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BFV: 創設者が語る本作へかけたビジョン「ずっと第二次世界大戦の世界に戻ることを夢見てきた」

BFV: 創設者が語る本作へかけたビジョンが公開「ずっと第二次世界大戦の世界に戻ることを夢見てきた」
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ついにその全貌が明らかとなったシリーズ最新作『Battlefield V(バトルフィールド 5)』ですが、シリーズの生みの親の一人で、DICEでクリエイティブ・ディレクターを務めるLars Gustavsson氏が書き下ろした本作にかけたビジョンが公開されています。

第二次世界大戦。それは人類史上最大とも言われる戦争です。

1999年、私を含めたオリジナルの制作チームは、戦車、飛行機、艦船を一つの大きなバトルフィールド(戦場)に投入して、FPSというジャンルの枠を広げるという夢を掲げていました。その時に舞台として真っ先に選ばれたのが第二次世界大戦です。そして完成したのが、「バトルフィールド 1942」であり、私が以来関わり続けてきた旅路の始まりでした。

お気に入りのWW2映画に出てくるようなシーンを、あくまで遊びとして、自分たちのゲームの中で再体験できるというのは、心躍る体験でした。いまや古典とも言えるウェーク島のマップでプレイテストした時のことを思い出せます。私は、艦船や戦車、飛行機、歩兵たちが壮大な戦闘を繰り広げる大地の上を飛び、自分たちの夢が形となったことを実感しました。

以来、私たちは異なる時代を舞台に、異なるテーマを掲げてバトルフィールドの続編を作り上げてきました。けれども本心を言えば、ずっと第二次世界大戦の世界に戻ることを夢見てきたのです。

「バトルフィールド 2」に始まり「バトルフィールド 4」まで続いた現代戦を舞台にしたシリーズの後、私たちは次作の舞台を探し始めました。頭にあったのは第二次世界大戦ですが、同時に第一次世界大戦とこの大戦に対して広まっている先入観に挑戦したいという思いもありました。いま振り返ってみると、「バトルフィールド 1」につながる道を選んだことは正解でした。

そして、ふたたびバトルフィールドの次作を考えるにあたり、第二次世界大戦の世界に戻る機会が現れたのです。当初は、この時代設定のゲームに対する飽きのようなものがあり、私たちは、上陸作戦や著名な会戦など、使い古された感のある描写を繰り返したくはありませんでした。そんな時、バトルフィールド 1のモットー―「語られず、プレイされたことも、見たこともない」が、私たちを手垢のついた設定から解き放ち、本当に面白い内容へと集中することを可能にしてくれたのです。

そして「Battlefield V」が生み出されました。

思いもよらぬ舞台での戦い

「バトルフィールド 1942」での戦場を再度訪れるのではなく、私たちは、他の舞台を模索し、プレイヤーの多くに馴染みがないだろう大戦のストーリーを語ることにしました。

「Battlefield V」のマルチプレイヤーでは、沼地や、橋の上や、運河、瓦礫と化した都市などが戦いの舞台として登場します。いずれも大戦の行方を左右しながらも、歴史から忘れ去られつつある戦場が、皆さんの戦う舞台となるでしょう。

公式発表トレーラーはその良い例で、思いもよらぬような舞台、すなわち大戦初期の北フランスにおける激しい戦いが描かれています。皆さんは、戦略的重要地点である橋のそばに空挺部隊が降下するような、まさに第二次世界大戦というべき瞬間を体験することができるでしょう。ですが、その舞台はエスコー川(スヘルデ川)沿いのイギリス軍陣地に対するドイツ軍の攻勢。歴史に残るダンケルクからの大撤退へとつながる出来事です。

思いもよらぬ舞台が取り上げられるのは、シングルプレイヤー「大戦の書」でも変わりません。「Battlefield V」はスウェーデンのストックホルムを拠点に開発されています。真っ先に浮かんだ思いもよらぬ舞台は、西の隣国ノルウェーでした。ここでは、ドイツ占領下における若きノルウェー・レジスタンスの物語が明らかにされます。物語は、世界を救うための壮大な戦いではなく、もっと身近な、愛する人を救うための戦いとして描かれます。プレイヤーに常に未知の体験をもたらすべく、私たちはストーリーごとに、新たな側面、新たな色彩、新たなゲームプレイを追求しました。

それらの舞台は皮切りにすぎません。「Battlefield V」のサービスが続く中で、皆さんは、壮大な第二次世界大戦の世界における、よりたくさんのマップや体験に触れることができるでしょう。

中隊の兵士たちと共に体験する、進化し続ける第二次世界大戦の世界

「Battlefield V」の世界をめぐる旅は、隊員の一人一人を個性豊かにカスタマイズ可能な「中隊」から始まります。私たちが目指したのは、プレイを通して、皆さんが、自身の中隊の隊員たちやビークルと共に成長するビジョンです。見た目だけでなくプレイスタイルに至るまで好みに合わせた、兵士・武器・ビークルを作成、カスタマイズすることができます。

中隊は、プレイヤーによりパーソナルかつ戦術的な体験をもたらします。プレイするのは自らの部隊の兵士であり、ビークルの見た目も自分の手で変えられます。部隊の男性兵士・女性兵士の顔やユニフォーム、ウォーペイントを編集し、さらに、それぞれの兵科やアーキタイプ、装備を変更して、そのプレイスタイルを設定してください。

かつてない技術発展の時代が生み出した兵器とビークル

私たちが「Battlefield V」で目指しているのは、忠実でありながら、同時に思いもよらぬ第二次世界大戦の体験です。これは、“未知の”内容と“誰もが知る”内容のバランスを上手く取らなければならないことを意味します。兵器とビークルにおいては、特に重要となるバランスです。

私たちは第二次世界大戦の兵器の発展を掘り下げ、歴史に忠実でありながら、ゲームプレイにインパクトを与える多彩な要素をゲームにもたらすため、新しい切り口を追い求めました。プレイヤーはもちろん、この時代の典型的な武器を手にすることになるでしょうが、同時に、V1ロケットのような驚異的な兵器も戦場で目にすることになるでしょう。

「必要は発明の母」と言われますが、第二次世界大戦ではまさにその通りの、かつてない技術発展が見られました。良い例として、戦車において、シャーシは共通のまま、上部や側面の構造物が急速に進化し、特化していった例があります 「Battlefield V」では、これを自走対空砲と同じシャーシの軽戦車が登場するなどの形で、はっきりと体験することができます。

また、私たちは、使い古された舞台で、同じようにステレオタイプなビークルを描写することは避けたいと考えました。それぞれのビークル、兵器、兵士が物語を持ち、そこに至るまでに辿ってきた歴史と経験の重みを感じ、それに興味を持ってもらえるようにしたいと考えています。ビークルは、しばしば兵士たちの“家”であり、絶え間ない戦闘の傷跡を宿していなければなりません。戦時中は、個人的なマーキングや改造もよく見られました。私たちは、プレイヤーが自身の個性やプレイスタイルを示すための全く新しい仕組みとして、この要素をゲーム中に取り入れました。

「Battlefield V」に備えよ

今回の第二次世界大戦を舞台にした新たな開発は、思い返すと大変な道のりでした。私の手元には、今も「バトルフィールド 1942」 「バトルフィールド 1943」で用いた大戦の資料がロッカー一杯に残されています。ですが、私たちはあえて、それには触れないようにしました。新しい道を模索したかったからです。

この新しい切り口に基づく第二次世界大戦の世界を、私たちと同じように皆さんにも面白く感じてもらえるか、私は今、その答えを待ちきれない思いでいます。

結果がわかるのは間もなくです!

「Battlefield V」は2018年10月、Xbox One、PlayStation®4、PCで世界同時発売されます。

『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。

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Source: BFV

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コメント

コメント一覧 (21件)

  • リアルにしすぎたら叩かれるし、カジュアルにしようとして二階からジャンプさせてもありえないって叩かれるとかこれもうわかんねぇな

  • 今まではあり得ないほどCODとBFがかぶるという異常事態が続いていたがこれで住み分けができるしようやくバランスが整うな。

  • これは歴史的に何か言いたいことがあったってことか?
    EAはゲームを通して俺達に何か大切なことを教えたいという可能性が微レ存……?

    そう考察すると、前回のキャンペーンは感動の一言だったけど、今回は色々審議が別れるストーリーになりそうだね。
    というか、vEのモードがCODのゾンビみたいに、何かしらのチャレンジに挑んで行くタイプなのかな。
    それがそのままストーリーになるみたいな。

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