Bungieが、これまで『Destiny 2(デスティニー2)』から削除してきたキャンペーン・デスティネーション・レイドをゲームに戻す作業に着手したと発表した。復帰したコンテンツは『Destiny 2』の全プレイヤーが遊べるようになる。スタジオヘッドのPoria Torkan氏と、プロダクト責任者で『Marathon(マラソン)』ゼネラルマネージャーのJosh Deane氏が連名の公式ブログで、失った信頼を取り戻すための一手として明かしたものだ。
- 3行まとめ
- Bungieが『Destiny 2』の削除済みキャンペーン・デスティネーション・レイドの復帰作業に着手
- 復帰後は全プレイヤーが対象。「光の超越」以降の変更に合わせた更新が要るため詳細は今後数か月で
- 「Destinyは終わらない」と新体制が明言し、信頼回復に向けた4つの約束を提示
「Destinyは終わらない」新体制が語った現状
発表の場は、Bungieが現地時間9月21日に公開したブログ「The Next Chapter for Bungie」だ。スタジオ全体の現状とこれからの方向性を、新体制のトップ2人が語る内容になっている。Bungieは30年以上ゲームを作り続けてきたが、ここ数年でそれを見失い、「信頼を失い、素晴らしい同僚を失い、最も優先すべきプレイヤーを見失った」と認めたうえで、新しい経営陣としてその責任を引き受けるとしている。
『Destiny 2』については、最終コンテンツアップデート「Monuments of Triumph(モニュメント オブ トライアンフ)」を告知した際にコミュニティが強く反応したことに触れ、「その声は重要で、あなたたちの動きは実際に影響を与えた」としている。そのうえで両氏は、『Destiny(デスティニー)』を「Bungieの将来にとって土台となる」存在と位置づけ、語るべき物語も築くべき世界もまだあるとして、「Destinyはまだ終わっていない」と明言した。
Bungieは6月に人員削減を発表し、『Destiny 2』が期待に届かなかったと認めていた(詳細記事)。今回のブログは、その後の新体制が信頼回復に向けて具体策を示した続報にあたる。
復帰するのはキャンペーン・デスティネーション・レイド
Bungieは、コンテンツ保管庫(DCV)に送って遊べなくしてきた『Destiny 2』のキャンペーン、デスティネーション、レイドをゲームに戻す作業を始めている。対象は特定の拡張やパスの保有者に限らず、『Destiny 2』の全プレイヤーが遊べる形になるという。
Bungieは、これらの体験を取り除いたことがプレイヤーの信頼と『Destiny 2』を楽しむ気持ちに長く影響を残したと認めている。『Destiny 2』はコンテンツそのものだけでなく、プレイヤーが仲間と思い出を積み重ね、長く続く友情を育んできた場所でもあった。すでに下した決定は変えられないが、その影響を認め、Destinyの歴史の重要な部分を復元することで埋め合わせをしたいとしている。

「古いファイルを戻すだけでは済まない」時間がかかる理由
ただし、復帰は単純作業ではないとBungieは釘を刺す。「光の超越」以降に『Destiny 2』へ加えられた変更のため、ライティング、エンカウンター、敵、その他の基盤システムを更新する必要があるという。この作業には時間がかかるが、復帰するコンテンツを現在の『Destiny 2』と同じ安定性・ゲームプレイの基準に合わせるために必要な工程だとしている。詳細は進捗に応じて今後数か月のうちに共有していく予定だ。
Bungieはこの復元を、Destinyの遺産を称えて未来を築くための最初の一歩と位置づけている。過去を取り戻すことを土台に、新しい物語やゲームへ作り直していく構想があるという。
Bungieが掲げた4つの約束
信頼はブログや動画、リリース1本で取り戻せるものではないとしたうえで、Bungieは自分たちを測る基準として次の4つを挙げた。
- Destinyの過去を敬い復元しつつ、より強固な長期的な未来を築く
- 『Marathon』を進化させ、コミュニティを広げて持続可能な未来を築く
- 開発の優先順位に関する透明性を高める
- 特に計画が変わったときに、より一貫して情報を伝える
運営面でも、優先事項の簡素化、競合する取り組みの削減、意思決定をゲームを作るチームの近くへ移すこと、成功の測り方をプレイヤー満足度に重きを置く形へ変えること、といった変更をすでに実施したという。これらの約束に対する進捗は、コミュニティチームと報告の形を整え、DestinyとMarathonの次の大型アップデートに合わせて示すとしている。
なお同じブログでBungieは、『Marathon』が「期待した数のプレイヤーに届かなかった」と認め、脱出シューターの枠を超えた「より深いサバイバル体験」へ進化させる方針も示している(詳細記事)。
コンテンツ保管庫に送られていたキャンペーン・デスティネーション・レイドは、『Destiny 2』の全プレイヤーに向けて戻ってくる。「光の超越」以降の変更に合わせる作業があるため時期は未定で、具体的な内容は今後数か月のうちに共有される。まずはどのキャンペーンとレイドから戻るかの続報を待とう。

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Source: bungie.net
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