報酬の変化やBlack Divisionが出現するといった要素を加えることでより特別なモードにしたいとNikita氏は語った。同氏によると夜レイドへの参加は全レイドの約1%程度にとどまっているといい、BSGとしてもこの状況を課題として認識している。

装備プリセット・スキル刷新・無料PvE週末
そのほかにも複数の改善施策が今年中に実施される予定だ。装備セットをあらかじめプリセットとして保存できる専用コンテナが追加され、レイド前の準備時間を短縮できるようになる。スキルシステム全体の刷新(Skill system overhaul)も予定されており、現行のスキル成長の仕組みが見直される。また無料でPvEモードを体験できる「無料PvE週末」の開催も今年中に計画されており、PvEモードを試したことがないプレイヤーにとって参入の機会となりそうだ。
なお、長年要望されていたプレートキャリアのカスタマイズ(リグの調整可能化)については「事実上無期限保留」とNikita氏が明言した。既存の大量のプリセット装備を全面的に作り直す必要があるため、現時点での実装は困難と判断されている。
年末にかけては仲間の蘇生システムの実装も予定されている。即死ではなくノックダウン状態になる仕組みで、一定の条件下でチームメイトによる蘇生が可能になる。詳細な条件については現時点で未発表のため、続報を待ちたい。
年末実装予定の新マップ「End of Line」
ICEBREAKERとは別に、年末の実装に向けてもう一つの大規模マップ「End of Line」の開発が進んでいる。ストーリー体験として設計されたマップで、新ボスと新メカニクスの追加も予定されている。公開されたプレビュー画像からは地下トンネル・ソ連時代の地下施設・廃墟化した作業エリアなど、閉所・暗所が中心の構造が読み取れる。



- 地下トンネル・旧ソ連施設・廃棄された作業エリアなど閉所・暗所が中心の構造
- ストーリー特化の設計で、新ボスと新メカニクスが実装予定
- D2バンカーへの接続が示唆されており、既存の世界観設定との繋がりが期待される
- 詳細は現時点で未発表のため、続報が待たれる
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コメント
コメント一覧 (4件)
蘇生要素以外はかなり楽しみなんだけど、それを実装しちゃったらもうソロとは別マッチにしないとまともな戦いにならんよなー
同じタスクを持つパーティーメンバーが敵を倒した場合カウントされるだから上級者が初心者キャリーするには同時進行するしかないんかな
「ゼロトレランス(特に関知しない)」の間違いじゃね?
うおおお楽しみ!